金沢B級グルメの全国区というとやはり金沢カレーになるだろう。
以前、ボクもこんなエントリーで触れている。
いわゆるルーがドロッと揚げたてのロースカツが載っている基本的な金沢カレーを提供しているお店は市内に数多存在する。
カレーと言えば、普通に金沢カレーのお店に行ってしまうくらいには金沢人になってきたボクではあるが、突然CoCo壱番屋が無性に喰いたくなるときもあるのである。
ましてやインドカレーのお店など......。
がっ!?そんなインドカレーのお店もしっかりと存在するのである。
駅前FORUSにあるインドダイニングシャルマ。
いわゆるインドカレーのインド料理屋さんではあるが、今回は駅前を離れて観光客はおそらく足を伸ばさないあたりにあるお店を紹介!
人が賑わう東口の反対側、昔は『駅裏』との蔑称もあったという西口を出て、まっすぐ県庁方面に伸びている金沢市内でもひときわ広い50m道路をひたすら西念2丁目まで進むと道路沿いにそのお店は存在します。
お店の名前は『ドラゴンカレー』(笑)
アイキャッチの写真の通りドラゴンのイラストが出迎えてくれるこのカレー屋さん。
金沢では貴重なインドカレー屋さんの一つです。
池袋ではいたるところで見かけたインド人もここ金沢ではなかなか見かけません。
しかし、このドラゴンカレーはインドの方々が本格的なインドカレーを提供してくれるのです。
ただ、わざわざ駅からちと離れたこのお店を紹介するのはそれなりの理由があるワケで。
本格インドカレーとは言いながら、ここのカレーはなんともいいあんばいで日本人の味覚に合わせたカレーなのでございます。
なので、ちょっと行き辛いところにあるにもかかわらず、老若男女問わず食事時にはお客さんが入っており、常連さんもついている、そんな味には安心できるお店です。
ランチメニューはこんな感じ。
こちらはカレーメニュー。
一品メニューも取り揃えてございます。
はじめて訪れた時に食べたのがこのタンドリーチキンセット。
トマト系のカレーのかかったタンドリーチキンに牛すじブラックカレーが付いたランチセット。
インド料理屋はこれまでけっこう通ったモノの、このようにタンドリーチキンにカレーがかかったモノは初めて。
しっかりとヨーグルトが染みこんだジューシーなチキンにスープのようにカレーが絡まり、より味わい深いタンドリーチキンになっています。
ちなみに、単品で頼むタンドリーチキンはこんな感じで出てきます。
これはこれで香ばしくて美味しいんすけどね(笑)
それとセットに付いているこの牛すじブラックカレーがなかなか他ではお見かけしません(笑)
一口食べると最初は牛すじ煮込みのような味わいで、後からカレーらしいスパイスが効いてくる一品です。カレーのスパイスに牛すじのトロトロな甘みが加わり、口の中は幸せに満たされます。
また先日行った際には、メニューの一番頭に書いてあるこのメニュー。
『ここだけでしか食べられない』とやたら主張してくるんで、前から一度は食べねばっ!!!と思っていた牛カルビとドライカレー。
カレー炒飯というよりも、カレーピラフ的なドライカレーに甘辛く焼かれた牛カルビが載せられています。
もはやカレーなのか?というような、どちらかというと『和』なお弁当テイストな料理です(笑)
牛すじカレーもそうだけど、ここでは牛肉の調理の仕方が和風な感じがしますなぁ〜。
それが、インドと和食の妙なコラボになってて日本人の味覚に妙ぉ〜にあうような。
ボク自身はまだ、普通のカレーを頼んで無かったんで、うちの相方さんが頼んだココナッツチキンカレーをご紹介。
スープのようなさらさらのカレーですが、ココナッツとはいえタイカレーの感じと全く異なり、ココナッツの甘みとカレーのスパイスと、和風出汁の旨味のようなモノが溶け合っており、かなり旨いカレーでございました。
と、なにを食べてもここは旨いっ!と申し上げます。
金沢で金沢カレーよりもインドカレーが喰いたいノッ!!!という貴兄は是非ちっと駅から足を伸ばしてこのドラゴンカレーを訪れてみてください。
絶対に足を伸ばした甲斐は感じられると思います。
おまけ。
ここではその昔、高知はひろめ市場での集いの際に市場内のぜんざいとインドカレーのナンを組み合わせて高知の姫が作り上げた、餡ナン!?がメニューとして存在するのですってッ!?
高知の餡ナンの想い出が懐かしく、さっそくこのアンコナンをお持ち帰りいたしました(笑)