ちょっと前まで、生まれも育ちも関東人だったボクは今年初めて北陸の冬を経験する。
まず関東人にいっておきたいっ!!
日本全国、『西高東低』が晴れだと思うなっ!!!
夏に金沢に移住してかれこれ6ヶ月目。
初めての12月、初めての北陸の冬本番である。
秋口くらいまでは余り気にしていなかったが、11月下旬頃からだろうか?
テレビの天気予報で『西高東低の気圧配置で〜』という言葉を良く耳にするようになり、これまでの根っからの関東人の感覚だと、ピッカァ〜ンと晴れ渡り、空は高く、キンキンに乾燥するイメージしか持ち合わせていない。
当然のことながらその感覚で北陸で生活するとエラい目に遭う。
北陸では、西高東低はピッカァ〜ンではないである。
ではなにか、嵐、嵐、嵐。
どんよりと日本海から押し寄せる雲と中部から続く山脈から押し流されてくる雲が立ち籠め、空はあり得ないほどに低い。
海からの強風と山からの山颪で傘をどちらに向けて差したらいいか解らない。
むしろ傘など差さない方が身のためである。
降っては止み、降っては止み、途中ちらっと晴れ間が見えたからといって油断してはいけない。
歩き出したすぐさままた雨である......。
♪冬がはじまるよ♪
♪ホラ また 僕の側で すごくうれしそうに♪
冬がはじまるよ
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暢気にそんなこといっている余裕は北陸人には無いのであるっ!!!
声を大にして一か月前までのボクに言いたいっ!
北陸の冬をなめんなっ!!!
たとえば、空から降ってくる固形物について区別が付くだろうか?
雨、雹、霰、霙、雪......。
雨、雹、霙、雪くらいは関東人のボクでもわかる気象現象である。
だいたいが雨か雪、それと雨と雪が混ざった霙くらいがせいぜいだ。
それに最近の異常気象でゲリラ豪雨とともに雹が降るくらいか?
こちらに来て普通に降るモンが一つ増えた。
『霰』である。
あ・ら・れ。
ウィキペディアさんによると、
霰(あられ)は、雲から降る直径5mm未満の氷粒である。
5mm以上のものは雹(ひょう)として区別されるが、違いは大きさだけである。落着時に、跳ねる。
ということだ。
正直、この半月以内でこれまでの人生での霰経験以上の霰を経験した。
あり得ないことに、霰が積もるのである。
こうまでして、霰が降り続いて、なにゆえ雪にならないのか意味がわからない。
しかし、金沢が地元のメンバーに聞くといつも通りのことのようで、なんら慌てる体でも無い。
霰もありえないが、ここ数日の強風はまるで嵐である。
台風が接近したときよりもビュゥ〜ビュゥ〜すさまじい嵐が吹きすさぶ。
霰の強風は吹雪とは言わないモノなのだろうか??
会社もたいした台風でも無いのに安否確認している割には、実感的にそれ以上の強風が吹きすさぶここ数日に安否確認など全然していない。
こんな関東人にはあり得ない天候であろうと、地元のメンバーはなに喰わない顔で『寒くなってきましたねぇ〜』と軽く言う程度である。
いやはや、北陸の人間は逞しい......。
夏よりも冬が好きなボクだったが、冬がキライになりそぉ〜な北陸の初冬体験なのである。
しかし、冬将軍本番はまだまだこれからという......いやはやコワイコワイ(T^T)(涙)