今まさに、フィルムカメラの世界に足を捕られてしまったボクですが、それ以上に今回手にしたRICOH GR1vのそのデジャブ感にガジェットとしての興味も一塩なのでございます。
こちらは2001年発売開始のGR1v。この機種は日付機能も付いているGR1v DATEという機種なんで、発売当時は10万強という挑戦的な価格だったようです。
今の高級コンパクトデジカメとも変わらない価格帯...(^^;)ハハハ。かなりの自信作であったことが伺えます。
先日のGR1v購入のエントリーでも触れたとおり、この外観はデジタルカメラの世界に切り替えた今のRICOHのGRシリーズにも、延々と受け継がれているのです。
もう、アイコンと化しているくらいにパッと見で『あ゛っ!?GRだっ!!』と認識できてしまう受け継がれてきたデザイン。
手に持ったときの右手の中に不思議としっかり納まる感覚も、今のデジタルなGRシリーズとなんら変わりが無いのです。
このこだわりは相当なもんだよなぁ~と、手持ちのデジタルなGR2と見た目の比較をしてみることにしました(笑)
GR2はブラックなんでわかり辛いですが、左がデジタルなGR2。右がフィルムなGR1v。
ちなみに、GR2は2015年に発売開始、GR1vは2001年の発売開始。
両者の間には14年という隔世の感がございますが、どちらもパッと見GR!(笑)
1996年に最初のフィルムのGRであるGR1が世に出て以来、その設計思想はいまだに一貫しているという恐ろしいほどのこだわりというか、そもそも当時のこのデザインがある意味完成形だったんでしょうねぇ。
ちょいと上から両者を見下ろすとGRシリーズの外観の特徴の一つでもあるグリップ部分のカーブなどどちらも同じ形状です。
この微妙なカーブが適度なホールド感を与えてくれるのです。
電源オンの状態。
レンズのサイズ28mmというこだわりも変わってませんが、さすがにデジタルなGRの方はレンズの鏡胴のサイズが大きくなっています。
本体右側の横から見たところ。グリップ側の厚みもほぼ変わっていません。さらにグリップの形状も同じなんだから、手にしたときに同じような感覚になるのは当然ですねぇ(笑)
裏面はさすがにフィルムとデジタルではかなり変わってきます。デジタルなGRにはフィルム時代には無かった液晶モニターが。でもその代わりにファインダーが無くなっています。
ちなみに写ルンですとGR1vを比べるとこんな感じ(笑)
本体の幅は写ルンですより長くなりますが、でも手になじみやすい重量感ゆえか、扱う上ではGR1vのほうがコンパクトにも感じてしまいます。
そんなこんななGR1vとGR2。
フィルム時代の最後のGRシリーズであり集大成であるGR1vとデジタル時代のGRシリーズのおそらくこのままでは最後のGRになってしまうかもしれない(RICOHは正式にはコンシューマーマーケットからの撤退は明言してませんが)GR2。
どちらも最終形態かもしれないGRシリーズを手にすることになったのも何かの縁を感じるのです。
しかし、フィルムカメラはフィルム代やら現像&プリント代やらお金がかかりますなぁ~。
各種フィルムの取り比べ&GR1vの撮れ具合はまた別のエントリーにて(笑)