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ジメジメな金沢から避暑を求めて軽井沢へ!
我が家の夏休みは『避暑』に恵まれたことがない。
うちの相方さんが海が苦手なんで、もっぱら旅行は高原だのの山方面が多いのである。
しかし、伊豆高原だの志賀高原だの日光の山の方だの、これまで旅行した高原で
♂♀『こいつぁ〜涼しくて気持ちえぇ〜のぉ〜〜!』
と避暑を満喫出来たためしがない。
時には『涼』を求めて遠路遥遥北斗星に乗って北海道にまで足を伸ばしたこともあるが、北海道に上陸するやいなや『観測史上最高気温更新!!!』だとかの記念すべき気象状況で、
♂♀『都内よりも暑いじゃねぇ〜かっ!?』
という目に遭う始末でなのである......。
そんな避暑に恵まれない我が家の今年は軽井沢に白羽の矢を立てたのである。
軽井沢といえば避暑のメッカ!ここで避暑を味わえなかったら、この時期の日本列島のどこで避暑を満喫できるというのかっ!?!?
と、我々は鼻の穴を開ききって鼻息荒く、ムフゥ〜〜〜ッ!!!と軽井沢に向かったのである。
御盆も終わり、平日になった午前中の金沢駅は先週までの狂騒はどこ吹く風、平穏な日常を取り戻したよぉ〜である。
金沢から軽井沢までははくたかで一本!
北陸新幹線がで来たおかげで、金沢からは気楽に軽井沢まで行くことができるよぉ〜になりました。
でも、はくたかさんだと軽井沢までは各駅停車なんですねぇ...(^^;)ハハハ。
軽井沢から先、東京までは停車駅が少なくなります(笑)
軽井沢まではほぼ2時間。
軽井沢駅を下車して北口へ。
北口脇には旧軽井沢駅舎が。クラシックですなぁ〜。
駅前の軽井沢銀座通りをまっすぐ北に歩きます。
この青々とした空っ!北陸の空とこうも違うのかっ!?とばかりに発色のよい『青色』がボクらを出迎えてくれます。
しかも、湿度が低いっ!!!金沢だと春先と秋口の本の3,4ヶ月程度しか味わえない清々しい天候です。
嗚呼、これが『避暑地』というモノなんですね。
実は本店は実家の太田市!?軽井沢各地に蔓延る『腸詰屋』さん。
まずボクらが昼食にと目指したのがココ!
『腸詰屋』さんの軽井沢1号店。
軽井沢ではかなり幅を効かせているというソーセージ、ハムのお店。
ここではイートインもできるというのでまずは店内に。
入り口を入ると左側がお土産コーナー。右側のスペースがイートイン用のテーブルで、奥に注文用のカウンターがあります。
まだ、お昼前だったのにすでにテーブルは空きが2つ程度。
イートインのメニューはこんな体。
ボクはドイツ風ハムステーキの『バインシンケンセット』。うちの相方さんはパイナップルに釣られて『バイエルンステーキセット』を注文。
こちらが『バインシンケンセット』。
ザ・ハム!!といった感じのなんの飾り気もないハムハムしぃ〜味(笑)
付け合わせのこれはイチジクの煮たモンかですかねぇ〜。これをのせて食べると美味しゥ〜ございます。
焼きたて、アツアツのパンがこれまた美味しい!
パンorライスはたいていライス派なボクですが、この旅ではひたすらパンを食いまくりました(笑)
こちらはうちの相方さんが頼んだ『バイエルンステーキ』。
テリーヌみたいなお肉のすり身に厚切りベーコンを巻いた感じ。
こちらの方がバインシンケンよりもジューシー。
そして、オマケで頼んだ『ジャーマンポテト』!
ホクホクのじゃがいもにコンビーフとソーセージ、その上にたっぷりチーズがかかっています。
これだけでもお腹きつくなるボリューム(笑)
ソーセージが美味しゥ〜ございますなぁ〜。
普段安いソーセージを食べ慣れてるんで、この手の手の込んだソーセージだとこれだけで満足してしまいます(笑)
とりあえず、お腹を満たして旧軽井沢方面にぶらり散歩旅なのですが、この後道中至るところにこの『腸詰屋』さんがあるはあるは!?
全部で5店舗くらいあったんぢゃないでしょか!?
どんだけ稼いどんすかっ!?と半分呆れながらも、同級生から驚愕の事実を知らされ......。
なんとこの『腸詰屋』さん、本店はボクの実家のある群馬県太田市にあるとかっ!?!?
Google先生にさっそく聞いてみたら、たしかに本店太田市...(^^;)ハハハ。
美味しかったけどなんか貴重さ加減が一気に消滅いたしました(笑)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
軽井沢銀座から旧軽井沢に向かって散策です。
そんな『腸詰屋』さんの驚愕の事実を聞いて、半分アゴが外れつつも旧軽井沢に向かってぶらり旅なのです。
とにかく避暑!避暑!!避暑!!!
