2015年3月14日、北陸新幹線開業日に開店と相成りました『のど黒めし本舗いたる』さん。
これまでの魚焼いたるからのど黒めしにフォーカスを当てたそのフォーカスっぷりに、ヲイヲイいたるさんそんなにメニュー追い込んじゃってダイヂョブなのかいっ!?と勝手にいたるの今後を考える会を結成して、開店早々にお邪魔したのでありました(笑)
当時のエントリーはこちら。のど黒めし、うまいっちゃうまいのです。でも、若干改良したほぉ~が??という点も無きにしも非ずで。
その後もいたるさんにはお邪魔するモノの、のど黒めし本舗いたるには一年以上ご無沙汰していたんですが、金沢を離れるにあたり、やはり今や全国区となったのど黒を味わっておかないワケにはいきますまい!と久々にのど黒めし本舗いたるさんを訪ねたのでございます。
昼間の柿木畠、のど黒めし本舗いたるさんの外観。
前回は雨降る夜だったんで、素通りしてしまいましたが、こんな風にのど黒の絵で迎えてくれてます(笑)
こののど黒の絵、店長直筆の絵だとかっ!?
暖簾をくぐって、お店の中に入ると......。
平日、ランチタイム過ぎだったこの日は先客も一組程度。週末、祝祭日は観光客を中心に混むようですが、平日のランチを外した時間はゆっくりと過ごせます。
この日は、ランチの喧騒が過ぎ去った後、板さんたちは揃って夜の部の仕込みに入っておりました。
カウンター席の奥にはテーブル席が。
のど黒めし本舗いたるさんの基本メニューは1年以上前と変わってません。前回はこれみていたるさんなのにえ゛っ!?これだけ???と思ってしまいました...(^^;)ハハハ。
がっ!?カウンター席の上を見るとなにやら『本日の魚肴』とのメニューが。夜の部はこの辺もいただけるよぉ~です。いたるさんに比べると品数少ないものの、でも基本メニューだけに比べたら酒の肴のバリエーションが増えてました。
で、今回はなにはともあれのど黒めし!のど黒を堪能しにきたのですっ!!
のど黒めしのセットはこんな感じ。のど黒めしの他に、お吸い物と3種の薬味に野沢菜のお漬物。
もぉ~目の前でバーナーで炙られて立ち上るお焦げな匂いがたまらない、のど黒の炙り!!
一人前ののど黒めしに一匹以上ののど黒の身が隅から隅まで敷き詰められております。
場所によっては、のど黒の炭火焼き一匹で、こののど黒めしくらいの時価で出してたりするんで、よくよく考えるとこののど黒めし本舗いたるさんの価格設定はかなり良心的に思います。
薬味は胡麻とわさびにねぎ。好みに応じて使いましょっ!
お吸い物は、なんの出汁なんだろ?具はわかめですが、まろやかな出汁の味がめさめさ美味しぅ~ございます。
まずは、お釜からそのままお椀によそってノーマルでいただきます。
なんか、以前に比べてご飯にしっかりと味が沁み渡ってます。改良したのか、作り方がこなれてきたのか、前回と違ってかなり旨しっ!!
出汁の効いたご飯に、脂の乗った甘いのど黒の身と炙ったお焦げのハーモニーがたまりませんっ!!
旨さを増したノーマルのど黒めしをあ゛っ!?という間に完食し、二杯目には薬味を添えて。
ともすれば、脂っこいっ!と思えるノーマルのど黒めしの味を胡麻、わさび、ねぎの薬味の風味が引き締めます。
味に慣れてくると濃ぃ~く感じてしまうのど黒の味ですが、薬味を入れることによってちょうどいいバランスが図られます。
まだまだ何杯でも喰えそぉ~な感じ(笑)
前回オヤオヤ?と感じたのど黒出しの出し方も改良されておりました。
前回は最初から鉄瓶が出されていて、のど黒だしの出番の頃には出しが温くなってしまってましたが、今回は最初から出されずに、のど黒出しをご所望の際には『出しくださぁ~い!』と。
おかげさまで、ちょうどいい温度ののど黒出しが欲しい時に出されてきます。
鉄瓶の蓋を開けてみると、中にはかなり濃厚なのど黒出しが。
最後の三杯目はこの濃厚のど黒出しをかけて、残りの薬味をパラパラと。薬味をご所望の際にはお店の人に言うとまたいただけるよぉ~です。
この濃厚のど黒出しの色っ!?みるからに絶対旨いヤツなのですっ!!
濃厚なのにもかかわらず、魚だからか、豚骨とかと違ってお腹の中にはあっさりと入っていってしまいます。
のど黒様々なのでございます。
さらに前回と違った点としては、のど黒出しの量。
前回は一杯注いだらそれでなくなってしまって、出汁茶漬けを食べ終わった後にも少しのど黒出し飲みたいなぁ~と満足しきれなかったんですが、今回は一杯注いだ後も、さらにもう一杯のど黒出しを愉しめるほど量が増えておりました。
こののど黒出し、見た感じ相当濃厚ですが、100匹以上ののど黒の頭を炙って煮出すンだそぉ~です。
まさに、のど黒のすべてを使ってのど黒めしを作り上げているのです。感謝感謝m(__)mm(__)m
のど黒めしの他には、やはりいたるといったら出し巻玉子(笑)
前回もいただいたのど黒出し巻玉子をいただきます。
この出し巻玉子に使っているのど黒出しも前回と比べて濃くなったよぉ~な。
出しの取り方が変わったのかなぁ~。
そのほか、カウンターの上のメニューを覗いていたら喰いたくなってきた本日の昆布〆刺身(笑)
この日は車鯛とますの昆布〆でした。
金沢ではけっこう昆布〆いただきましたが、こちらの昆布〆はけっこうしっかりと昆布出しが浸みてます。そのままいただいても十分味わえる逸品です。
車鯛の透き通った透明な切り身がキレイキレイ(笑)
そんなこんなと食事を愉しんでいるうちに、お店の人と「今月で金沢離れるんですよぉ~」なんてな会話をしていたら、サプライズが。
希少部位なのど黒のもつ煮を出してくれました。
これは美味美味!お酒飲めないボクですが、これお酒ほしぃ~なぁ~と思える絶品の肴です。
とにかく量が少ないンで、毎日夜の部でも18時半くらいにはなくなってしまうらしぃ~ので、お試しになりたい方は早めに入店されることをお勧めします。
前回と打って変わって非常に満足感に満ち溢れた食事ができたのど黒めし本舗いたるさんののど黒めし。
観光客はもちろんのこと、金沢のジモティもこのような新たな食文化を大切に残していって欲しぃ~ものでございます。
またいつの日かっ!!