カメラで写真を撮り、管理するという一連の行為を考えると圧倒的にデジタルな方が便利なことに間違いは無い。
でも、スマホのカメラで写真を撮るというコトよりも、デジカメで撮る方が、さらにはフィルムカメラを操作して写真を撮るという行為の方が圧倒的な愉しみを感じてしまうのである。
しかし、写真の管理という点ではやはりアナログよりもデジタルの方が便利この上ないということで、プリントだけでなくデータ化も必要になってくるわけで。
ということで、以前サンワサプライのフィルムスキャナー400−SCN055導入のご紹介をしたモノの、正直この製品には満足的ていなかったのである。
まず、スキャン時に重要になってくるライティングにムラがあり、周辺部と中心部で光の当たり方が違ってくるのである。
また、特にリバーサルフィルムの時に顕著な症状として光の色合いが変化してまともな発色をしないケースが多々見られること。
変わった色合いでトイカメラ風に遊ぶのであればともかく、これはちと違うかな?というのが数本のフィルムで試した感想である。
さてさて、どぉ〜したものか?と。
まぁ、カラーネガフィルムだったらビックカメラで現像時にiPhone転送でデータ化をお願いすればCDから取り込む手間もなくiPhoneに入れてくれるんで問題ないし...とやり過ごすことも出来るモノの、モノクロネガフィルムやリバーサルフィルムだとやっぱりCD焼き付けだの、リバーサルなんてそもそもプリント代がもったいないくらいなご時世である。
やはりさてさてどぉ〜したものか??と。
.........!?
実は以前フィルムスキャナーを物色していた際に、今年3月にでた『Nikon ES-2』を見て、Nikonユーザーはいいなぁ〜と。Leicaじゃ接写は無理だもんなぁ〜などとボクには関わりの無いことでございますと諦めていたのだが、気がつけばNikonデジタル一眼レフユーザーなのであるっ!?
さらにはAF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDというマクロレンズも手にしている状態なのである。
早速Nikon ES-2を調べてみると、Nikon DfもAF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDもES-2を使用するに当たり対象機種&レンズとなっているっ!?!?
偶然というモノは恐ろしいモノで...(^^;)ハハハ。
ということでさっそくビックカメラのポイントを使ってNikon ES-2を入手なのですっ!
こちらがNikon ES-2のパッケージ。
なんの変哲も洒落っ気も無い、なんかお中元の箱みたいな味気なさ...(^^;)ハハハ。
まぁ、Leicaみたいにパッケージまでデザインしろとはもうしませんが、たかがアクセサリーにしろも少し気を遣ってもいぃ〜ンぢゃないかなぁ〜...(^^;)ハハハ。
そんなお中元の箱の中身はこんな部品の数々。
こちらはES-2本体。
レンズフードの先にライトボックスの面が張り付いたような形状。
対象レンズとスキャンするフィルムの位置を調整してピント合わせをするためのアダプターが2種類。
それと35mmフィルムを格納するフィルムゲージにリバーサルのスライド用のゲージ。
ちなみにこのES-2では35mmフィルムのみが対象となる模様。
なんか、改めて買っといてよかったなぁ〜と思うAF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDにNikon Df。
まさか、これでフィルムスキャン出来る環境が完成するとはっ!?
AF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDでES-2を使用する場合は本体と薄い方のアダプターが必要となる。
ES-2本体に薄いアダプタをねじ込みで装着。
これをAF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDのフィルター用のネジ切りの部分にねじ込み装着。
するとこんな感じに。
次に、フィルムゲージにフィルムをセット。
フィルムゲージを開いて、
フィルム現像面に注意しながらフィルムをセット。
そしてゲージを閉めて、浮いている箇所はないか、右から左までしっかりとチェック!
フィルムゲージをES-2に装着して準備完了。
ちなみに今回は以前現像したリバーサルフィルムでお試しです。
当たり前のことですが、リバーサルフィルムはポジなんでAF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G EDを通して見える画像はそのままプリント時の階調のまま確認できます。
がっ!?リバーサルフィルムといえどここで一つ注意が必要!
ES-2では、外光がフィルムを通過することで、カメラのセンサーにフィルムの画像を送り込んでいる。
なので外光の強弱並びに色味がカメラのセンサーが認識する色合いに影響を与えるのである。
なので、この写真の場合は床の茶色い色味が微妙に画像に反映されてしまっている。
もう少し明るい光源である白色のLED室内灯に向けるとこんな按配。
できれば、晴れた日の外の明かり程度がよろしいらしい。
ライブビューに映し出される画像を確認しながらシャッターを押して撮影する。
やっぱり、400−SCN055でスキャンした画像とは全く異なる解像度。
雨が上がった後のシズル感が全く違うっ!
もっとリバーサルフィルムで撮りたくなるような写欲を沸かせるアイテムである(笑)