こんなに避暑地らしい天候に恵まれたことのない我が家の二人は、なぁ〜んもないただの道を歩いているだけでもテンションが上がっていくのです!
ただ道を歩いているだけでも、森林浴出来そうな深い緑と色の濃い青い空!!
道中、こんな看板にチャチャを入れつつ、
『ハイハイ、がんばって目指してねっ!』
旧軽井沢の入り口に到着です。
旧軽はこの日も大混雑です。
志村どうぶつ園で訪れたハリセンボンはるかの写真が飾られていたり(笑)
軽井沢にマーライオンを発見っ!?したり。
ちなみに水は吐き出していませんでした(笑)
新鮮な空気を胸一杯に吸い込んで森林浴したり。
なんか避暑しとりますなぁ〜と実感しながら旧軽通りを制覇です。
涼を求めて『ミカド珈琲店』のモカフロート
そんなこんなぶらぶらしていると、さすがに涼しくてものどが渇くのです。
うちの相方さんが一度は喰っておきたいと仰られていた『ミカド珈琲店』のモカソフト。
お店のカウンターは店の中に入り込んでの行列が続いております。
2階には席がありそうなんで2階で小休止。
2階は店内とテラスにテーブル席がけっこうありました。
並んでモカソフト食べるくらいなら、店内でゆっくりすれば良いのにと思うくらい、店内は席が空いてます(笑)
2階に続く階段には『ミカド珈琲店』創業時の写真が飾られてます。
そして、モカソフトではなくのども渇いたんでモカフロートをご注文。
珈琲の味というか珈琲牛乳みたいな感じのモカソフトですなぁ〜。
これはこれで美味しいけど(笑)
クラシックホテルな重要文化財『旧三笠ホテル』
ミカド珈琲店で小休止した後は、途中まで戻って『旧三笠ホテル』へ!
カラマツの生い茂る道を歩いて行くと木々の間からクラシックな建物が現れます。
こちらが1980年に重要文化財に指定されたという『旧三笠ホテル』。
すべて日本人の手で設計・建築を行った当時は『軽井沢の鹿鳴館』とも呼ばれていた西洋ホテルとのこと。
館内へはこのエントランスから入って見学が可能です。
スリッパに履き替えてね!
なんか、以前泊まった箱根の富士屋ホテルみたいな感じですなぁ〜。
ベッドが小さいんで、寝返り打ったら落ちちゃいそぉ......。
明治建築を堪能した後は、三笠通りを旧軽に向かってまたぶらりぶらりと森林浴なのです。
歩き回っても汗が垂れてこない。
普段の金沢の湿気たるやっ!?!?といった感じ。
やっぱりこの時期の軽井沢は過ごしやすいですなぁ〜。ちなみにこの三笠通り沿いにはご立派な別荘がそこかしこに建ち並んでおりました。
時間調整のつもりが結構はしゃいだトリックアートの美術館『旧軽井沢森ノ美術館』、ホテルに向かい中軽井沢へ!
まだ、ホテルのチェックインまで時間があったんで時間調整のつもりで立ち寄った『旧軽井沢森ノ美術館』。
当初、なぁ〜んだっ!子供だましかっ!!!と斜に構えて館内に入ったモノの、いつの間にかはしゃいでいる大人ふたり(笑)
ホントはもっといろいろ写真撮ったんだけど、顔出しするとうちの相方さんにシバかれるンでこの程度で...(^^;)ハハハ。
軽井沢駅まで戻って、ホテルのある中軽井沢まで。
いやぁ〜ホントこの日は天気に恵まれました。
こんな青い色した空は久しぶり。
やっぱり北陸は空気中の湿気が多いから空気中の色合いも散っちゃうんでしょうねぇ〜。
こんなハッキリした色はこの一年まず見かけません。
そんなこんなで、軽井沢駅を後にしてしなの鉄道に乗って中軽井沢まで移動です!
ドーミー倶楽部軽井沢でお待ちかねのフレンチディナー!
中軽井沢駅でホテルのお迎えバスに乗って本日の宿へ。
うちの相方さんがいろいろ調べた中で、口コミの評価が高かったという『ドーミー倶楽部軽井沢』。
ドーミー?と聞くと日頃出張でお世話になるドーミーインが脳裏をよぎり、あの夜鳴きそばと温泉のドーミーインと「リゾート地と口コミ評価」というのがなかなか結びつかなかったンですが、Wikipediaによるとやはりここ『ドーミー倶楽部軽井沢』はドーミーグループのリゾート部門のホテルとのこと。
このプチホテル風な外観とビジネスマン御用達のドーミーインのイメージが全然結びつきません(笑)
ここの口コミの高さはディナーの本格フレンチ料理とのことのようで、ディナーを楽しみにチェックイン後はお風呂に入ってその時を待ったのです!
