横浜に出向いた時にはいかねばならないお店がある。
しかし、昔はGPSの付いたスマホなんてモノは無く、当然のことながらGoogle先生に誘導されながらお店を探すなんてことは出来なかったんで、地図が読めない男であるボクは5度チャレンジして1度くらいしかお店に辿り着けなかったという暗い過去があるのである......。
したがって、いかねばならないお店とは言え、実際にお店に入ったことは数回しか無い...(^^;)ハハハ。
でも、その数回のインパクトはすさまじく、横浜=このお店と根深くボクの灰色の脳細胞に刻まれているのであった。
そのお店は桜木町駅の北側。
桜木町駅を堺にして、北側はこれまでの古き良き横濱。みなとみらいが開けている南側は今現在〜これからの横浜とくっきり色分けされて見えるところがオモシロい。
そんな古き良き横濱の飲み屋街にそのお店は存在する。
そのお店の名は『三陽』さん。
看板からして下ネタ炸裂っ!?
注文時に女子に言わせたい気アリアリのメニューなのだ(笑)
しかも店主のなま倉健さんは高倉健のライバルなのであるっ!?(笑)
ボクがこのお店に出会ったのは、まだ会社入りたての新人の頃。
ちょうどランドマークタワー建設時にそのOAシステムを当時の担当が開発中で、そのお手伝いに横浜に訪れた時だった。
『毛沢東もビックリ!!』とイカした枕詞がつく餃子はまさしくビックリの味なのである。
この時からボクの脳裏に横浜=三陽という強烈な図式が刻まれたと言っても過言では無い(笑)
看板の下には、もぉ〜ノリでしか無い毛沢東語録の数々。
文化大革命の時代だったら殺されていてもおかしくない(笑)
日替わりランチはとにかく激安!
このお店の料理のクオリティが500円でいただけるとは、この近辺で働く人が羨ましい限りなのである。
もぉ〜かなり久々に訪れたら、外見は変わってないよぉ〜に見えたモノの、店内はけっこう広く改装されていた。
ここは入ってすぐのカウンター。
昔はカウンターの反対の壁ぎわはアベックシートとか呼ばれてる2人掛けのテーブル席だったが、それが無くなっている。
そのアベックシートの変わりにお店の奥に2人掛けと4人掛けのテーブル席。それと第二のカウンター席。
お店の入口脇にあるカウンター席、ビアガーデンは健在だ(笑)
新たな呼び名としては、お店の通路がシルクロードorバージンロード(笑)
なにせ、終始このノリなのである。
料理の下ネタに限らず、飲み物も御覧の通り。
下ネタ嫌いな女子にはちょっと抵抗ありそうなほど、開けっぴろげな下ネタのオンパレード!
男子校育ちのボクとしてはなんとも心地よい空間なのである(爆)
こちらは日替わりランチにおつまみメニュー。
なにゆえ兄弟縛りのネーミングなのかは謎である...(^^;)ハハハ。
そして定番の定食メニュー!
基本、街の中華屋さんのラインナップではあるが、そのどれもこれもがただただ旨い!
ちなみに一品料理はこんな感じ。
まだ混んでなかったんで、お店奥のアベックシートに着席。
目の前には中華屋さんの基本セットの調味料。
料理がくるまで、あまりにも懐かしく店内をこまめにチェックしていると、視力の弱いボクの目にも飛び込んで来たのが『粉末赤まむし』!?!?
なにゆえ中華屋のカウンターに粉末の赤まむしがっ!?!?
ってか、これかけて喰うヤツどんだけおんねんっ!!
そんなこんなしているうちに料理到着!
この日は久々だったんで、定番二品のセットである壁ぎわ定食の餃子Wで。
けして、肉汁ダクダクというワケではなく、昔ながらの中華屋さんの餃子。
でも、『毛沢東もビックリ!!餃子』なのです。
でもひとくち噛むとニンニク、ニラ、キャベツに混じってジュワッとにじみ出すのはあれなんなんだろ?ラードの甘味なのかな??
その味が舌の記憶に染みついて忘れられなくなってしまう中毒性を持っているのです。
そしてこちらが、よぉ〜はニンニク&ニラが効いたタンメン。
でも、『楊貴妃も腰抜かすチンチンメン』!(笑)
そのネーミングにはなんの根拠もございません。ただ言わせたいだけのノリでございます。
この日もそこかしこで女子がチンチンメン!チンチンメン!!とオーダーしておりました(笑)
麵はコシのある中細縮れ麺。
デザートにグレープフルーツがでてきました。
いやぁ〜やっぱり旨いですなぁ〜〜。
なんか昔も繁盛してましたが、いまだに繁盛しているらしく、数軒となりにももう一軒出してるよぉ〜です。
ただ、このお店と出会って四半世紀。
当時すでにオッチャンだったなま倉健さんも、みるからにお爺ちゃんになっておりました。
それでも、ニコニコしながらシルクロードを行ったり来たりして、お客さんと積極的にコミュニケーションを取っているそのプロ根性を拝見して、お見それいたしヤシたm(._.)m
まだまだ元気で頑張ってもらいたいですなぁ〜