ボクが小学生時代、うちの父は単身赴任だったため平日は不在で週末になると家に帰ってくるという生活だった。
父母ともに外食好きだったので、週末になるとよく街の洋食屋に連れて行かれたものだ。
実家の街にはなぜか洋食屋、洋食が美味しい喫茶店が多かった。
典型的な地方の第三、第四くらいの街であり、『文化』の薫りなどというモノよりも『産業』の臭いしかしないような街なのに、洋食に恵まれた街だったのだ。
その週末の洋食屋で、ボクはオムライスだのナポリタン&ミートソース、ハンバーグやグラタン、ヒレカツ、ポタージュスープにチキンバスケットといった洋食の味を舌に記憶し、テーブルマナーを覚えて育ったのである。
ボクは箸はいまだにまともに使えないが、小学生の頃からちょっとしたナイフ&フォーク使いだったのだ。フハハ。
そんなボクが大学に入学し上京して一人暮らしを始めた際に、最初に探したのが洋食屋である。
さぞかし本場?東京の洋食屋は美味しかろぉ〜と。
大学時代から社会人の初期にかけてのほぼ10年は新宿をターミナルとする私鉄沿線で暮らしていたンで、新宿の洋食屋にお世話になった。
中でもいまだに訪れることになるのは『新宿アカシア』である。
restaurant Acacia 洋食屋 新宿アカシア
思い出の味、新宿アカシア
新宿アルタの裏側の路地に一見ひっそりとお店を構える新宿アカシア。
店内は昔ながらの重厚な佇まい。
お店一番のメニューはなによりもまずロールキャベツである。
はじめてアカシアのロールキャベツを食べてビックリしたのは、ロールキャベツのスープがクリームシチューだったからである。
実家で出てきたロールキャベツといえばコンソメスープが定番であり、シチューにロールキャベツが入っているという組み合わせが衝撃だった。
じっくり煮込んだキャベツはトロトロで、中身のミートはちょっとクセがある。
このロールキャベツといろんなコンボが楽しめるアカシアには、新宿沿線から離れて山手線の反対側の虹橋がかかる箱庭の街へ移住するまで大変お世話になった。
ちなみに、箱庭の街で暮らすようになってからは、銀座のグリルスイスにお世話になることとなる(笑)
銀座スイス 公式ホームページ 元祖 カツカレー発祥の店
元祖カツカレー!
しばらくアカシアから遠ざかっている間に羽田空港第二ターミナルにアカシアが出店していることを知る。
アカシア 羽田空港第2ターミナル店 - 羽田空港第2ビル/洋食 [食べログ]
ちょいちょいお世話になります。
ちょうど仕事でも地方に行く機会が増えてきたこともあり、ANAを利用するときには再びアカシアに立ち寄る機会が増えてきた。
そんな中、この羽田空港第二ターミナル店の店長とボクの元部下が海友達という繋がりがあることを知り、先日その元部下の投稿のコメントやりとりで、ついに店長と遭遇!?
『今度お越しの際は是非、「コウスケ出せ」と声をかけて下さいー。』
と仰るのでこれは次回是非直談判せねばっ!!!と心に決めたのである。
して、先日。
急遽東京出張となり、帰りにアカシア羽田空港第二ターミナル店に立ち寄りまずはお食事。
この日は朝からなにも口にしてなかったんで、ロールキャベツを大人食いの2貫と豚ミンチカツのコンボ!
相変わらず美味しぅ〜ございます。
完食後、『コースケ出せぇ〜〜〜っ!!!』と店員さんに言ってみたところ、『コースケいねぇ〜〜〜っ!』との悲しいお返事…(^^;)ハハハ。
この日はお休みだったよぉ〜でござます。
店長いないんで、優しい店員さんとちょっとお話ししてこの日は小松空港に向けて飛び立ったのでありました。
店長がいたらこの際是非聞いてみたいこと&御願いしたいことがあったのです。
まず聞いてみたいこととは、
『ロールキャベツ』のレシピって変わりました???ということ。
昔、新宿に通っていた頃は自分的には十分美味しいンだけど、ちょっとコンビーフみたいなクセがあるというか、薫りが若干ついているというか、特徴的な味がしてた記憶があるんですが、最近のロールキャベツはクセが無くなって非常に食べやすくなっているような気がしておりまして。
歳のせいなのか、レシピのせいなのか???
それと是非是非御願いっ!なのは、
『鱈とキノコのクリームコロッケ』を是非是非復活してっ!御願いプリィ〜ズ(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ。
先日も店員さんに聞いてみたんですが、メニューから無くなったということはやっぱりあまり出て行かないメニューなんですよねぇ?
でも、あの鱈とキノコの味が溶け合った他のお店では味わえないクリームコロッケの味が忘れられないのです。
是非是非、コアすぎる一ファンの願いでしかありませんが、復活のご検討のほどよしなにっ!
また都内出張の際には『コースケ出せぇ〜〜〜っ!!!』とお伺いさせていただきます(笑)