こちらはその時のコース料理のメニューです。
冷製、温製のオードブルが色取り取りでワクワク感を演出します。
こちらがまず冷製オードブル。
左上から反時計回りで、まずは桜肉とこうねの胡椒味噌ソース。
馬肉の赤身とたてがみ部分の脂身のこうねが交互にならんでます。
馬肉は普通に子供の頃から食べてたけど『こうね』って初めて。
臭みが無く、牛刺しのような感じで口の中でとろけていきます。
モッツァレラチーズとズッキーニのサラダ。
トマトとモッツァレラチーズはテッパンですなぁ〜それにズッキーニが加わるとモッツァレラチーズの味の深みが増します。
これなんだったかなぁ〜なんかのスモークハムなんだけど...(^^;)ハハハ。それとピクルス(笑)
こちらはドイツ料理のアイスバイン。
アイスバインて固まりみるとウ゛ェッ!?ってなるけど、こうしてサイコロ状に切り分けられていると食べやすくてよいですなぁ〜。
スモークマグロと辛味大根添え。
マグロのスモークです。さすが山の国(笑)
マグロをスモークでなんて贅沢なのかもったいないのかわかりませんが、燻製の香りに満ちたマグロというのもなかなか美味しゥ〜ございました。
こちらは海老とアボカドのカクテル。
この組み合わせもテッパンです。まずいはずがございません。
一口で終わっちゃうのがなんとももの悲しぅ〜ございます...(^^;)ハハハ。
そして、パン!お昼の腸詰屋さんのパンも焼きたてて美味しゥ〜ございましたが、こちらのライ麦パンとバゲットもホント美味しゥ〜ございました。
おかわり自由とのことなんで、おかわりをご所望(笑)
よぉ〜やく温製のオードブルのご紹介。
こちらは3品でした。
左から、信州サーモンの味噌焼。
包まれている紙を広げると信州サーモンがっ!?
ってか信州サーモンてなに???という貴兄も多いでしょう。
ボクも今回初めて知りました。
信州サーモンという名前だからといって、信濃川を遡上してくる鮭ではございません。
Google先生によりますと、虹鱒を改良して3倍にでっかくしたヤツとブラウントラウトを掛け合わせたバイオテクノロジーの賜なんだそぉ〜でっ!?
人工的に食用とするために作られた種というか一代限りというコトみたいなんで、繁殖できないみたいだから種ではないんでしょうが...。
味は鮭というよりも、川魚みたいにアッサリとしてきめ細かい身の食感です。
身がピンク色だからほとんど鱒みたいな感じ?
浅漬け生姜と甘えびの天ぷら。
天ぷらというよりもフリッターみたいな感じ。
これは衣に味が付いているんでそのまま食します。
関東で山の方にいくと必ずでてくるのが湯葉。
こちらでも湯葉いただきました。湯葉と野沢菜の煮付けです。
湯葉って美味しいですよねぇ〜。なににして食べても美味しゥ〜ございます。
金沢舌になってしまったボクにはちと醤油がキツめに感じましたが...(^^;)ハハハ。
本日のスープはカリフラワーのカレースープ。
口の中が優しくなっていたんで、ここらでバシッとスパイスで引き締めてくれました(笑)
オモシロかったのが、中央部に浮いているお米大のパスタ。
プニュプニュ感がオモロイ食感でした。
そして、いろいろ野菜サラダ梅ソースで。
梅ソースでサッパリ&ガーリックチップスかと思いきや、リンゴを軽くあげたモノが乗っており、この味が意外性を醸し出しておりました。
メイン料理は牛ロースのグリエ。
手前から、大根おろし、ブルベーリー、わさび味噌の3種のソースで楽しめます。
お肉は当然のことながら柔らかく、ロースなのにヒレみたいな食感。
ソースはどれで食べても美味しいですが、大根おろしとわさび味噌の合わせ技が最強ですっ!!!
最後のご飯モノ。
ボクは五穀米のそば味噌ばん茶漬け。
五穀米の焼きおにぎりの上にそば味噌が載ってます。
その上からおばん茶をぶっかけて、おにぎりとそば味噌を崩して召し上がれっ!
これは日本人的にはサイコーなおもてなしですなぁ〜。
焼きおにぎりもそば味噌もおばん茶も、それぞれが自分の役割を心得ておりまして、もぉ〜お腹きついっすよぉ〜と情けないことをいっているボクの胃袋も一口、口にした途端に目が覚めたようです。
そば味噌のコクとおばん茶の渋みのコンビネーションがサイコーだぁ〜〜〜ヽ(^0^)丿
ちなみにうちの相方さんは洋風焼リゾットラタトゥーユ風味でした。
こちらも美味!
して、最後の最後はデザート。
マロンアイスとミカド珈琲店の珈琲で〆でございます。
本格フレンチ!というよりも和洋取り揃えた創作料理といった感じのコースメニュー。
でも、どれもこれも満足のいく料理でございました。
ここ、『ドーミー倶楽部軽井沢』の口コミ評価が高いのもほとんどが料理の良さみたいでして。
それは実感出来たディナーなのでございます。
ということで、二日目に続きます(笑)