『いつかはLeica』だったなボクのカメラライフは、瞬く間に当初の目標に到達し、気がつけば山の頂だと思っていたところは広大な沼でアリ、ジッとしていると足が取られて身動きが出来ないまま沈んでいく恐怖の世界だったのです...(^^;)ハハハ。
ジッとしていると沈んでしまうんで、手足をバタつかせて沼をあちこち徘徊して回るわけですが、日々そんなことをしていると『あ゛っ!?これ探していたやつ!』と沼の泥土から次から次へと欲望のスイッチを押下するアイテムが現れてくるのでございます.........嗚呼、恐ろしきカメラ沼。
そんなアイテムの中で、いつかは欲しいと思っていたLeicaのレンズがSummicron!
8枚玉だのとそんな銘玉はとても手が出るモンではありませんが、50mmのそれも沈胴レンズであるSummicron 50mm f2.0 Lマウントであればまだまだお手頃価格。
しかも、Leicaシステムに集約するためにそれ以外のシステムを売り払い、ボクの財布は今ホクホクなのです!
これはポチらないワケにはいかないのです。
ということで、お迎えしたのがこちらのSummicron 50mm f2.0 Lマウント。
レンズに映り込む蛍光灯の光が七色に輝いているのです。ステキですズミ様!!
Leicanoレンズはf2.8までしか所有してなかったんで、f2.0ともなるとレンズ面が大きく感じます。
レンズは見た感じ特にキズもチリ・カビもなく問題なさそう。
ちなみにこのズミ様は製造番号から調べてみると、1955年の製造ロットみたい。
ということは、今年で63歳!?とっくに還暦過ぎてるお年頃でございます(笑)
早速我が家の働き者のお爺ちゃん、Ⅲfに装着です。
さすがにElmar50mm f2.8と比べるとヘリコイド部の厚みが全然違うんで、コンパクトさは失いますが、お爺ちゃんの顔つきが若干精悍になったご様子(笑)
なんか太くて大きいモノが屹立しているお姿は、若かりし頃を思い出したかのようなお爺ちゃんです。
基本的にボクはガジェッター気質なんで、ズミ様を装着したお姿を拝見しているだけでも...( ´艸`)ムフフ。とヘンタイ的な悦びを見出してしまいます。
M4に装着してみるとこんな感じ。
やっぱり、大きさ的にはM4のボディサイズの方がバランス良いですねぇ。
古さを感じさせないM4のボディはどんなクラシックレンズを装着してもその時代を吸収して、M型の世界観にまとめ上げてしまう、そんな懐の広さを感じます。
MマウントのElmar 50mm f2.8よりもSummicron 50mm f2.0の方が時代は古いはずなのにバランスがよさげ(笑)
デジタルMではどお〜かとTYP240に装着。
ボディはM4と同じくMシリーズですが、こちらはブラックペイントなんでより引き締まった感じが。
ブラックのカメラボディにシルバークロームのレンズ筐体って組み合わせもけっこう好きになってきました。
以前はカメラのボディはシルバーだろっ!という思い込みがあったんですが...(^^;)ハハハ。
多分、M TYP240を見慣れてきたんでしょね(笑)
最初は嫌いだったレンズ上の『Leica』の赤丸も最近は逆にワンポイントとしてデザインとしてはいぃ〜ンぢゃないかと思えてきました。
Leitz社からLeica社に変わって、この赤丸をブランドのアイデンティティとして多用するようになって、よくこの赤丸がない方がスナップするには街に溶け込みやすくていい!という文章を見かけますが、いちいち街で写真撮ってる人のカメラを気にしますかね?
さらにはそのカメラのちょっとした赤丸まで認識するような人って、よほどのカメラ好きかLeicaマニアくらいしかいないんじゃないかと思うんですが...(^^;)ハハハ。
そんなこんなな沈胴ズミ様。
正直、購入したときにこんなにテンション上がったレンズは初めてなのです。
Elmar 50mm f3.5はフィルムの現像の仕上がりを見てからはテンション上がりまくりましたが(笑)
数々の伝説のバックボーンをお持ちのSummicronなんで、情報過多で舞い上がってるだけかもしれませんが、しばらくはこのレンズをお爺ちゃんⅢfとM4に付けて持ち歩きです(笑)