かつてSONY信者にとって、それはそれは恐ろしい都市伝説があった。
SONY製品にはあらかじめ出荷時に2年前後すると故障して使えなくなる時限爆弾、『SONYタイマー』がセットされているというモノである。
少年期・青年期とSONY信者であったボクは、かつて確かにこのSONYタイマーの発動を幾度も体験したのだ。
娯楽製品であるステレオが、ミニコンポやラジカセ、そしてWALKMANに至り、サイズがコンパクトになるにつれて、毎日のように使用する日常的な製品になったにもかかわらず、その品質は娯楽製品の域を越えることはなく......。
“NO MUSIC NO LIFE”な御仁からすれば、毎日日常的に使う音楽プレイヤー、さらにはイヤホン・ヘッドホンの類は、もはや家電なのである。
冷蔵庫、TV、照明等々と同様に白物家電並の耐久性を持ち合わせてしかるべきだと、性春まっただ中のケツ青き時代から願い続けていたが、世紀末のノストラダムスの呪縛を無事に乗り越えて、今や夢の21世紀に生きているにもかかわらず、いまだその夢は叶わない。
21世紀にどっぷり浸かり、身近のガジェットはApple製品に囲まれている現在、SONY信者で無くなったと思っていたボクはすっかり油断していたのだ。
そうではなかったのである。ボクが日々使用しているイヤホンはSONY製だったのだ......。
兆しはあったのだ。年が明けて年末年始休暇も明け、仕事が始まりイヤホンを使いだしたら、なんかこれまでよりも電池の減りが早くなったよぉ〜に感じてたのだ。
ドアツードアで正味50分程度音楽を聴いているだけでは、電池のゲージのメモリが減ること無かったのに、明らかに減っているのである。
あれあれ?充電池がヤバくなってきたのかと......。
そして、およそ20年振りにSONYタイマーが本気で発動したのであるっ!?
先日の通勤時、いつものようにSONYのMUC-M1BT1を耳にくるりとSURE掛けしようとしたら、指になんか引っかかりを感じたのだ。
なんだ?と思ってチェックすると画像の通り、ケーブルが裂け、中の動線は辛うじてまだ断線にまでは至っていない感じ......。
嗚呼...すっかり忘れていた。このMUC-M1BT1はちょうど2年前のボクの御生誕記念日にうちの相方さんにプレゼントしてもらったモノなのだ。
まさに2年前後で発動するSONYタイマー恐るべしっ!?なのである。
まだ完全に断線してないんで、音楽は聴けないわけではない。しかし、おそらくこのまま使用し続けても遠からず完全に断線することであろう。
これは天に坐す神のお告げか。SONYから完全に脱却しなさいと。
時節柄、Blue ToothイヤホンならAPPLEのAirPodsやBeatsXといったよさげなモノが出始めたところなのだ。
いつものパターンであれば、ハァ〜ハァ〜しながらそちらを選ぶのがボクの流儀なのである。
しかし!?これまで2年間慣れ親しんだXBA-A3をここで現役引退に追い込むのは忍びないのである。
音質は問題ないし、なによりケーブル断線してもこいつはケーブル着脱式なんで、ケーブルを代えればまだまだ現役で使えるのだ。
しかも、そこそこ値段が高い代物なんで、このXBA-A3の音質に比べてAirPodsやBeartsXの音質はいかがなものか?という点も不安なのである。
したら、また同じMUC-M1BT1をポチろうか?という選択肢もあるが、この中途半端な造りのデザイン性の欠片もないヒモよりも、その後発売されたMUC-M2BT1の方が、値段も安く、連続再生時間も長いのである。
かくして、またしてもSONYの呪縛から完全に脱却すること叶わず、SONYタイマーの恐れを抱きながら、MUC-M2BT1をポチッてしまったのである...(^^;)ハハハ。
そんな、MUC-M2BT1のパッケージがこちら!
、MUC-M1BT1のパッケージと比べて思ってた以上にでかい。なぜなら、MUC-M2BT1はただの紐からネックバンド式になったからである。
パッケージにはこのとおり。肝心のイヤホン部はグレーアウトしており、この部分は対象外であることを示してます。
なので、着脱式のイヤホンをお持ちでない貴兄にはこの商品は何の役にも立たないものなのです(笑)
また、パッケージ裏には、MUC-M2BT1に対応しているSONY製イヤホンの型番や、耳への装着方法が描かれてます。
でも、ボクが使っているXBA-A3は本体部分が大きいんでSUREがけしないと耳から零れ落ちてしまいます...(^^;)ハハハ。
うち箱にはMUC-M2BT1後本尊様が綺麗にセットされてます。
この時点でまず気が付いたのは、MUC-M1BT1にくらべて、MUC-M2BT1のケーブルはかなり細いっ!?
それと、これは承知の上ではありますが、ネックバンド式になったことでやたらとガサばる感じがします...(^^;)ハハハ。
パッケージの中身は本体のMUC-M2BT1の他に、充電用のUSBケーブルと収納ポーチ。
それと各種取扱説明書。
MUC-M1BT1に接続していたXBA-A3を外して、合体準備。
ちなみにXBA-A3とMUC-M2BT1の端子を合わせて、合体です!
完成系のMUC-M2BT1+XBA-A3のお姿がこちら。
MUC-M2BT1のネックバンド部の左側が操作系になってます。
左側から音量ボタン兼曲戻し&曲送り。
通常押しで音量の上下、長押しで曲戻し・曲送りの操作が可能です。
右側の○ボタンが電源兼再生&停止ボタン。
操作ボタンの並びの裏側がUSBの充電端子。
本体が大きくなった分、十分な連続再生時間を確保なのです。
さらに音質は?というとMUC-M1BT1と比べると、MAX音量が大きくなったのと、音の解像度がさらにクリアになった感じがします。高音域と低音域の響きはSONYならではですが、中音域も良い感じになっていて、頭のあちこちでいろんな音が奏でられる感じの広がりを感じます。
でも、本体デカくなったのとケーブルが細くて柔らかくなった分、テキトーにバッグに入れてたりすると、想定以上に早く断線しそうな気が...(^^;)ハハハ。
やっぱり附属のポーチに入れるべきなのかなぁ〜。
でもそれもいちいちめんどくさいんだよなぁ〜〜。
売り上げランキング: 22,968