福井といえば越前蕎麦!
といっても、新年の挨拶回りの際にお邪魔した『けんぞう蕎麦』はたしかにうまい!と思ったものの、蕎麦というよりもむしろ辛み大根の汁に感激した感が強く...。
先日吸い込まれてしまった、福井市民のソウルフード?福井駅構内の『今庄そば』もその関西風の汁には感激すれども、蕎麦自身は......といった感じで、今一つ越前蕎麦なるものの印象がつかめないのであります。
上州で生まれ育ったボクとしては、隣の信州そばが有名なんであまり面と向かってアピールはしていないものの、実は北関東はそばが旨いのです。
群馬の赤城山麓あたりや、隣の栃木の佐野の山奥など、わざわざ都内からバスツアーでただそばを喰いに来る人もいるほど、美味しい蕎麦に恵まれていたりするのです。
そんなこんなで、結構蕎麦舌も肥えてしまったボクとしては、全国的に有名な越前蕎麦なるモノをちゃんと見定めたく。
福井駅周辺をそばを求めてぶらぶらすると、なにやらやたらと目立つお蕎麦屋さんがっ!?
大通り沿いにデンッ!とビルを構える『越前つるきそば本店』さん。蕎麦屋にしてはかなりの大店でございます。
お店の中もかなり広々。ただの蕎麦屋というよりも団体さんの宴会用とかで使う感じのお店ですなぁ~。
1Fは縦長で奥の方はテーブル席と小上がりが。入口手前に調理場があるんで、あまり奥の方に座るとお店の人を呼んでも聞こえないみたいです(笑)
メニューがこちら!
そばだけでなく、うどんもあります。それにおつまみ系も充実!?
こちらはそばに丼もの。和食系だったら一通りなんでもありな感じです。
気になったのはこの焼鯖寿司(笑)
結局のところ、何でもありすぎて選ぶことができず、なかば意思決定能力を欠きながら和食そろい踏みの『つるきそば御膳』に...(^^;)ハハハ。
ざるそばの他に、天ぷら、うなぎの蒲焼それとおまけに焼鯖寿司。ほんとなんでもござれなのです(笑)
天ぷらは海老二本に芋天、ピーマン、茄子、しょうが。
しょうがの天ぷらとか関西文化圏っぽいですなぁ~。
天ぷらは蕎麦屋の天ぷららしく、衣が隙間を作りながら揚げられていて、その隙間がいぃ~感じに天つゆを吸い込んで美味しくいただけるシロモノです。
鰻の蒲焼は、タレは濃いめですがさすがに完全に関西風の蒲焼ですなぁ~。蒸かさずに焼くだけなんでパリパリな感触を味わえます。
こちらはおまけで頼んだ焼鯖寿司。けっこう各地で鯖寿司食べてきましたが、こちらの鯖寿司の特徴は、焼鯖とシャリの間にしょうがが挟んであるんですねぇ~。
脂の乗った鯖のくどさをこのしょうがが中和してくれてます。また鯖の臭みが直接シャリに伝わらないようになっているんで、なかなか食べやすい焼鯖寿司に仕上がっているのです。
そして越前蕎麦!であるざるそば。見た目が平たく、ツルんとした感じ。さすがに十割とはいかずもつなぎがけっこう入ってそぉ~なこの感触???
あ゛れっ!?どっかで喰った???とデジャブ発動なのですっ!?
そぉ~いえば、昨年の年越し蕎麦用にアルプラザで買い求めた生蕎麦も確か越前蕎麦と名打っていたお蕎麦だったのです。
年越し蕎麦の写真と比べると、確かに平たくツルんとした見た目が同じ感じ......。
そもそもこん時もつるきそばの生蕎麦だったんだろか??
しかし、なんというか美味しい田舎蕎麦を食べ慣れたボクとしては、次第点くらいな感じのお蕎麦だったのでございました。
ホントにこれはっ!と思える美味しぃ~越前蕎麦屋さんはないものだろぉ~か???