昨年12月のオープン以来、一度は食べに行きたかったお店が牛鍋屋さんの『居ろは』さん。
金石街道沿いの六枚交差点手前のこの一角は、居酒屋でいうととっくりやさんやくろ屋さんといった有名どころもあり、金沢駅近辺にお泊りな方々をメインにいろいろと飲み屋さんが充実している一角なのです。
そんな中で、牛鍋という一風毛色の変わったモンを武器に、年末年始は結構混み混みでなかなか入れなかったんですが、最近暖かくなってきて、さすがに落ち着いてきたらしく。
お声がかかった飲み会の行き先が『居ろは』さんだというンで、尻尾フリフリ喜び勇んで参ったのでございます(笑)
お店の外観はこんな体。黒板で渋めな作りになってます。
暖簾や提灯には『牛鍋』!と。
牛鍋押しは間違いないですが、牛鍋以外にも串揚げだったりお刺身だったり、はたまたおでんだったりと金沢の居酒屋さんメニューは揃っているよぉ~です。
店内入ってすぐは座敷席。年末年始のあの混みようはなんだったんだっ!?というくらいの静けさが漂ってました...(^^;)ハハハ。
座敷席の奥はテーブル席になっとりまして、2階席もあるのかな???
通常メニューはこちら!もっと牛鍋専門なのかと思いきや、けっこう色とりどりなメニューが揃ってます。
でも、他でも喰えるもんだったら他で喰うンで、ここではやはり牛鍋なのですっ!
それ以外には本日のお刺身盛り合わせとお肉の追加メニューがありました。
突き出しででてきたのがこのもっちり豆腐。味はクリーミーな豆腐なんですが、食感が名前の通りもっちりとした不思議な豆腐。醤油よりもちょいと塩をかけて食すと旨し!です。
牛鍋は時間がかかるということで、それまでのつなぎとして注文したのが文明開化コロッケ。たこ焼き大の大きさの真ん丸なコロッケにソースに鰹節ということで、見た目はたこ焼です(笑)
中はジャガイモが多い昔ながらのお肉屋さんのコロッケといった感じです。牛鍋喰う前にお腹がふくれないよぉ~にこれくらいでお茶を濁す程度が良いと思います(笑)
テーブル上にはまだ綺麗なコンロが。
こちらは牛鍋と一緒に頼んだ土鍋ご飯セット。こちらも土鍋で炊いた後にじゅうぶん蒸らさないといけないンで時間がかかります。
とにかく牛鍋を食すまでになにかと時間がかかり焦らされまくるのですっ!?!?
テーブルに運ばれてきてもまだ完成ではございません。15分くらい蒸らしてからいただくのですっ!
そんなこんなしているうちによぉ~やく牛鍋が運ばれてきます。いやぁ~霜降りまくりなお肉です。牛鍋セットのデフォルトのお肉はリブロースということでした。
ちなみに、これで二人前です。
リブロースの厚みはすき焼きと違ってちょっと厚めに切られてます。『肉』を味わえそぉ~な歯ごたえを感じられる厚みなのです。
居ろはさんの牛鍋は醤油ベースの割り下だけではなく、このお味噌!
味噌が加わってコクを増しました牛鍋なのです。
火にかかって10分くらいすると、そろそろお肉はいただけます!とのお声がかかりました。
なんだかんだと席についてから20分はまたされまくりなのです。
据え膳喰わなさすぎで、もぉ~ヘロヘロなのです。
この第一声の頃合いで、ちょうどよく蒸らしも終わって炊きあがった土鍋ご飯。
ピッカピカで一粒一粒程よくたって、甘みを感じられるご飯です。これは食が進みそぉ~~。
そんなこんなハァ~ハァ~している間にできあがりっ!
晴れて牛鍋タイムスタートですっ!!
割り下に脂も溶け出て、いやぁ~お肉も良い感じに煮えてます。
まずはそのまま食します。たしかに味噌が入った分コクが増している味付けですなぁ~。
リブロースの柔らかさ加減がたまりません。
次は玉子で。さらに玉子の黄身のコクが加わり、なんとも幸せな気分を味わえます。
がっ!?なんだろう?半分くらい幸せに食べ進めていると、ある地点でもういいかなという気分になってしまいます。
割しただけでもけっこう味が濃く、その上味噌も加わってさらに濃厚に感じる中、玉子でノックアウトを喰らうというか、味が濃くなりすぎて、満腹感が満足してしまう感じです。
さらには、待たされすぎて我慢している間に気が済んでしまうというか。
待っている間はなんもすること無いンで、しゃべくっていても出来上がったとたんに喰いに走って、みな無言で喰いつく感じがなんとも妙というか...(^^;)ハハハ。
なんかここにきて落ち着いた感があるのも解らなくはないなぁ~と思えてしまった...(^^;)ハハハ。
居ろはさんで最後まで気持ちよく牛鍋を味わうには、牛鍋メインにはせずに、4人で2人前程度にしておいて、後は刺身とかおでんとかさっぱり系のメニューで気分を変えつつ召し上がるのがよろしぃ~かと思います。