今年の夏以来、俄に賑々しくなった定額制音楽配信サービス。
本ブログでも何度か触れてますが、秋も終わろぉ〜としている今日この頃、未だにボクはこの定額制音楽配信サービスというものに対して、♪ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね♪なのでございます。
今回の♪ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて♪な誘惑は、Apple MusicアプリのAndoroid版がリリースされたということ!
これは、これまでiTunesで音楽を管理してきたiPod以来のヘビーユーザとしてはある意味画期的なことなのです。ハズです。かもしれません...。
iTunesで音楽を管理していて、かつiPhone or iPadでしか持ち歩きませんっ!というユーザであればどぉ〜でもいぃ〜ことですが、iTunesに音楽ため込んできたんだけど、スマホはAndroidなんだよねという貴兄は、ボクも2年前までそぉ〜でしたが、iTumesの音楽ファイルをAndroidに転送して楽しむにはちっとした影ながらの苦労が必要だったのです。
MacとAndroid機をiSyncrを経由して同期させるとか、その間なぜか同期から落ちてしまうファイルをまぁいいか!と諦めながら我慢して使うとか...(^^;)ハハハ。
そんな苦労を重ねながら、初代Xperia〜GALLAXY NEXUSまでなんとかiTumesとAndroidを同期させて使ってましたが、Apple MusicをAndroid機にインストールさえすれば、そんな手間暇をかける必要がないのですっ!
理屈上!おそらく、多分...。
なぜなら、Android機からiPhoneに変えてからのこの2年の間に、AppleはiTunes Matchでほぼ全てのマイライブラリをクラウド上に!とボクの音楽ライブラリも雲の上に召し上げられ、Apple Musicのサービスインでボクの音楽ライブラリにさらにAppleの音楽ライブラリも自由自在と。
なんとNo Music No Lifeな民には夢のよぉ〜な世界でございましょう!
古いAndroid機でもApple Musicは使えるのかっ!?
ということで、Mac、iPhone、iPadといったApple製品間ではシームレスな音楽体験を出来ていたところに同様にAndroid機でも愉しめる世界がついにやってきたのかっ!と喜び勇んで、ほぼ電話とSMSしか使っていない手持ちのGallaxy Note2にApple Musicをインストールしてみたのでございます。
ホーム画面にGoogle Play MusicとApple Musicのアイコンが並んでおります。
世界は確実に良い方向に向かっていると実感する瞬間でございます。
Apple MusicをタップするとまずはFor Youの画面。これはiOS版と同じ立ち上がり。
プレイリストの画面に移ってみると......とにかく初回のライブラリの読み込みが遅い......。
これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
ひたすら30分以上待っているとよぉ〜やく現れました。
テキストだけ...(^^;)ハハハ。
でも一応、ボクのクラウド上のプレイリストは全部あるよぉ〜です。
がっ!?例えば一番最初にあるAC/DCのプレイリストをタップすると、中身は空っぽ!?
これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
また数分放置プレイにしておくと順繰り順繰りに読み込んでいきます。
これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
AC/DCのプレイリストのアートワークが表示されたんで、タップして中身を見てみるとちゃんと曲も表示されました。
ボクのGalaxy Note2のパワーではApple Musicを起動させて聴きたいプレイリストが表示されるまで確実に3分は必要とします。
これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
音楽を聴くまで、いちいち3分近く待たされるアプリなんていったいダレが使うだろうか?ボクは絶対に使わない。
が、これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
さらに、アプリの作りなのかボクのGallaxy Note2の容量の問題なのか、一度ダウンロードしたライブラリ情報が保存されずに、起動する度にリストの中身をAppleのクラウドに取りに行っているような挙動なのである。
一旦読み込んだリストはキャッシュしておいてくれないと、これでは使いモノにならない。
ただ、これはきっとボクのGalaxy Note2がひ弱な二昔以上前の機種だからということであって欲しい。最新機種ならきっとスムーズ......であって欲しい。
ダメならGoogle Play Musicでもいぃ〜ンぢゃねっ?
実はApple MusicのAndroid版リリースよりも先にもう一つの興奮を味わっていたボクでした。
Google Play Musicがリリースされて、ご多分に漏れず脊髄反射で登録してしまったボクなのです。
いったいいくつ音楽配信サービスに入会してるんだッ!という感じですが、AWAは素直に退会し、LINE MUSICもしばらく残してましたが、結局邦楽の最新ヒットはほぼ聴かないということで、これも退会。
結局現時点で残っているのはApple Music、Google Play Music、KKBOXの3つのサービスなのです。
Google Play Musicも定額制音楽配信サービスではありますが、その特徴はAppleのiTumes Matchと同様に自分の音楽ライブラリをクラウド上に保管してストリーミングで聴けるということ。
しかも、保管できる曲数は50.000曲!!!
