新年度を迎え、今月はなぜかお魚よりも洋食寄りの金沢食べ歩きなのでございます(笑)
先日紹介した金沢の老舗洋食屋『グリルオーツカ』さん。
ハントンライスをはじめなかなかB級グルメが楽しめるお店ですが、実は香林坊交差点界隈にはもう一つの老舗洋食屋さんがあるのです。
香林坊交差点を片町方面に渡り、一本目の路地を左に入ります。そのまま歩くと柿木畠商店街。
この柿木畠にはこれも以前紹介した鞍月用水が整備されて流れており、お散歩コースとしてはオススメのルート。
蛇ノ目寿司さん辺りから先がチョイと整備がされていて小綺麗です。
そんな鞍月用水のせせらぎを聞きながらまっすぐ歩いて行くと右側にある洋食屋さん。
『グリル中村屋』さんがあります。
老舗の洋食屋さんですが、改装してそう年月も経っていない感じで、店内は昭和ではありません(笑)
こんな感じで小綺麗な佇まい。
ここの名物は『皿カツ丼』と『コキール巻』とのこと。ちなみに上の写真はメニューにあった『皿カツ丼』の写真。見た目だけだとかなり謎っ!?!?
なんかの拍子で女将さんと会話することになり、いろいろ聞いてみると。
先代のお爺ちゃんが始めてから75周年になるとのこと。
もともと和菓子屋さんだったらしく、その後近所のお役所さんとか会社さん相手に仕出しを始めたのがきっかけで現在まで続く洋食屋に至ったそぉ〜です。
名物の『皿カツ丼』も仕出しでカツ丼とかを配達していると、カツ丼の汁でご飯がベタベタになっちゃうのをどぉ〜にかならないかと先代が考えて、元和菓子職人らしく葛をいれて餡かけにしてみたのがきっかけとのこと。
餡かけだと配達中も冷めにくく、ご飯のベタつきも緩和されるんで、それが評判になっていってこのお店の名物料理になったよぉ〜です。
もう一つのコキール巻もただのクリームコロッケぢゃないもんをということで、衣がサクサクのまま食べられるようにクリームを豚肉で巻いて、食感を大事にしているとのこと。
でも、女将曰く『和菓子職人のお爺ちゃんだから味付けが他と違ってやっぱりちょっと甘くなっちゃうんですよ』とのこと(笑)
ということで、今回は初めてなんでできるだけいろんなモンを食べ比べてみよぉ!
と洋食盛り合わせをオーダー。
かなりなボリュームですが、左から海老フライ、魚フライ(今回はサーモン)、コキール巻、ポークソテーが一皿に盛られた洋食盛り合わせでございます。
名物料理の謎の食べモン『コキール巻』がこちら!
衣の内側に豚バラが敷かれていて、なかに玉子のクリームソース。女将が言っていた通りちょいと甘めの味付けです。これなんなんだろ?コーンの甘みっぽい感じ。
最初の一口はビックリしたけど、この若干の甘みがクセになりそうな味ですなぁ〜。
これもボクの金沢B級グルメリストにいれとこ(笑)
衣が細かくしっかりしてるんでどれもこれもフライはサクサクの食感が楽しめます。
衣はサクサクでなかの具はジューシーというフライもんのテッパンです!
次回はもう一つの名物料理『皿カツ丼』に挑戦ですかねぇ。
後もう一つ気になるのが、『ナポリタンスパゲッティ』!
ここではいわゆるナポリタンは『イタリアンスパゲッティ』で、そのイタリアンスパゲッティにクリームソースをかけたのが『ナポリタンスパゲッティ』とのこと!?
謎だけに食べてみたいっ!!!
あ゛っ!?そぉ〜いえば新潟のご当地B級グルメに『イタリアン』てのあったよなぁ〜。
たしか焼きそばにクリームソースかけてるとかなんとか???
そんなこんななまだまだ謎な料理が控えているこの『グリル中村屋』さん。
まだまだ通わねばなりますまいっ!!!(笑)