金沢市内在住の方であれば、TVを見ていると昼夜を問わず突然現れる料理の達人バリな『仙桃』のCMを御覧になったことがあるだろう。
『でも仕切るのはワタシダヨォ〜〜〜ッ!』
と名物女将、高仙桃さんが最後を締める近江町いちば館2階にある広東料理&香港飲茶のお店『仙桃』のCMである(笑)
この仙桃さん、近江町いちば館という立地の良いところにあるという点もあるだろうが、金沢市民に人気のお店である。
でも、どちらかというと年配の方が多い(笑)
観光客も海鮮モノに飽きた感じのグループとか。
店内はテーブル席が6つほどと奥の方に座敷がある。
よく中国系の団体客が奥の座敷でワイワイガヤガヤやっている。
ここは庶民的な雰囲気のお店ではあるが、本格的な中華を楽しめるお店である。
平日ランチセットはこの中から。
ランチセット以外にも中華の定番メニューのセットもる。
と紹介しておきながら、これらランチの味見をボクはほとんどしたことがない(笑)
というのも、ボクがこのお店に足繁く通うのは明確な目的があるからである。
それは、この『担々麺』!!!
お腹がめっさ空いているときや、午後に備えてパワーランチをいただくときには『担々麺・餃子セット』に半炒飯をプラスするのがボクの流儀である。
なによりこの担々麺が絶品なのだ。
胡麻の風味がしっかり効いたスープに挽肉と搾菜の細切れを炒めた具。
それに喉越しの良い中華屋さんのらーめんらしい細麺。
まずは出てきたら、そのままの状態で食すのです。
その味わいは担々麺というよりも、胡麻出汁らーめん。
胡麻の香ばしくもほんのり甘い芳醇な味わいが口の中に広がります。
そのまま全部完食してしまってもいいくらい、この胡麻出汁らーめんとしても完成されています。
しかしっ!?そのままでは担々麺としては完成されません。
思う存分胡麻スープの味を堪能したら、この仙桃特製辣油を数滴。
この特製辣油も美味しいものの、なにせ辛い!
ボクには辛すぎるのです。
以前、女将の仙桃さんになんで担々麺なのに辣油を分けて出すのか聞いてみたところ、
仙『ミンナ担々麺スッキ!でも子供辛クテ食ベラレナイネェ〜。ダカラ、辣油分ケテダシタヨ。子供モ満足ネッ!コレ、ワタシの発明ネッ!!』
とのことだった。
なるほど。でも辛味を抜いても食べられるモノにするには辣油の旨味が無い状態でもちゃんと出汁を効かせたスープにする必要がある。
そういう意味ではやはりこの担々麺は完璧なのである。
辛味は苦手で、辛すぎると気を失う可能性が高まるボクとしてはこの特製辣油はあくまで数滴。
小皿の1/5程度の量で十分である。
それでも、特製辣油で旨味が増した担々麺はさらに食欲をそそり、あ゛っ!?という間に完食へと誘うのである。
この『担々麺』は他では味わえない逸品です!!
半炒飯は時間帯によってなのか気分によってなのか、鮭を使った鮭レタス炒飯か、チャーシュー使った普通の炒飯かその時々で変わります(笑)
この日は鮭レタス炒飯。
パラパラに焼き上がった炒飯も男子の胃袋を満足させてくれるひと皿でございます。
こちらは、担々麺・餃子セットについてくる餃子。
モチモチの皮にくるまれた餡には味が付いており、醤油とかお酢とか出してくれません...(^^;)ハハハ。
たしかにそのままでも味が付いてるんで美味しぃ〜ンだけど、できれば酢醤油に付けて食べてみたいなぁ〜と心の中では毎回要望しているのですが...いつの日かきっと醤油を出してもらうのだっ!!!
と、そんなこんなの仙桃さん。
海鮮モノに飽きてちっと口直しをお考えの貴兄は是非是非!!!