以前、うちの相方さんが愛妻弁当を作ってくれていた頃は、お弁当箱が入るくらいのマチの太いトートバッグを通勤に使用していたモノである...(遠い目)。
昨年の11月からまたうちの相方さんが働き始めたため、ここ数年続いていた愛妻弁当も自然消滅し、次はいったいいつ作ってくれるのかの兆しも一切見えてこない今日この頃なのである...(T^T)涙。
そんな弁当無しの生活になって以降はガパッと蝦蟇口タイプのダレスバッグを主に使っていたのだが、端の辺りがすり切れ始めており、そろそろ通勤バッグを新調せねばならない頃合いとなったのである。
ということで、思い立ったが吉日!
以前から気になっていた革職人な土屋鞄製造所さんのトールトートバッグ、Diarioに白羽の矢が立ったのである。
外箱を開けると中には革に優しい袋に入ったDiarioさん。
こちらがなんの変哲もない無骨な表情のDiarioトールトートバッグ。
ボクは昔からトートバッグ派で過ごしてきたが、いわゆる横長のトートバッグは苦手なのだ。
おそらく世間一般的には横長の方が隅から隅までリーチしやすく便利なのだろうが、肩にかけたときのバランスがなんかイヤなのである。
なので、ボクが使うトートはいつも縦長タイプなのである。
この形こそ、ボクにとって望ましいトートバッグなのだ。
しっかりそしてシットリとした革の無骨な作りではある。
横のマチの部分はこのように革の合わせ目で形作っており、ガパガパと開かない機能とデザインの気配りが素晴らしい。
内側には小物用のポケットが。
今どきであれば、スマホポケットや充電器ポケット等、各種ガジェットの収まりが良いような機能性を持たせるのだろうが、トートバッグにそんな機能性は必要ない。
ガバガバと必要なモノは放り込み、機動性よろしく出かけられるのがトートバッグの醍醐味である。
なので、これくらいのシンプルさがちょうど良いのである。
底面は金具かと思いきや、これは革職人の矜持なのであろうか?
底面の足までもが革を止めてある(笑)
このプライドが素晴らしい!
まだ購入当初はしっとりと湿度を保ち、硬くのっぺりとした革質だが、これから使い込んでいく宇うちにボクの身体に馴染んだ革の表情を魅せてくれることだろう。
日々連れ出すのが楽しみなバッグである。