幸せってなんだっけ?
フト思う。
そぉ〜いえば、最近『達成感』を伴うよぉ〜な『ヲレ、やったったでぇ〜〜〜ッ!!!』的な幸福感から遠ざかっている......。
対外的な自己顕示欲を満たすようなことが無い反面、非常にプライベートな部分で幸せを感じるようになった。
例えば、うちの小春さんの朝起きたときと帰ってきたときの挨拶。
朝起きて、小春部屋兼実質的にボクの書斎扱いでも良いよね?作戦発動中の部屋に入ると、うちの小春さんはクレートから起き上がり、腰振りダンスをしながら朝の挨拶をしにボクの椅子の袂へやってくる。
挨拶をしにというか朝の挨拶をせがみにくる......。
テンション上がってバタつきたいのに我慢してお座りながらブルブルしているうちの小春さんの喉をなでながら、『おはよぉ〜さん』と朝の挨拶をするワケだ。
朝の挨拶が済むと一目散にリビングに駆けだしていくうちの小春さん......。
また、寒い夜長のうちの相方さんの絡み方にも冬ならではの幸せを感じる。
我が夫婦の夜の基本フォーメーションは『ボクが右腕でうちの相方さんに腕枕をしながら寝る』というものである。
基本、うちの相方さんの頭がボクの右腕に載っかっているわけだ。
それが、どういうタイミングなのか気分なのかわからないが、うちの相方さんは、たまにボクが差し出した右腕の上ではなく、右の脇の部分に頭をガシッ!とはめ込んで寝入るときがある。
甘えてゴロにゃぁ〜ンという感じではなく、脇の窪みにちょうど彼女の頭が合体するかの如くガシッ!!とはめ込んでくる......。
おかげでいつもよりも右脇周辺が妙に暖まるのである。
とともに、ボクはガシッ!!!とはまり込んだ彼女の頭を包み込むような体勢を取ることになる。
と、いつのまにか、雌と代わる代わる卵を温める雄ペンギンのような気分になってくるのだ。
ちゃんと孵化するまでこの頭卵を大事に温めなければならないのだっ!ムフゥ〜ッ!!
と妙な使命感を勝手に帯びながら、彼女の頭卵を必死に温めるのである。
嗚呼ぁ......冬の寒い日にこの我が家のベッドの上はなんて幸せなんだろぉ〜かぁ〜と勝手な妄想で夢うつつになっているところを、
♀『あ゛ぁ〜っつぅ〜〜〜』
と包み込んでいるボクの右腕を払いのけて、反対側を向いて寝息を立てるうちの相方さんなのである......。
そんなつれないうちの相方さんの背中を眺めながら、次はいったいいつガシッ!!!!と頭を合体させてくるのだろうか?
と次回の合体を夢見つつ、夢うつろになっていくボクなのでございます......。