ボクにとってガジェットとは機能・性能よりも見た目が第一である。
なによりも所有することによる満足感を第一に考える傾向が強い。
だからといって、機能・性能に全く興味が無いわけではない。
しばらく使用しているうちに、そのガジェットの機能が身体に染み付いてしまうと、買い換えた際にその機能を持っていないと遣いづらいということになる。
カメラにおいて感じたのはレンズを通して映し出す『画角』が、そんな身体に染み付いてしまったものの一つであることに最近気が付いた。
スマホのカメラに飽き足らず、カメラぢゃなきゃダメだっ!?と突然思い立ち手にしたのがRICOH GR2だった。
このカメラは、ポケットに入れても邪魔にならないサイズのコンパクトカメラであるにもかかわらず、APS-Cセンサーを持ち、GRレンズが映し出す解像度は一眼レフカメラにも引けをとらないというなかなかの優れものなのである。
そんなGR2が持つ画角が広角域の28mmなのである。
カメラ初心者だったボクは、広角だの標準だの望遠だの当時は特に気にせず、GR2で写真を撮り続けたのである。
GR2は単焦点レンズではあるものの、いちおうクロップのような処理で35mmや50mmで撮ることも可能だが、よほどのことがない限り28mmで撮ることが日常になっていたのである。
その結果、本来『標準』の名の下に一番使いやすい画角とされる50mmではなんか窮屈な感じがし、一般的に使いやすいとされる35mmではなんか気持ち物足りないという感覚を知らない間に身に付けてしまったのだ。
そんな身体になっていることもつゆ知らず、例の臨時収入で冷静な判断ができずハァ~ハァ~が止まらないまま購入したFUJIFILMのX100F。
ガジェットは見た目が一番!のポリシーにそぐわないわけがない、ボクがカメラに求める四角いレンジファインダーカメラ風の見た目。その満足度はコンパクトデジカメの中ではダントツなのです。
開放時のゆるフワなボケの仕上がりも魅力的。
なにより、光学ファインダーとEVFの切り替えができるファインダーは他に類を見ない機能でもあり、購入直後にはやはり在庫切れでどこも一ヵ月半は入荷待ちという状況なほど、ジワジワと評判を高めてきたカメラなのだ。
がっ!?操作にも慣れて、意識することなくシャッターを切れるようになると、妙な感覚に気づくのである。
『なんか、狭いな...。』
X100Fのレンズは35mm判換算で35mmの画角なのだ。ボクがGR2で慣れ親しんだ28mmに少々足りないのである。
最初のうちは、28mmで撮りたければGR2を、35mmがよければX100Fでいいかとも思ったが、キレッキレのGR2が描く写真よりも、X100Fの仕上がりを28mmの画角で撮りたいという欲望を跳ね除けることができず、とうとうWIDE CONVERSION LENS WCL-X100Ⅱを手にとってしまったのだ。
幸いにもまだビックカメラのポイントが残っていたので、ある程度助かった...(^^;)ハハハ。
ということで、こちらがX100Fのワイドコンバージョンレンズ、WIDE CONVERSION LENS WCL-X100Ⅱのパッケージ。
X100Fと同様黒い箱(笑)
シンプルにアルファベットのみ並んでいます。
内箱にレンズ本体が鎮座ましましてございます。
パッケージの中身はワイコンレンズに、各国語対応の取扱説明書、それとレンズケース。
レンズキャップは内側のレバーを人差し指と親指で摘んでロックを外すタイプ。けっこうしっかりハマってます。
本体横から。
なかなかずっしりとした重みが...なんかX100Fの機動性を犠牲にしそうな予感...(^^;)ハハハ。
開閉キャップを付けているX100Fさん。
X100Fからレンズキャップとフロントリングを外します。
そこにWIDE CONVERSION LENS WCL-X100Ⅱを装着。スクリューマウントなんで、グルグルとねじ込みます。
横から見ると、まるでミラーレス一眼かのようにレンズが出っ張るのです(笑)
前からのお姿。もはやPEN-Fと大きさも重さもさほど変わりません...(^^;)ハハハ。
レンズキャップを外したお姿。
いやぁ~なんかWIDE CONVERSION LENS WCL-X100Ⅱを付けただけで、満足してしまいそうですが、しばらくはこの状態でX100Fを使います(笑)