北陸新幹線開業がボクの日常生活に弊害をもたらした最たるモノは、近江町市場内のもりもり寿司の営業時間変更である。
2月のこのエントリーの最後で触れた通り、もりもり寿司は新幹線利用客(特にビジネスマン)目当てに営業時間を早朝から16時までと変更してしまったのである。
おかげで会社帰りにちょいと小腹を満たしに近江町市場に立ち寄ることがこの2ヶ月の間出来なくなってしまったのだ...(T^T)(涙)
なので、しばらくちょいとお寿司から遠ざかっていたのだが、先日何の気の迷いか同じく近江町市場のエムザ口近くにある『かいてん寿し大倉』に立ち寄ったのである。
ちなみにこのお店は初めてでは無い。
以前にも一度足を運んだことがある。なのにその後立ち寄らなくなったのは、最初にお邪魔した際にシャリの大きさが苦手に感じたのだ。
ボクはお寿司のシャリはチョイと小振りくらいがちょうど良い。最初に行ったときの大倉さんのシャリは結構大きめに握られていて、しかもしっかり握ってあったよぉ〜に感じた。
なので、お皿の数以上にお腹が膨らみ、ちとここ苦手かも???と感じてしまったのである。
なのになぜ?もりもり寿司は閉まってるし、駅のすし玉まで行くのも面倒くさいし...大倉さんは夜もやってるんだよなぁ〜ということで久々に足を踏み入れたのである。
がっ!?最初に結論を申し上げておくと、大倉さんごめんなさいm(._.)m
ボクは勘違いしていたかもしれません。それか、前の職人さんがヘタだったのか???
シャリはボク好みの小振りで、口の中に入れるとホロホロと広がる程度の握り方、もぉ〜これなら申し分ございませんm(._.)mm(._.)mm(._.)m
大変、もぉ〜しわけございませんでした。
ということで、今回あらためましてのご紹介なのである。
場所は近江町市場メインストリートのエムザ口を入ってすぐ。
店先に『〜かいてん寿司大倉の歴史〜』とあるように、チェーン店では無く40年コツコツと地元の信頼を得て続いている個人経営のお店です。
地元の評価も高いと言うことで、昼間はけっこう行列が出来るときが多いです。
ちなみに金沢の回転寿司はどこもたいていそぉ〜ですが、ベルトコンベアがカウンターの周りに回っていても、そこからお寿司を取ることはまず無いです。
各自職人さんに食べたいネタを注文しましょう!
この日は珍しくマグロ舌になっており、まずはまぐろ三種盛り。
右から大トロ、中トロ、中落ちの三貫。
大トロ、中トロはまずまず。大トロは筋張ったところが無く、きめ細かい脂がそこかしこに散りばめられた逸品です。
ってかトロよりも絶品だったのが、中落ちの軍艦っ!
赤身にしか思えない部位にもかかわらず、口に入れるとトロのようなまろやかさに満ちあふれた逸品でした。
金沢来て、マグロ!って気にもならないと思いますが、お腹に余裕があったらぜひぜひ。
続いて、日本海三種盛り。
左から活バイ貝、地物甘エビ、すずきさん。
このあたりは金沢で寿司食べるなら必須です。
この日のバイ貝はご立派。肉厚で大きめのネタでした。刺身盛りやお寿司でもこれくらいの大ぶりでバイ貝をだしてくれるところはあまりありません。とっくりやさんは別ですが(笑)
それに甘くてトロトロな甘えび。
すすきさんは見事な白身のお刺身で、プリップリで身が引き締まったホント活きがいい!とわかる新鮮なネタでございました。
小腹を満たしにということだったんで、この辺で帰ろうと思いきや、シャリの出来が全然前回と違ってボク好みになっていたんで、急に本格参戦モードになり、その後単品をいくつか...(^^;)ハハハ。
こちらはぶりトロ。
もぉ〜さすがに寒ブリといったブランドモンではないものの、やはり日本海といえばぶり。
まだまだ美味しぃ〜ぶりがいただけます。
まだまだ脂がのってましたネッ!
ホントはいわしが食べたかったンですが、この日は売り切れ。
ホント金沢のお寿司屋さんではいわしがよく出ます。それだけ、こちらのいわしのお刺身は都内では信じられないほど美味しぃ〜ンです。
なので、かわりにあじ!
いわしの代わりといっても、あじもあじで都内で食べるあじなんかとは全然違います。
最後はちっと仕事のかかる金目の炙り。
金目の炙りに玉ねぎ&パプリカ、そしてドレッシングがかかったマリネのようなお寿司です。
金目の脂のコクよりもマリネっぽい味わいでお口サッパリ口直し系ですなぁ〜。
ということで、ちょっとした誤解でとおざかっていた大倉さんですが、もりもり寿司の代わりに小腹が空いたときのちょい立ち寄りに十分使えるクオリティを改めて実感いたしました。
これからまたしばらくお世話にならせていただきますm(._.)mm(._.)m