昨日、ついにATOK for iOSがリリースされた。
プライベートではATOK PassportでMac、Windows、AndroidとATOK環境なのでiOSでもなんとかプリィ〜ズと熱望していたボクである。
とにかくiOS7になってからのユーザ辞書が見えたり消えたりで使いモノにならず、iPhoneではなんとか設定弄くりつつ使えても、iPadでは鳴かず飛ばずでボクの環境ではユーザ辞書が使えないという状況だったのだ。
なので、iOS8でサードパーティ製のIMEが利用できるようになると知り、これはかなりの期待をせねばなるまいっ!ムフゥ〜と鼻息荒げたボクなのである。
当然のことながら、会社帰りにリリースのニュースを知り即ポチダウンロード。
iPhoneで設定を済ませて弄りだし、ほぉほぉ〜......んっ??
腰を据えて貪ろうとカフェに入ってiPad Airにダウンロード&弄び............んんっ????
いきなり否定から入るのはボクの趣旨に反するンでちと整理して書いてみる。
【ATOK for iOSに期待していたこと】
- 変換候補選択に余計な手間をかけずに済む変換精度
- ATOK Syncによる他デバイスとのユーザ辞書の同期&各種ATOK辞書のダウンロード
- ATOK Passportの範疇での購入
【ATOK for iOSのよかところ】
- 変換精度はまずまず
- カーソル移動ができる
......ヲイっ!?ほかはどぉ〜したっ!?!?
【ATOK for iOSの残念なところ】
これは想定外というかそんなこと大前提でしょ!とハナから思ってなかったんでかなりショックだった部分。
- インライン入力ができない。変換が確定するまではATOK表示部分の変換フィールドに文字が入力される仕様
- インライン入力ができないことで必然的に外付キーボードは非対応
- iPadではキーボードの分割ができない
これだとiPhoneでの使用はまぁ〜変換精度がいいしフリック入力くらいだから、慣れれば使えそぉ〜かなと思えるモノの、iPadではちと難しい。
なにより、もしこれが十分想定内の機能であれば、iPadに外付キーボードを装着して機能性を犠牲にしても余りある入力デバイスとして使えるンぢゃなかろぉ〜か?と淡い期待を抱いていたのだ...(; ;)ハラリ。
ATOK for iOS購入する前にSimejiあたりでこの辺を確認しておけば良かったと悔やんでも悔やみきれないのである...。
インライン入力ができないのはどぉ〜やらiOS8の仕様とのことなんでAppleさんになんとか解放してもらうことを願うしか無く、基本的な部分が未対応なショックの方がデカくて他はもはやどぉ〜でもいいっちゃいいのだがいちおう。
- ATOK Syncは使えない
- for iOSはATOK Passport適用対象外
サードパーティー製のIMEの使用にあたっては『フルアクセスの許可』とか大層な判断を確認してくるんで外部との通信を許可してるのかと思いきや、ATOK Syncは使えません。
ちょっとしたことだけど、既存のATOKユーザを取り込みたいならせめてユーザ辞書の同期くらいはやってもらいたかったなぁ〜。これじゃぁ〜スタートダッシュできないよなぁ〜。
と思いつつフト気付く。Google日本語入力のiOS対応が遅れるとかいうエントリーをどっかで見かけたんだけど、この辺の対応がネックなのでは?あれはクラウド辞書前提みたいなもんですもんね?
これはさらにどぉ〜でもいぃ〜ですが、Atok Passportユーザも置いてけぼりです。対象外です。
ちなみに、iOS標準のユーザ辞書からATOK for iOSに直接登録するのは無理なよぉ〜ですが、ATOK辞書形式のテキストファイルを作ってiTunes経由でATOK for iOSにテキストファイルを送り込み、一括登録することは可能です。
ボクはこのエントリーを参考にMacのユーザ辞書を移行しました。
iOS標準キーボードの登録単語をMac経由でATOK for iOSへインポートする - Qiita
これでとりあえず変換環境はなんとかなります。
という感じで、iPhoneでの使用がメインでユーザ辞書に困っている貴兄にはインライン入力と引き替えに1,500円出す価値があるかどうか?というのが現バージョンのATOK for iOSの判断基準という気がするのです。
後、iPadでのソフトウェアキーボードしか使わんモン!という貴兄でも満足はできると思います。
もっと快適な入力環境が欲しいンぢゃぁ〜〜〜っ!!という貴兄には、ジャストシステムさんには手に負えない制限があるようなので、Appleさんに重い腰をもっとあげていただくのをまだしばらく待たないとならないかもしれません…(^^;)ハハハ。
ATOK for iOS
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化