物心付いた頃からテレビ東京で朝方放送していたアメリカのアニメで育った世代としては、アメリカのキャラクターはたいてい受け入れられる土壌を育んでいる。
しかし、当時どうしても受け入れられなかったのが『BETTY BOOP』、ベティちゃんである。
あのガチャピンのような潰れた大きな顔にチリ毛、その顔の大きさにそぐわないセクシーなボディのアンバランスさが、まだ毛も生えていないボクには恐ろしいモノにしか見えなかったのである。
そんな過去のトラウマを持つベティちゃんがある日突然、ボクの通勤路上に出現したのである。
1月17日、西新橋にBETTY BOOPをモチーフにした、キャラクターカフェとでもいうのだろうか、アメリカンダイナーな『BETTY BOOP DINER』がオープンしたのだ。
あのBETTYかっ!?と久々の再開に恐れおののくかと思いきや、この歳になってそのキャラクターをマジマジと見てみると、当時の恐ろしさはどこへやら、意外とキュートではないかっ!という印象なのだ。
加えて、昭和な洋食屋さんや喫茶店が好きなボクとしては、アメリカ映画に出てくるアメリカンダイナーなお店の雰囲気も好物なのである。
これは、そのうち入店せねばなるまいのぉ~と思いながら2週間。
ついにその機会が訪れたのである。
その日、時間帯はお昼だったんで、お店の前にはランチメニューの黒板が。
これはまずはハンバーガーでも喰っとくか!と入店。
店内入ると目の前に大きなベティとそのロゴが。
店内は赤、白、黒を基調としており、テーブル席とカウンター席が配置。
合理的なアメリカンダイナーらしく、テーブルの上には無造作に突っ込まれているナイフ、フォーク類(笑)
紙のクロスにもベティのイラストが描かれてます。
メニューはというと、このお店は朝っぱらから営業しているらしく、まずはブレックファストメニュー。
なにやらフレンチトーストだのパンケーキだの旨そうなのです。でも朝から千円だして喰うかなぁ~。
ブランチくらいで良いかもしんない。
そして、ランチメニュー。
いわゆるグルメバーガー的なものの他にもサンドイッチとかもイケそぉ~です。
そして、ディナーはアメリカンダイナーらしくステーキやハンバーグに、テクスメックスといったメニューが並んでます。
とりあえず、朝昼晩それぞれのメニューを試してはみたい欲望に駆られます(笑)
まずは、ドリンクのコーラが。
これがいまどき珍しく瓶コーラがそのまま出てきます。雰囲気的にはアリですなぁ~これ。
氷で薄まらないンで最後までコーラの味が楽しめます。
が、氷がないんで温く感じます(笑)
そしてボクが頼んだのが、初入店にもかかわらずメニューに無いカスタマイズをお願いしてしまいました...(^ ^;)ハハハ。
チーズベーコンバーガーにアボカドを入れてもらったチーズベーコンアボカドバーガー。
セットにはコンソメスープと網網ポテトがつきます。
こちらがチーズベーコンアボカドバーガー。
グルメバーガーらしく、一口で口に入るのか?という盛り上がり具合です(笑)
ちゃんとバーガーが崩れないように刺してある串の先にもベティがおります。
そんなバーガーは、ビーフパティが普通のハンバーグ並の分厚さなのです。さほど粗引きではなく、フックラしつつも肉々しぃ~味わい。
まぁ~グルメバーガーでこの具だとこんな味だよね!と想像の範囲内といえば範囲内。
なので、美味しいことは美味しいものの、裏切られ感がないというか、そのあたりのインパクトがもう少し欲しいかなぁ~。
ビーフパティにも少しスパイスで味付けをしてもいい感じです。
サイドのコンソメスープとポテトは申し分なく。
これは旨い!
そんなこんななBETTY BOOP DINERさんですが、また行くといえばまたいくと思います。
通勤路上にグルメバーガー喰えるお店がないんで、ちょいと行くにはちょうどいいのです。
がっ!?正直なんでこんなところにこの手のお店を作ったんだろ?
新橋から虎ノ門ヒルズに向かう女子をターゲットにでもしてるんだろか?少なくともそのあたりの客層を思い通り引き込まないと場所柄商売するの難しいんじゃないだろか?と。
新橋、虎ノ門界隈のおじさん方はそうそうリピートもしないだろうし。
そもそも朝から千円以上出して朝食とるような意識高い系はこの辺いないだろうし...(^ ^;)ハハハ。
今後も使いたいだけに、いろいろと老婆心ながら心配してしまうボクなのです...(^ ^;)ハハハ。