池袋文化圏生活が長いにも関わらず(途中2年間の金沢生活がありますが)、スルーしていた有名店ご紹介シリーズ!(笑)
今回のお店は池袋西武百貨店の屋上にございます。
この百貨店の屋上という立地からして、どぉ〜もチープな喰いモンのイメージが強く、昔から行列が出来ているにもかかわらずスルーしていたお店がこちらのかるかやさんなのです(笑)
なんの変哲も無いうどん屋さん。なのに、こちらは昔から行列の出来るうどん屋さんなのです。
メニューはこちら。天かすはあっても天ぷらはない、サイドメニューも無い今どきの讃岐系うどん屋に比べるとどぉ〜してもテンション上がりづらいお店なのです。
にも関わらず、行列が出来るとはどゆことっ!?!?とついにかるかや体験をすることに意を決した我が家なのです。
そして、ボクが選んだのは左側の店名を冠したかるかやうどん。うちの相方さんは右のスタミナうどん。
スタミナうどんは、数少ないかるかやさんのメニューの具を全部のせしたかのよぉ〜な山菜、玉子、きつね、たぬきのラインナップ。
かるかやうどんにはきつねに大量の鰹節と蒲鉾。
どちらもなんの変哲も無いうどんなのです。どぉ〜も天ぷらをはじめとしたサイドメニューで心躍る讃岐系うどんチェーンになれてしまっている身としては、やはりテンションが上がらないのです。
さてさて、と具の下に埋もれるうどんを引っ張り上げたところ、お゛おっ!?!?とっ!?
なんという極太麵!?しかもこの乱切り具合っ!?!?
田舎風の手打ちうどん的佇まいに衝撃を受けたのでございます。
これは旨いっ!!ただ単にコシがあるうどんというだけではなく、この乱切り具合がもたらす出汁と具の辛味具合が絶妙なのです。
食べているうちに昔々のボクの幼少の記憶が呼び起こされました。
ボクの実家は、今思うと不思議な食卓だったようで春夏秋冬夜の食卓には汁物の代わりとして常にうどんが手出来てたのです。
当時は他のウチの食卓をしらんので不思議ともなんとも思ってませんでしたが...(^^;)ハハハ。
特にボクがまだ小さい頃、今は無き祖母がまだ現役バリバリの頃には背中におんぶされて、祖母はよくうどん玉を踏んでました。
贅沢にも当時は手打ちうどんを喰ってたんですねぇ〜我が家。
小学生の頃合いには、祖母の代わりにボクがうどん玉を踏む役目。
この食べ物を踏むという行為が、なんとも非日常的な『悪』の行為に感じ、子供ながらにヲレ様ワルだぜっ!と破壊的衝動をうどん玉踏みで解消していた頃合いを思い起こしました(笑)
その頃食べ慣れ親しんだ田舎風の手打ちうどんを思い起こすかるかやさんのうどん。
このお店はまさに具なんかどぉ〜でもいぃ〜のです。ただただうどんそのものを食し、味わう、そんなうどん屋さんなのでした。