そもそも我が家はボクが猫派。うちの相方さんが犬派だったのである。
独身時代猫と過ごしていたボクとしては、ペット共生可能なマンションに引っ越すに当たり、是非猫を!と懇願したにも関わらず、猫は毛が抜けるからとか犬のほうが従順だからという理由で、4年前にうちの小春さんをお迎えしたのである。
以来、うちの小春さんを躾けつつ昨年くらいまではもう一匹犬飼おうか?なんて言っていたうちの相方さんが、ここ半年近くは猫動画にはまり......。
いつの間にか猫派に鞍替え!?と...(^ ^;)ハハハ。
♂『なんで?』と聞くと、
♀『もぉ~小春のときみたいに一から躾ける自信ない。猫は躾けようないから諦めが付くし(笑)』
と開き直った笑顔なのでございます。
そっか、猫かぁ~。血統書付きの洋猫のほうが飼いやすいかもしんないけど、でも和猫のフォルムも捨てがたいよなぁ~。やっぱり猫はツンデレよね!
とか考えていると、なにやらうちの相方さんが見つけてきたのがこちらのHP。
保護猫のボランティア団体『幸せにゃんこ』さんのホームページです。
保護主さんが保護した猫を登録して、譲渡会を通じて新しい里親を探しています。
そんな譲渡会が銀座で近々開かれると知り、そそくさと出かけていってしまったのが運の尽き。
その譲渡会で、出会ってしまったのですっ!?
なんとも可憐な2ヵ月半の三毛猫さん。もちろん♀。
譲渡会に行くまではまずは見るだけ、じっくり考えましょう!と余裕をかましてましたが、実際に見て、触れてしまうと猫派的には無駄な抵抗ができず...(^ ^;)ハハハ。
その日にトライアルの申し込みをしてしまった我が家なのです。
この『幸せにゃんこ』さんが信頼できるのは、譲渡に当たっての手続きにあります。
譲渡会で出会って可愛いからすぐに持ち帰ってで終わりではなく、ちゃんと里親としてその猫の生涯をともに過ごしてくれる方に譲渡する仕組みになってます。
せっかく里親にお任せしてもまた飼育放棄で保護猫になってしまうような事態を避けるためでしょうね。
譲渡会でトライアルの申し込みをしてもその日のうちに猫を引き取ることはできません。
後日、保護主さんが里親の家へ猫を連れて出向いてくることになるのです。
保護主さんはちゃんと新しい里親が猫を飼育できる環境を整えているか実際に確認して、猫をまずはトライアルという形で里親候補に預けます。
里親候補は猫を向かいいれてから、毎日猫の写真と状況を保護主さんと幸せにゃんこにメールする義務が課せられます。
これは、ある意味毎日写真を撮らなければならないという手間に思う反面、それだけ第三者的に新しい家族を観察することになるので、迎入れて猫かわいがりしたくなる衝動を抑える働きがありますね。
また、うちとしては長女の犬の小春さんが居るんで、せっかく猫を迎入れても環境が変わって小春さんの体調がおかしくなってまでは、新たに猫を飼えないので、このトライアル期間中で二匹の関係性と体調を観察できるのはとても有意義でした。
当初は10日間のトライアルで申し込んだものの、どぉ~もこの二匹とも大丈夫そうなので、7日ほどで正式譲渡の連絡をして、その後ちょっと間がありましたが、先日無事に正式譲渡と相成りました。
正式譲渡後は1週間に1回のメール報告になり、その後は1月に一回と徐々に回数が減って行きますが、そこまで面倒見られるボランティアの方も大変だなぁ~と。
でも、かえって何かあったら相談もできるので安心ではあります。
そんなこんなで、こちらが我が家に向かい入れた保護猫。
三毛猫♀月齢2ヶ月半の『小豆』さんです。
うちの子にはみな『小』を付けたいというボクの要望と、秋に迎えたんで『秋の季語』がいいねということで、『小豆』さんになりました。
お迎え初日の小豆さんはまだ新しい環境に警戒しきりで、ほぼこんな感じで、ケージの中のトイレに引きこもり状態...(^^;)ハハハ。
二日目にもなると、警戒心よりも好奇心が増しまして、ちょろちょろケージの中をウロウロするようになりました。
保護主さんからは、
保『ホント可憐な大人しい仔で、すぐゴロゴロゴロゴロ喉ならして甘えてくるし、いぃ〜仔ですよぉ〜』
と褒めちぎっていらっしゃいましたが、確かに迎えて数日はゴロゴロと甘える仕草に脳味噌溶かされまくりな我が家でしたが、三毛猫らしいやんちゃなツンデレさ加減を発揮するまでに、その後数日要することはございませんでした...(^^;)ハハハ。