フィルムカメラはイニシャルよりもランニングの経費がバカにならない。
フィルム代そのものも、各社が販売する少ない種類の中から生産中止の決定がされる度に、残りのフィルムも値上がりされていったり......。
フィルムを撮り終わったら、現像代にプリント代(ないしはデータ化代)と。
お金にまつわるコスト以外にも、現像されたネガだのプリント写真だのの管理というコストもかかってくる。
デジタルカメラに比べると、いまや立派に嗜好品的贅沢な嗜みと化しつつあるフィルムカメラなのである...(^^;)ハハハ。
そこで、なんとかこのコストを下げられないものだろうか?と前々から見当していたのが、フィルムスキャナーの導入。
カメラ屋さんでは現像だけしてもらって、うちでネガをスキャンすることでせめてプリントorデータ代だけでも節約できないものだろうか?と。
しかし、『フィルムスキャナー』そのものがニッチな商品に成り下がっている昨今、手軽にそれなりの品質を求め出すとなかなかコスパよろしげなモノに巡り会わないのだ。
フィルムブームとはいえ、やはり一般的ではないんだろうなと。
そんななか、時間ばかり経ってしまうンで、意を決してポチったのがこちらのサンワサプライの新製品フィルムスキャナー400−SCNO55!
これって、直販だからなのかパッケージは御覧の通りなんの面白味もないただの箱...(^^;)ハハハ。
そこに諸元のラベルが貼ってあるだけ(笑)
蓋を開けると、御覧の通り。
とりあえず部品を投げ入れました!という感じ...(^^;)ハハハ。
ここのところApple製品のパッケージの影響で、各社パッケージにも気を遣っているモノを目にしてきたんで、この潔さに逆に感服なのだ(笑)
箱の中身はこんな感じ。
フィルムスキャナー本体に、各種フィルムのガイド。それと電源ケーブルとPC接続用のUSBケーブルに取扱説明書、ACアダプタにクリーニングブラシ。
本体は思っていた以上にコンパクト。
サンワサプライのこれまでのフィルムスキャナーのディスプレイよりも大きいと聞いていたんで、も少し立派かと思いきや...。
正面はこんな感じで、操作部は電源、削除、再生、フィルムタイプ選択、画像調整、スキャニングの各種ボタン配列。
マニュアルなくてもなんとかなるくらいのシンプル設計!
横はこんな感じ。
この下の方に大きく空いているところにフィルムにあったガイドを差し込む仕様。
背面はTV接続端子、SDカードスロット、USB端子。
電源ONするとPCとリンクさせるか聞いてくるんで、しない場合はNoで。
さっそく、35mmフィルムのガイドを装着して、そこにネガを通してみる。
なにも画像調整していない状態だとこんな感じ。
初めて電源ONした時に梱包されている中でレンズ部にゴミが付いているケースが多いと思うンで、電源を入れる前にクリーニングブラシでレンズをお掃除しときましょ!
先日M3の試し撮りをした時のネガで、試しスキャン(笑)
これもなにも画像調整していない状態で取り込んだもの。
アナログというか昔プリントした写真の味付けにしているのか?ただ調整が甘いだけなのか、こんな感じのちと色あせ気味の仕上がりになる。
ちなみにこちらはカメラ屋さんでデータ化してもらったモノ。
色味とコントラストがやはりデータ化してもらったモノの方がクッキリしている。
こちらはフィルムスキャンのもの。
色味が浅いけど、でも実際の色味としてはこちらの方が再現性高い。この場合は。
データ化してもらったモノ。彩度が高く、実際の色味よりも人工的な感じ。
これは最初の写真と同じ感じかな。
なんか太陽光の場合は色味とコントラストが甘くでているような感じ。
データ化してもらったヤツでもちっと色味があざといんだけどね...(^^;)ハハハ。
太陽光の場合は画像調整必須。人工光の場合はむしろ実際の色味に近い感じで表現されるようなきがするフィルムスキャナー400−SCNO55。
さてさて、実用に足るモノなのだろうか???
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