購入してから長いこと、踏ん切りが付かず冷蔵庫の奥底に追いやられていたフィルムを先日発見してしまったのだ。
FUJIFILMのリバーサルフィルム、PROVIA100Fである。
おそらくLeica M4を手にした頃に、勢い余って購入してしまったのだろう。
フィルムといえばネガフィルムである。初めて親爺様のカメラを持ち出した洟垂れ小僧の頃合いからフィルムといえばネガフィルムなのである。
しかし、いつかはネガではなくポジフィルムともいわれているリバーサルフィルムで撮ってみたいと。
でも、ネガフィルムと違ってリバーサルフィルムは露出にシビアだから素人風情には難しぃ〜ンぢゃねぇ〜の?とも見聞きしていたんで、おそらくヘタレて冷蔵庫に入れっぱなしにしていたモノと思われる...(^^;)ハハハ。
でも、見つけてしまったからには今がその時!なのである。
Leica M4にPROVIA100Fをセットして、レンズはVoigtlanderのCOLOR SKOPAR35mm f2.5を装着!
颯爽と巣鴨の地蔵通り商店街に向かったのである!!
ちなみになにゆえ巣鴨?ということには特に何の意味も無い(笑)
ボクの体内露出計は、ボクの体内コンパス並みに精度はその時と場所の影響を受けまくって当てにならないので、単体露出計でしっかりと計測して撮ったつもりだった。
ネガフィルムだと翌日には確実に現像&プリントを手に取れるが、リバーサルフィルムだと手元にくるまでなんだかんだと一週間はかかる。
そして、チェックした写真をみてがく然としたのである......。
なんだっ!?この全部に青みがかった色合いはっ!?
これはフィルムのせいなんだろうか?
いやいや、webサイトに数あるリバーサルフィルムの作例を見ても意図したモノでは無い限り、こんな青み全開の写真は見たことない。
露出アンダーなんだろうか?というか、久々にLeica M4を連れ出して、久々に巣鴨なんかにきちゃったモンだから、テンション上がり気味だったのは確かである。
順光、逆光あまり気にせずレンズを向けていたのは確かである。
地蔵通り商店街入口の眞性寺さんのお地蔵さんも真っ黒...(T^T)涙。
このお地蔵さんはまだ青みがそれほどでもない方だけど、どうしたかったのか振り返ってみてもわかりません...(^^;)ハハハ。
なんかいつものネガフィルムと比べて、味のある仕上がり!といってしまえばそれまでですが、ボクの思い描いていたイメージと違うのです。
なんか昔のウルトラマンシリーズのフィルムのような色合いになってるし...。
多少はリバーサルフィルムっぽい仕上がりを感じますが、でも露出合ってないんだろうなぁ〜。
この日の高岩寺さんの洗い観音もエラい人出でした。
なんかトーンが暗いんだよねぇ〜...(^^;)ハハハ。
これはまだいい方。
ネガフィルムとは明らかに仕上がりが違ってきます。
解像度と色合いのきめ細かさが。デジタルの解像感とはまた違った表現をしている感じ。
皆さん、しっかりと洗い観音様をお洗いになられておりました。
さてさて、地蔵通り商店街といえば、お婆ちゃんの原宿!
お婆ちゃん、お爺ちゃん向けのお店が軒を連ねているのです(笑)
『もんぺ・はんてんの越後屋』さん。
いまや、もんぺ・はんてんを売りにするお店など日本全国なかなかないでしょうなぁ〜。
そして、巣鴨といえば千原ジュニアでも有名な『赤パンツ』!
もぉ〜店内は赤いモノだらけでございます。
みなさま赤パンツをはいて長生きしてほしいものでございます...(-人-)合掌。
商店街にはこんな昭和な感じのおもちゃ屋さんも。
なんか自分の洟垂れ小僧時代の光景を思い起こしました...(遠い目)。
この辺りはいろいろと路地裏散歩するにはちょうどいいエリアなので、またお写ン歩しに来ようと心に誓ったのでございます。
PROVIA100Fの最後の一枚は店先になんとなく置かれていたこのサンプルでございました...(^^;)ハハハ。
しかし、ちょっと露出考えないといけないなぁ〜と。
商店街の終わり掛けにフィルムが切れたんで、ここからはネガフィルムのLomography Color Negative 100をLeica M4に装填してお写ン歩続行です。
なんか見慣れた色合い。若干黄色みがかった感じなんだよね。100の場合。
でも、これ見ると単体露出計が狂っているわけでもなさそうなんだけど。ネガフィルムの場合ラチチュードが広いから多少のズレは吸収してしまうという特性がなせるワザなんでしょうか?
ベンチの脇から派手な象さん。
店先にはやたらと存在感のあるサイヤ人のような髪型のマネキンさん。
地蔵通り商店街もここらで終点です。
そして、その辻には猿田彦大神庚申堂。
こんなところに猿田彦さんが祀られていらっしゃるんですね。
猿田彦は初めてなのです。
猿田彦だけに狛犬ではなくお猿さん(笑)
見猿言わ猿聞か猿には一匹足りないなと思っていたら、それぞれのお猿さんの下に三猿が彫られておりました(笑)
こじんまりした社なんで手水舎もこじんまり。
ほんと隙間にこじんまりといったお社でした。
猿田彦大神をお参りして、庚申塚の商店街へ。
そういえば、この辺にファイト餃子があったよな?
今度行かねば!!
都営荒川線の庚申塚駅からお家に帰ります。
都営荒川線沿線をお写ン歩するのもいいかもしれないですなぁ〜。
もう少し温かくなったら...(^^;)ハハハ。
東池袋で下車です。
まだ11月下旬だったこの頃合い。
紅葉の最後を撮っておこうかと東池袋日出町公園へ。
まだ最後というよりも、あと2週くらいは保ちそうかな?という感じの紅葉でした。
やっぱり、黃葉よりも紅葉が好き(笑)
これ、リバーサルフィルムで撮ってたらどんな感じに写ってたんだろう?
しかし、リバーサルフィルム初体験はかなりがっかりだったのです。
正直舐めておりました...(T^T)涙。
でも何が原因だったんだろう?もう少し慎重に露出を見極めて撮るべきなのか、こういった失敗を繰り返して適正露出を見極める修行を積むしかないのだろうか?
そんな時に、フト脳裏に浮かぶ悪巧み。
フルオートのAFフィルムカメラや、せめて絞り優先AEフィルムカメラだったらどうだろうか?と。
カメラ任せで撮ってみても同じなら仕方ないけど、自分では気付いていない部分をカメラが補ってくれるのではないか??と...(^^;)ハハハ。
さてさて、Leica LマウントやMマウントのレンズが使えるAEカメラ探しの度が始まります(笑)