以前、日本の洋食屋さん問題に触れたことがある。
小さい頃から昭和の洋食屋さんで育ったボクは、今でもファミレスのように若い世代からお年寄りまで洋食屋さんには老若男女が集っていると思っていたのだが、冷静に周りを見てみるとどぉ〜も客層がアッパー目なのである。
これは池袋に限った話ではなく、旅行で訪れる土地土地の洋食屋さんでも皆一緒。
ファミレスなどまだ無い昭和の洋食屋さんで育った世代がそのまま歳をとっても洋食屋さんで食事をしているような感じなのである。
はてさて、若人はどぉ〜した?とうちの相方さんに問いを投げてみると、
♀『今どきの若い子はファミレス行くでしょ。洋食屋より安いし。』
となんともいつもながらの冷静なご回答。
そんな次世代が洋食屋さんに集わなくなったら、この先どぉ〜する?どぉ〜なる??洋食屋???とボクは、客層の高齢化とともにシェフの高齢化が進み、そんな年寄りしか来ない洋食屋なんか継がねぇ〜よっ!とシェフの息子も継ぐ気が無く、今のシェフの代でお店を畳んでしまう昭和の洋食屋さんが後を絶たなくなってしまう世界が近々に訪れるのではないか?昭和の洋食屋という立派な食文化がここ数年で無くなってしまうのではないかっ!?!?という危機感から胃がキリキリする日々を暮らしていたのである。
そんな心配ばかりで胃をキリキリさせるくらいであれば、ちゃんとお店に行って売上げに貢献した方がイイのではないかと久々に近所のキッチンチェックに出向いた先日。
いつもはやはり昭和の洋食屋さんで育った世代がほとんどで若人は一組くらいしかランチタイムには見かけなかったキッチンチェックさんに、なんと満席の半分程度は若人なのであるっ!?
これはどぉ〜したことか?SNSあたりで映えする写真でも載って、いいねで拡散でもしたのだろうか?と。
これが続けばチェックさんの料理も次の世代へ繋いでいけるというモノである。
泡沫ブログの本ブログでも何度も紹介しているチェックさんではあるが、少しでも足しになればということで今回もエントリーなのである!!
ということで、代わり映えのないのがご自慢&定番の味ということで、こちらがキッチンチェックさんのメニュー。
調味料だって、定番のモノしか置かないのが昭和の洋食屋さんのこだわりなのですっ!!
うちの相方さんさんはここのところずっとチェックさんのメニューでハマっているチキンドリア。
海老ドリアは大抵置いているけど、チキンドリアってのは珍しい逸品。
ホワイトソースが絶品ではありますが、暑すぎてなかなかガッツリ頬張れないのが玉に瑕...(^^;)ハハハ。
前々から気になっていた、近所の常連さんと思われるオッチャン達が着席早々によく頼む『弁当ぉ〜〜!』というなの一品がこちらの焼肉弁当。
幕の内的ないろいろおかずが入っているお重を想像していたら、このような佇まい。
焼肉弁当にはお新香と味噌汁が付いてきます。
焼肉弁当はお重にごはんと焼肉。
でも、焼肉というよりも生姜焼きといった方が正解かも。
洋食屋さんらしく薄いバラ肉ではなく、けっこう厚みのある豚ロースのポークジンジャーといった感じ。
これはこれで旨し!
そんなこんなのキッチンチェックさん。
一時的なSNSでのお祭り騒ぎではなく、これからも一定層の若人がやって来て、この食文化を次世代へ繋いでいっていただきたいモノでございますm(._.)m