以前、こんなエントリーを書いた。
特に中学時代の同級生となるとなおさらである。
鼻水垂らした小学生はさすがに卒業したものの、思春期を迎えた中学男子というモノはそれはそれは恥ずかしい行動をとるイキモノである。
ほぼ頭の中はピンクの花園。理科の教科書で受精・受粉を目にしただけでも想像力豊かな中学男子であればオカズにできるくらいの逞しい生存能力を持つイキモノ、それが中学男子である。<以下中略>
同級生というモノは、そんな自分の恥をさらしながら同じ空間を過ごしてきた相手である。
いわば、ケツの穴まで知られてしまっている(ちなみに精神的なケツの穴です。)ような相手に対して、『家族』や『教室』『学校』といった共同体から無事に巣立ち、『社会』という共同体で暮らせるほどの社会性を身につけてから、またコミュニケーションをとるようになるということほど、恥ずかしくて仕方がないことはない。
よぉ〜はヲトナになってある日突然同級生と繋がるということは、ボクにとっては非常ぉ〜に恥ずかしいことであるというお話である。
これがまた、最近似通ったパターンが立て続いて発生しているのだ。
同級生以外のパターンである。
それは、新入社員時代の諸先輩方との思いもよらない再開である。
金沢に来て、これまで以上に全国の地域会社との連携が多くなり、前担当での行脚以上に飛び回る機会が増えた。
先日は大阪の関西会社に打ち合わせで出向いたら、突然横の方から、
『お前、なにしとん?』
どこかで聞き覚えのある声...一瞬頭の中真っ白である。
目線を上げると、新入社員時代にパソコンの使い方から社内の事務処理を手取り足取り弄り倒された大先輩!?
今日は今日で、今日明日の二日間合宿会議をするために全国の地域会社から現場責任者が集うよくワケがわからない会議があり、 会議が行われる会場でウロウロしていたら、
『ボク?ボク??間違って入ってきちゃったのかなぁ?ココはこれからおじさんたちが会議するところだよぉ〜???(笑)』
とどこかでこれまた聞き覚えのある声.........ボクの周りの時間が確かに止まった瞬間である。
振り返るとこれまた新入社員時代にひたすら弄り倒された大大先輩が当時よりもさらに神々しい頭の 光沢度を増してニンマリとしていらっしゃる。
同級生と同様、新入社員時代に散々世話をかけた諸先輩方というのは一瞬にして当時の上下関係に精神状態をスイッチさせる魔力を帯びているものである。
ボクが優等生で全うな社会人人生を送っていたのならともかく、当時を振り返るとガキの戯言のようなことを平然と吐き散らし、へんに調子付いてトガってたりしていた頃の自分を知られている相手ほど、気恥ずかしいことはない。
その当時のお世話になった諸先輩方が不思議なことにみんな全うに偉くなっていて、自分もまたそれなりのポジションになっての再会となると、これまた非常に恥ずかしいものなのだ。
あんなボクがこんな立場でお歴々の面前に顔をお出しするヨォ〜になってしまって大変面目次第もございません。末席で構いませんので今度はご迷惑おかけいたしませんので、ご相伴に預からさせていただきますと...(^^)ハハハ。
しかし、縁というのは不思議なのだ。
ある意味こんな社会人になってしまったのも、そもそもは諸先輩方に弄り倒された影響かもしれない。ちゃんと先輩として当時のボクを更生させてくれていれば、もっと全うな社会人人生を送れていたかもしれないのに...。
というか、あの人らがあのキャラでなんでエラくなれたのかも不思議なのである(笑)
と、明日も引き続き恥ずかしい時間が続くのであるなぁ〜と気が重い博多の夜更けなのである。
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