北陸で蕎麦というとやはり本場は福井の越前蕎麦なんでショォ〜なぁ〜。
まだ食べたことないんですけど。
富山には富山ブラックというご当地ラーメン文化が存在するし。
そんな両県に挟まれている石川には両県ほどはっきりとした麺文化が実は存在しないのではないか?
と思う今日この頃なのでございます。
金沢で蕎麦食いたい!と言ってもこれまでピンとくる蕎麦屋に出会えておらず...。
我が家の近くに大藪というお蕎麦屋さんがあるのです。
週末は駐車場に入れない車で道路上に車の行列ができるほどの繁盛店。
でも、正直蕎麦文化圏で育ってきたボクとしては普通の信州蕎麦以外の何物でもない。なんならチェーン店のそじ房の方がコスパ高いんぢゃなかろうか?というくらいの味なのだ。
なんであんなに人気なのかわからない。それほど金沢には美味いっ!という感じの蕎麦屋さんがないのだろぉ〜なぁ〜と思っていたのでありました。
それが、ひょんなことから知ったこのお店、『蕎麦やまぎし』さんで、金沢市内にも美味しぃ〜お蕎麦屋さんがあるらしい!と知ったのです(笑)
このやまぎしさん、駅近ではあるが、駅前通りから一本路地を入ったところにあるんで、わかりづらい。
お店の構えもこのヨォ〜にシンプルなので余計にわからん。
というか、そもそも昼間しかやっていないという割り切りのよさなのである(笑)
店内もこじんまり。L字型のカウンターは5人でいっぱい。隣に4人の座敷だけという間取りである。
シンプルで清潔感はあるが、お店の中も割り切りのよさが滲み出ているのである(笑)
メニューもシンプル。
蕎麦屋さんだけに蕎麦のみである。天ぷらとか酒の肴とか蕎麦以外の余計なものは一切ない(笑)
基本は、そば殻を取った『白』とそば殻付きの『田舎』、それに迫力のこれまで見たことのない『田舎粗挽き』の3種類にそれぞれ普通とLの2種類の量の違いだけ。
しかも、蕎麦はみな十割蕎麦というこだわりようである。
連れと一緒に、とりあえず種類を分けてシェアしよぉ!ということで、白と田舎粗挽きを注文です。
こちらは白。
蕎麦以外には大根おろし、ねぎ、たくあんにそばつゆのみ。
まさに『蕎麦』を味わえたまへ!というシンプルさである。
みずみずしくてツヤッツヤな白の蕎麦。
実は十割蕎麦となるとあまりイィ〜思いがなく。都内でこれまで食べてきた十割蕎麦は、ボソボソですぐに切れてしまうか、逆に硬くシメすぎてなに食ってんのかわからないもんだったりと...。
しかし、ここやまざきさんの十割蕎麦はそんな懸念を払拭するどころか、蕎麦本来の味わいを楽しめながらも、二八蕎麦のヨォ〜にのど越しでも味わえるかなりの十割蕎麦でございます。
これはうまいっ!金沢で初めてうまい蕎麦を発見っ!!!とテンション上がります(笑)
そしてこちらが田舎粗挽き。
出てきた見た目からして、インパクトありすぎ。
これナンね???と頭の中にクエスチョンマークがそこかしこに現れます。
ほとんど芋ケンピ並みの太さです。
これはのど越しでは味わえません。
まさに、噛んで食べる蕎麦。
これはこれで蕎麦がきのヨォ〜な蕎麦の味をダイレクトに味わえる逸品です。
そばつゆで食すのもイィ〜ですが、カウンターに置いてある珠洲の塩をちょっとつけて食べたり、醤油をたらして食べるほぉ〜が個人的にはこの極太の十割蕎麦は美味しく味わえます。
そして最後はお楽しみの蕎麦湯。
もぉ〜トロットロのプルンプルンでございます(笑)
ちょっと残したそばつゆに蕎麦湯をドバァ〜っと。
ただただ蕎麦のみを味わうシンプルな蕎麦屋さん。
それが蕎麦やまぎしさんなのでございます。
これは、職場からちと遠いですが、昼休みにちょいちょい通いたいお店なのでございます。