近々無くなってしまう池袋三越の通り向こうに古くからある老舗のたい焼き屋がある。
おじいさんとおばあさんがやっている小さなお店だ。
黙々と只たい焼きを焼き続けて幾星霜な感じのお店の佇まいが好きだった。
なによりその味は格別!
しっぽまで餡が詰まっているのはもちろんのこと、皮は外がパリパリ中モッチリと絶妙な感触が好きだった。
さすがに夏場の暑い時期はあまり食べることがなかったが、秋から春先にかけてそのお店の辺りを通り過ぎると、ボクと相方さんどちらが言い出すまでもなく、自然と足が向いてしまうよぉ~な馴染みのお店の一つだった。
すでに冬のよぉ~な寒さを感じるよぉ~になった先日、久々にそのたい焼き屋を訪れると佇まいが変わっている...。
薄暗かったお店の雰囲気が妙に明るいのだ。
中を覗くとおじいさんの姿はない。
たい焼きマッシィ~ンも新調したのか妙に綺麗だ。
おじいさんの代わりになんかやる気のない若人が2名たい焼きマッシィ~ンの脇に腰掛けている。
イヤな予感がした......。
しばらく待ってたい焼きマッシィ~ンから出来立てのたい焼きがでてきた。
ホカホカのたい焼きを持ってボクと相方さんは近くの公園でガブッとがぶついた。
基本はしっぽからである。
パリパリっといういつもの触感にしっぽまで敷き詰められている餡。
いつもと同じだ!よかったよかったと安堵したのもつかの間、大事な身のとこはチョロチョロっと餡が入っているだけで、ほとんど小麦粉である......。
なんぢゃこれは!?!?
こんなのここのたい焼きではない!
やはりあのおじいさんの繊細なテクニックは継承されていないのか?
というか、そもそもおじいさんはどぉ~したのか?高齢だったんでリタイアせざるをえなかったのか?
都内のどこのたい焼きよりも好きだった池袋三越前のたい焼きはもう食べられなくなってしまったらしい...(;;)ハラリ。
そんな馴染みのお店の味が無くなったかと思うと、また新たなお店を発見したりもする。
世の中よくできているものだ。
池袋西口から要町に続く一本のまっすぐな道がある。
通称『乱歩通り』というらしい。
この道は家に帰るまでのちょっとした散歩にちょうど良い。
夏場は暑いのでなかなか歩く気しないが、先月辺りからまた散歩するようになった。
ちょっと見ない間にこの道にも、つぶれたお店、新しいお店の変化がある。
新しい所では、アクアショップやラーメン屋、そしてハンバーガーショップ。
ボクと相方さんが目を付けたのはハンバーガーショップだ。
丸井のところの交番の前辺り。一階がやたらと昭和映画黄金期の映画館のような派手な看板があるので目立ちづらいが、そこの二階にそのハンバーガーショップができていた。
Oatman Dinerというお店、もともとは川越で営業していたらしい。その2号店というわけだ。
いわゆるアメリカァ~ンなハンバーガーを食べさせてくれるお店である。
この手のお店は以前エントリーしたことがある。
以外と好きなKUA AINA。
だいたいメニューは同じ様な感じだ。
先日ボクが食べたのは四種のチーズとマッシュルームのハンバーガー。
相方さんはチーズベーコンハンバーガー。
予想通りボリューミーだ。
味は美味しい。
が、お店の雰囲気も含めて全体的に特徴がないといえばないか...(^^;)ハハハ。
Baker Bounceのようなまるで肉の粗挽き!?というほどビーフパティに特徴があるわけでもなく。
ARMSのようにお店自体のイメージがいいわけでもない。
また、KUA AINAのポテトのようにサイドディッシュに特徴があるわけでもない。
でも、味はいぃ~から万人受けはするんだろぉ~けど。
ちなみにボクはまた行きたいと思ったが、相方さんはそれほどでも...という評価のよぉ~だ...(^^;)ハハハ