すでにAppleのクラウド上にもボクの音楽ライブラリはあるんだから何の意味が?とも思いますが、これはこれでオモシロい使い方があるのです。
当然のことながら、Googleが提供する音楽ライブラリだけを楽しむコトも可能ですが、自分の音楽ライブラリをアップロードすることで、自分の音楽ライブラリを楽しむ環境が広がります。
アップロードする音楽ライブラリはiTunesのライブラリももちろん対象。
アップロードするにはGoogle先生が提供するMac用もしくはWindows用のアプリ、ミュージックマネージャを使います。
これも当然のことながらDRMがかかっているファイルはアップロードできません。
が、iTunesストアで購入した音楽でも最近のはDRMフリーなんで問題なし。
iTunesストアサービス開始当初のものはDRMかかっていたんでアップロード不可ですが、ボクの場合地道に購入し直したりしてたんで、約29,000曲のライブラリの内、アップロード出来なかったのは300曲くらい。
まぁ〜DRMついてる曲はそれほど聴いてる曲じゃないンでいぃ〜かと。
となるとこのGoogle Play Musicのなにがいぃ〜かというと。
ミュージックマネージャを常駐アプリとして音楽ライブラリの母艦であるiMacさんに常駐させておくと、ほぼ自動でiTunesストアで購入した音楽ファイルが勝手にGoogle Play Musicにも同期されて聴くことが出来るのです。
どぉ〜いうことかというと、
- iPhoneなりiPadなりMacbookなりのiTuneストアで音楽を購入
- 同じAppleIDでログインしている他のデバイス上のiTumes(今回の例だと音楽ライブラリの母艦であるiMac上のiTumes)で他のデバイスで購入した音楽ファイルを自動ダウンロードの設定をONにしときます。
- どのデバイスのiTumesストアで購入しようと、購入した音楽ファイルは自動的にiMacのiTunesに自動的にダウンロードされます。
- ミュージックマネージャがインストールされているiMac上のiTunesに新しく音楽ファイルが追加されると、ミュージックマネージャは自動的にGoogle Play Musicのクラウドに音楽ファイルをアップロード
というワークフローが成り立つのです。リアルタイムでは無いですが、ちっと放置しておけば、いつの間にかGoogle Play MusicでもiTunesストアで購入した音楽が聴けるというステキな仕組みの完成ですっ!(笑)
これさえできれば、Apple MusicのAndroid版がまともに動かなくとも、iTunesの代用はほぼ可能。Apple製品以外でもiTunesの資産を有効活用するにはこの方法が一番手っ取り早いのでは?
と、音楽配信サービス的な使い方よりも、自分のiTunes音楽ライブラリの有効活用という面で十分利用するに足るGoogle Play Musicではございますが、肝心の音楽配信サービスという面では、四の五の考えずに惰性で聴くという面ではいちいちサジェストしてくれる「〜〜にオススメの音楽」のプレイリストは楽でいいです。
ただ、面白味はありません...(^^;)ハハハ。
なので、iPhoneとかでGoogle Play Musicを聴くときは、マイライブラリの中のプレイリストの「高く評価」を流しっぱなしにすることが多いです。
別にApple Musicのプレイリストで聴きゃあいぃ〜ぢゃん!てのもあるんだけど、Apple Musicで流し聴きしちゃうとその分の再生カウントとかが更新されちゃうんで、それを避けるためにわざわざGoogle Play Musicで聴くというヘンタイ的な運用をしています。
真面目に聞くときはApple Music!(笑)
この「高く評価」というプレイリストはiTuneからアップロードする際に勝手に判断されるんですが、おそらくiTunes上で☆☆☆以上の評価をしている楽曲がこのプレイリストに含まれるンぢゃなかろぉ〜かと。
ウソかホントかわかりませんが、iTunesのスマートプレイリストで「☆☆☆」以上の楽曲を抽出したときの曲数とGoogle Play Music上の「高く評価」に含まれる楽曲数がだいたい同じくらいなんで、多分そぉ〜なのかなと。
ちなみに先ほどのiTunesストアで購入した楽曲は、ミュージックマネージャを通じて、Google Play Music上では「最近追加した曲」にどんどん追加されていきます。
こちらはApple Music上の購入した楽曲のプレイリスト「購入した音楽」。
Google Play Music上の「最近追加した曲」と同じ内容が並びます。
この画面はAndroid機であるGalaxy Note2でのGoogle Play Musicさん。
先ほどのiOS版と変わらないインタフェースでプレイリストが並びます。
これは「高く評価」のプレイリストの画面。
最後に「最近追加した曲」の画面と。
となると、音楽購入は引き続きiTunesストアを中心に音楽ライブラリを育てていき、アプリはGoogle Play Musicがあればいぃ〜ンぢゃね?という気もしないでは無いのですが、使い勝手はいいものの、Google Play Musicのプレイリストってなんか普通というかクセが無いというか、つまんないンですよ。
引っかかるモンがないというか。
なので、自分の音楽ライブラリの活用幅を広げるインタフェースとして使用するのがGoogle Play Musicには一番合っているのかと。
なんだかんだと最後は戻ってくる気の利くアイツはKKBOX
ケツ青白き時代から、なんだかんだと邪険に扱いながらも切っても切れない気の利く娘というモンはいるモノで...(^^;)ハハハ。
定額制音楽配信サービスでいうとこのKKBOXはまさにそんな気になる気の利く娘なのでございます。
定額制音楽配信サービスに手を染めたSONYのMusic Unlimitedが終了し、あくまでその代替で来たるべき本格的な定額制音楽配信サービスが開始されるまでの繋ぎとして割り切って加入したKKBOX。
今年の5月に契約してから、夏の本格的な定額制音楽配信サービスの開始にともない、真っ先に切り捨てるかと思っていたこのKKBOXをいまだに切れずにいるのです...(^^;)ハハハ。
鳴り物入りでサービス開始したAWAやLINE MUSICを結局切り捨ててきたにも関わらず、なにゆえKKBOXを捨てられないのか?
