北陸新幹線開通に伴い、北陸本線が第三セクター化されるというこの時期、北陸本線を名残惜しみに直江津まで電車に乗ることを目的にワザワザ京都からムーな方がいらっしゃるということで、今更ながらのムーな集いの新年会なのです(笑)
直江津巡業の前日、集ったのは『くろ屋』さん。
転勤直後、右も左も解らないなか、お客さんに連れて行って初めて『桶』というモンを体験させていただいたのがこのお店でございます。
その後、いろいろと食を巡る市内の旅を経験いたしまして、実はこの『くろ屋』さん、最近では繁華街の有名店が有名になりすぎてたりして行き辛い面があり、地元の方々が移ってきているという人気店とのこと。
たしかに、駅方面とはいえちょっと離れたところに位置してるんで、解りづらいですが予約しとかないとなかなか入れないお店でございます。
そんなこんなで、時間通りにムーな方々が集ったので定刻スタート!
何はともあれ、まずは桶です。今回は三名様だったんで中桶。
寒ブリ、水蛸、車鯛と日本海のお魚たちの宝石箱でございます。
酒の肴になまこポン酢なども。コリコリの食感がたまりませぬ。
いたるさんでも名物料理でしたが、出汁巻き玉子。
くろ屋さんでもこの明太出汁巻き玉子に限らず出汁巻き玉子だけでも数種類の品揃え。
大衆居酒屋の定番なんすかね?
この辺から、徐々に白飯が喰いたくなってくるボクなのです(笑)
出汁巻き玉子とともに、次から次へと常に各卓に運ばれて行ったのが、この五郎島金時のイモ天!
これも名物メニューのようでした。
加賀名産の五郎島金時を輪切りでは無くゴツゴツブロック切りしたモノに、フリッターみたいな衣の天ぷら。
五郎島金時のほくほく感もよいですが、衣のカリカリサクサク感がたまらない一品です。
そして、今回驚異の一品がこちらっ!能登牡蠣のかき揚げ!!!
牡蠣フライならいざ知らず、牡蠣の天ぷらでも無く、かき揚げです。
牡蠣の味が十分染み渡った一品。
これはたまげました。こんなに美味しいかき揚げがあるとはっ!?
是非是非、ランチで牡蠣のかき揚げ丼でも出していただきたいっ!!!
そして、今回驚異の一品の二品目がこれっ!ビーフシチュー!!!
このくろ屋さん、マスターのご両親が富山県射水市で洋食屋さんを構えているそうで。
この洋食亭いしくろの名物メニューのビーフシチューがくろ屋さんでもいただけるのです。
ごろごろとした塊の牛肉がはいっとりますが、箸でも切れる柔らかさに煮込んであります。
デミソースの絶妙さがたまりません。
あぁ〜白飯喰いたいっ!となんど心の中で絶叫したことか...(^^;)ハハハ。
このビーフシチュー、ただし限定20食!!ということもあり、出てくるまでさらに煮込み時間がかかるようで、なかなか出てきません。
なので、ビーフシチュー目当ての方が席に着いたらまずは最初にビーフシチューを注文しましょっ!
そんな金沢の居酒屋メニューに舌鼓をうちながら、いつものコトながら業界の来し方を憂い、行く末に夢を描きながら盛り上がるのですが、結局のところ、
『一見恵まれた環境にいるようでありながら、うちらの最大の欠点はいざ冷静に周囲を見渡すと実行部隊がいないことであるなっ!!!フハハっ(爆)』
といつもながらの結論にいたるのでございます(笑)
飯飯と騒いでいたボクの胃袋はここでは満たされず、御輿に行きたいとのムーな方々のご要望にお応えし、〆は御輿でらーめんなのです。
何度も食したのこの御輿のらーめんですが、この日衝撃的な事実を発見っ!?
これまで、どぉ〜せ喰うなら『特濃』だろうっ!と多かろう良かろうとの安易な結論に至っていたボクなのです。
なので注文するのはいつも特濃中華蕎麦。しかし、おいしいもののどぉ〜も味が濃い。
そらそぉ〜です。特濃なんだから...(^^;)ハハハ。
この日はすでに特濃が売り切れており、普通のスープ敷かなかったんで、渋々普通の中華蕎麦を注文。
でてきたスープを一口飲むと、これまで感じてきた過剰さ感が全くなく、豚骨のまろやかさと魚介の風味がバランス良いなんともステキなスープの味っ!!!
ここ、御輿さんでは特濃よりも普通のスープが絶品さんですってっ!(笑)