2年前の夏、転勤で金沢に引っ越したばかりの頃はまだまだ観光客気分で、職場近くの近江町市場をウロウロしてはハァ〜ハァ〜しておりました(笑)
特に、今でさえ海鮮丼やお寿司を求めて押し寄せる近江町市場。
昨年の北陸新幹線開業後は、それまではそれほどでは無かったお店にまで観光客が押し寄せてお昼時にはどこもかしこも行列、行列、ここもかいっ!?と(笑)
そんな近江町ならではのド派手で豪勢な海鮮丼を食べさせてくれるお店の中でも、今ではすっかり人気アトラクションかの如く、このお店に並ぶのもまた近江町アトラクション!とばかりに格段の人気を誇るのが近江町市場市媛神社口すぐの『山さん寿司』さん。
とにかく週末&お休みシーズンにはかならず行列が出来ているんですぐにわかります(笑)
そんな『山さん寿司』さんも、これまでご紹介してなかったんで、記憶をサルベージしてのご紹介ですっ!!
平日の13時以降であれば、このよぉ~に並ぶこともなくゆっくりと落ち着いて食事ができる山さんなのです。
お店入口脇のディスプレイにはサンプルが。
そもそもそれほどメニューは多くない山さんです。だいたいメインどころはこのサンプルですべてな品ぞろえです。
店内はボケちゃってますがこんな雰囲気。山さんはお寿司屋さんなんで、カウンターにカウンターの反対側には座敷席があります。
こちらがメニュー。特にランチメニューとかはないみたいなんで、営業時間帯はどの時間でもこのメニューみたいです。
まぁ~価格帯としては観光地価格というよりも、廻らないお寿司屋さんとしてはこんなもんかなぁ~といった感じ。
お寿司屋さんらしく、カウンターのところには美味しそぉ~なネタが転がった魚ケースが。
どこのお店でも、魚好きとしてはこれ覗いているだけでハァ~ハァ~してきます(笑)
山さんでご紹介したいのは後にも先にもこの『海鮮丼』!?
どぉ~です!この堂々たる仕上がりっ!!(笑)
器からただネタが飛び出してるだけでなく、ホタテの屏風をバックに屋根のように梁を渡したずわい蟹。手前に聳え立つ二尾の甘海老!?
この甘海老が抱える玉子の色が緑色をしていることに、転勤当初は衝撃を受けました。
本来の色であるにもかかわらず、そもそも新鮮な甘海老を都内で見かけたことがなかったんで、逆にこれ変な薬入ってンぢゃなかろぉ~かと...(^^;)ハハハ。
いくらの上には金箔も振り掛けられてますし、観光で金沢に来て『海鮮丼』喰ってきたよぉ~とネタを撒くには寸分の隙もない佇まいの海鮮丼でございます。
近江町市場内にはほかにも金箔攻撃だのなんだのと手練手管を駆使した海鮮丼を売りにしているお店もありますが、堂々たる佇まい感は山さんの海鮮丼に勝るモノはございませんっ!!
具もまぐろ、さわら、いか、鯛、ぶり、あじ、たこ...etc。どれから手を付けよぉ~か迷い箸は必至!(笑)
その後いろいろと市内の名店を巡って、十分舌が肥えてしまってから気づいたんですが、海鮮丼って、いろんなネタを盛り付ければそれで満足かというとけしてそういうモンではなく。
ネタ自体の温度って重要なんですよ。ネタの温度はもちろんのこと、その下に敷かれている酢飯の温度も。
そういう意味ではこの山さんの海鮮丼のネタの温度と酢飯の温度というモノは、今思うと絶妙な温度感だった気がします。
それとこの山さんの海鮮丼、実はこのよぉ~にけっこうしっかりと器に敷き詰められてます...(^^;)ハハハ。
ネタを退かしてほじくった時に、あぁ~これ腹膨れそぉ~~と思ったんですが、さに非ず。
このシャリがまたふんわりと盛られていて、しかも酢飯の酢加減がめさめさ絶妙なのです。食欲をそそる酢加減というか。
これも、ネタの味と能登の醤油の味のバランスと合わせて調合しているようで、ネタ+醤油+酢飯を合わせて一番美味しく感じる頃合いを図っています。
そういう意味では、廻るお寿司屋さんとは違うしっかりとした寿司職人の成せる技かと。
ちなみにこの山さん、残念ながら味噌汁は別なんで、御口直しに頼んでおきましょ。
この時はめかぶの味噌汁。なかなか他ではお目にかからない具で、とろっとシャキッとした食感がよろしぅ~ございました。
せっかく観光に来たのであれば、海鮮丼とともにいまや金沢名物と化しているのど黒も味見しときましょ!
のど黒一人前となると結構値が張ってしまうンで、ここはにぎりを好きなだけ。
前もどっかのエントリーで触れましたが、のど黒食べるなら、生よりも火が通った身のほぉ~が絶対美味しいです。
こちらののど黒の握りも炙りででてきます。ちょうどいい塩加減で出てくるんで、醤油は付けずにそのまま口の中に放り込みましょう!
のど黒の甘味溢れるジューシーな身に炙られた部分の香ばしさが加わり、口の中にそれはそれは幸せなひとときを運び込んでくれます。
嗚呼ぁ~~東京戻ってもこういうの喰いてぇ~なぁ~~...(遠い目)。
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