定額制音楽配信サービスとしては老舗なのに、夏以降サービス開始した定額制音楽配信サービスの比較記事にも挙げられることはほとんど無く、auのサービスにも関わらず、ドコモのdシリーズのような積極的な広告展開をされることも無く、ひっそりと佇むこの日陰者のKKBOXを、ボクは実は思っている以上に愛しているのかもしれません。
それは、ボクの心の隙を突くプレイリストのサジェスト。
ちなみにKKBOXはApple MusicやGoogle Play Musicのような自分の音楽ライブラリのトランクサービスのようなモンはなく、純粋な定額制音楽配信サービスのみで成り立っています。
しかも、元々がアジアのサービスなんでアジアのミュージックに強いという特徴はありますが、ボクはそっち方面には全く興味が無いのでそこにボクにとってのアドバンテージはありません。
彼女、いやいやKKBOXをなかなか捨てられないのはこの「オススメ」にサジェストされるプレイリストの質の高さに尽きるのですっ!
質の高さでいえば、Apple Musicのプレイリストも質は高いです。邦楽が少ないといっても、それほど気にはならず、「はじめての〜〜〜」シリーズはそのアーティストの概要を知るという面ではとてもわかりやすいプレイリストであり、ボクのお気に入りでもあります。
がっ!?Apple Musicのサジェストはなんか押しつけがましいというか、専門家的自己満足がそこかしこに見え隠れしているというか、まぁ〜DJをはじめプロの方々が選曲してるんで当然そうなのかもしれませんが、ちょっとしたヒネりが感動したり、鼻についたりと振れ幅がモノによっては激しぃ〜のが気に入らん!という面があります。
Google Play Musicは先ほども述べたとおり、箸にも棒にもかからない普通すぎ、感動がなさ過ぎで今ひとつの物足りなさが...(^^;)ハハハ。
それに比べてKKBOXは音楽好きな同級生が選曲して、お昼休みに放送部で全校生徒に向けて流しているプレイリストのような、絶妙な親しみ感があるのです。
プレイリストとリスナーの距離感が絶妙というか、まぁ〜感覚的なモンなんでこれが苦手という人もいるでしょうが、ボクにとってはいつもいつもいぃ〜とこ突いてくるよなぁ〜というプレイリストが一番多いのがKKBOXなのでございます。
例えば最近だとこれ。『ロックに生まれ変わった名曲カバー』。
最近夜になると、読書のお供に歌謡曲を流したくなるお年頃なのですが、ふとKKBOXを覗くと、このプレイリストをサジェストされ...。
民生ちゃんの♪最後のニュース♪だの、斉藤和義の♪ダーリング♪だの、清春さんの♪TATOO♪だのっ!?!?!?
もぉ〜大人しく音楽流して読書なんてしてられない、お漏らし確実なプレイリストをサラッとサジェストしてくるんです。
こんなプレイリスト、Apple MusicでもGoogle Play Musicでもいつまで待っても絶対出てきませんっ!?!?
こういう交通事故的な思いもよらない感動を与えてくれるプレイリストが充実しているのがKKBOX!!!
今月こそは解約しよぉ〜と思ってたんですが、またしばらくこいつを切ることはできないかもしれません...(^^;)ハハハ。
ということで、思いもよらない音楽と出会いたい方には実はKKBOXが一番オススメです!