何ごとも距離を縮め過ぎて、そのままベタベタした付き合いを続けると、最初のうちは気に入った勢いで良いところばかりしか見ていなかったのに、そのうち欠点を見つけると欠点ばかり目について仕方が無いという状態になる。
これは人間関係に限らず、モノとの付き合いも同様である。
このような事態に陥らないようにするには、所々での気分転換が必要なのである。
ここのところあまりにもお気に入り過ぎて、日々持ち歩くカメラの座はお爺ちゃんカメラのLeica Ⅲfだったが、先日入手したSummicron 50mm f2.0を他のLeicaボディでも試してみようと、久々にLeica M4にSummicron 50mm f2.0を付け替えた。
フィルムも最近はLomographyのColor negative 100か400、モノクロだとILFORD XP2400ばかりだったンで、新しいフィルムを試してみようとモノクロのKodak 400TXとLomography Color negative 800を確保したのだ。
【Leica M4+Summicron 50mm f2.0、Kodak 400TX】
モノクロ専門の現像が必要なモノクロフィルムはだいぶ久々。
最近はカラー現像所で現像可能なモノクロフィルムのILFORD XP2400ばかりだったんで。こっちの方が現像に時間がかからないんだよね...(^^;)ハハハ。
また、いつかは使ってみたかったKodak 400TXに初挑戦ということで、ちとこれまでの現像写真を振り返ると、これまでモノクロで撮った写真て適正露出で撮っていても、どぉ〜も白っぽく写ってしまい、これはどぉ〜したもんか?と。
なので、適正露出よりもアンダーで敢えて撮ることにした。
がっ!?露出は抑えても、出来上がった写真を見ると全般的に黄色味がかった感じがアリ、ということで本エントリーにアップしたモノクロ写真はアプリで色味を補正して黄色味を撮ったモノをアップしておりますので、あしからず。
まずは我が家のフォトジェニックな犬、うちの小春さんで試し撮りの一枚(笑)
室内照明だけなんでスローシャッターで大丈夫か?と思いましたが、なんとか小春さんの目にピントは合ってる感じ。
こちらは散歩途中のうちの小春さん。
順光な場所でこれはSOMKYを装着してたっけかなぁ?
カラーでも充分カリッとしたしあがりなSummicron 50mm f2.0ですが、モノクロだとさらにその印象が強い感じ。
池袋ネコ歩きminiでお馴染みの猫場の猫さん。
猫の三段オチでございます(笑)
近所のお店の閉店中の看板。
こういうガリガリ、ゴリゴリっとした印象はモノクロの陰影だけの表現の方が際立ちますねぇ。
これはたしかSOMKY付けて接写を試したモノのはず。
中央部あたりにピントを合わせたつもりなんですが、多分浮き上がっているように見えるンで合ってんだろうなぁ〜。
こちらも以前カラーでアップしたことあるネコ歩きmini途中の住宅の鉢植え。
葉のカリカリ感が増しましてございます。
池袋のどっかのお店の棚(笑)
曇り空の影になる空間だったんで、絞りも開放までいかずとも開き気味で撮ったにもかかわらずけっこうしっかりと写ってた。
モノクロの階調表現のおかげでこんな仕上がりなんだろか?
南池袋の東通りを歩いていたときに、ちっと洒落散らかしたエントランスだったんでパ写リ。
お店の看板の後ろが僅かにボケていて看板が浮き上がって見える。
上の看板の横で棚に松ぼっくりが転がっていたんで。
もうちょっと引いてもよかったんだけど、50mmだとそんなに寄ってるわけじゃ無いのにこれくらい大きく写り込むんですねぇ。
次にどこ行くか相談中でしょうか?(笑)
駅まで戻ると駅前公園に謎の忘れモノがっ!?
【Leica M4+Summicron 50mm f2.0、Lomography Color negative 800】
続いてはLomography Color negative 800にフィルムを換えて。
この一本は一週間M4を持ち歩いて撮ったモノなんで、アガりの写真はバラバラです(笑)
今となってはなぜ撮ったのか解らない、職場のビルのエントランスのエスカレーター(笑)
なんか金属の質感がカリカリです。
でも、やっぱりカラーでもちと黄色味がかってんのかなぁ〜。レンズのコーティングの問題なんだろか?
ビルの外の外周部分。
このビルのこの三角なところが好きなんですよねぇ〜。
何回も撮ってる気がする...(^^;)ハハハ。
職場の日比谷界隈の紅梅。
2月末、春は着実に近づいております。
こちらは日比谷公園の紅梅のつぼみ。
これはSOMKY付けて接写した一枚。
翌週には満開ですね<といってもこれ、ひと月前のことですが...(^^;)ハハハ。
この色合いはLomoっぽくて好きな色合いです。
朝の日比谷公園を一周りしていたら、朝早くから雲形池で佇むお婆さん。
この時期、朝日の角度で日比谷公園の噴水に毎朝虹が出るんで、どんな感じにフィルムに写るだろうか?と試し撮りした一枚。
けこうちゃんと虹写ルンですね。まぁ〜ただの光だから写らないわけないンだけど(笑)
新橋のTSUTAYAのエントランスで、壁の写真がよろしげだったんでパ写リ。
こういうときは35mm持っていれば良かったと...(^^;)ハハハ。
もう少し引き気味で壁を広く撮りたいですよねぇ。
せっかくのISO800なんで、夜はどこまで大丈夫だろうか?と近所のメキシカンバーのお店の看板を。
これくらいの照明があれば夜でもかなり余裕ですね。
ライトが当たっている部分と、影で暗くなっている部分のコントラストが好きです。
先日の大阪出張の際に驚いたのが、大阪駅の梅田側の反対側の変わりよう!?
変わりようといっても、これまで梅田の反対側って行ったこと無かったンですが、なんか再開発されちゃってまるで横浜のみなとみらいみたいなイキフンに様変わりしておりました。
だから、様変わりといったって変わる前を全然知らないんですけどね...(^^;)ハハハ。
フト見渡すとビルの中にビルがあったんで思わず一枚(笑)
そんなこんななLeica M4とSummicron 50mm f2.0ですが、フィルムによっても随分印象が変わるなぁ〜と。
それとやはりレンズが製造された時代との関連もあるのか、モノクロの方がより鮮明に表現するレンズだなぁ〜という気がしてきました。
また、ボディでいうとⅢfのあの数々のお作法を駆使して一枚一枚シャッターを押してきたのと比べて、M型のなんと進化したことかっ!?
やはりバルナック型の限界をクリアするためにM3がそしてM型が進化してきたんだなぁ〜と実感しました。
さらにはそのM型がデジタルなこのご時世にまだそのまま残っているというこのレガシー感っ!?(笑)
ボクはまだまだLeicaの世界のとば口に立ったばかりな小僧ですが、目の前に広がる広大で奥深いLeica沼に全身飲み込まれないように、なんとか片足くらいまでで耐えていこうと思います(笑)