もう、あまりにも昔のこと過ぎて何年前の出来事だったか思い出せないのだが、過去に一度だけボクは『蒙古タンメン中本』の蒙古タンメンに挑戦したことがある。
しかし、当時のボクは辛いモノが何より苦手であり、辛すぎるモノを口にすると失神寸前まで追い込まれ、生きる気力を失いかねないほど苦手な食べ物が辛いモノだったのだ。
当然のことながら、その過去一度だけのボクと蒙古タンメン中本との邂逅もなにも意味あるモノは生み出せず、案の定失神寸前まで追い込まれ、うちの相方さんに支えられながらお店を後にしたのである...(遠い目)。
あれから何年?
しかしっ!?今年のボクは当時のボクとは別人なのである。
なにせ、今年に入ってからこれまでの辛いモノ苦手人生が嘘のように、好んで辛いモノを口にするようになったボクなのである。
今なら蒙古タンメン中本へのリベンジも可能なのではないかっ!?と池袋西口店に向かったのである。
蒙古タンメン中本池袋西口店は、こちらも有名店な老舗洋食屋キッチンABCと同じビルの2階にある。
もぉ〜お店のイメージカラーが『赤』であることからして威圧してくる。
以前のボクであったら、この階段を上っている最中にトラウマで引き返したくなったことであろう。
券売機で食券を買い求める。
今回はまずはリベンジなのである。であれば当然『蒙古タンメン』しかあり得ない。
厨房を囲うようなコの字型のカウンター。
この角度だとまだお客さんが少ないように見えるが、コの字の両端からお客さんが詰められていくんで、この空白が埋まれば12時前でもぉ〜満席である。
相変わらず人気店な蒙古タンメン中本である。
厨房でも頭を赤くして威圧する赤鬼たちが。
でも、お客さんの注文を繰り返している内容を聞いていると、この日の注文の2/3は『北極の夏』という、蒙古タンメン以上の辛さを誇る北極よりもさらに辛みを感じるというモノがオーダーされているのだ。
みんなダイジョブなんだろうか?
蒙古タンメンを待つ間に中本ツウでお勉強。
もう、旨さの元は全て器の中に入り込んでいるんで、テーブルの調味料は基本的なモノのみ。
リベンジがなによりの目標の今回、とりあえずチェイサーが必要であろうと、定食を注文。
だって、定食が定番!て書いてあるから。
とはいえ、ただのごはんだけではなく麻婆豆腐もっ!?
オイオイさらに追い込んでドォ〜するっ!?!?
でも、大丈夫。ボク、成長したから(笑)
こちらが今回リベンジの蒙古タンメン!
背脂、バター、半熟玉子のトッピング。
これまでみてきた他店の背脂の使い方と全く異なる繊細な背脂の扱い方。
白い背脂と真っ赤な麻婆豆腐が対照的で視覚を早くも刺激してくるのです。
そして背脂で半分以上隠れちゃってますが、その下にはたっぷりの野菜炒め!
この野菜炒めが旨いっ!!
スープや具のインパクトが強すぎて印象薄く感じちゃいますが、この中太ストレート麵もスープや具に負けない麵ですな。
前回はここまで冷静に味わえませんでした...(^^;)ハハハ。
そして、野菜炒めの甘味&旨味に背脂・バターのコクと麻婆豆腐の辛味、その全てを包み込んで一体化したこの味噌スープ!
これがまさに絶品でございますってっ!!
こんな旨い味噌スープ他にはなかなかないかも!?と。
これはクセになります、なっちゃいますって。
と、今回は最後まで完食して無事にリベンジは果たせましたが、首から上は滝汗というよりも大雨の翌日でダムを放流したかのような汗量に苛まれ...(^^;)ハハハ。
真冬にいただくくらいがちょうど良いかも(笑)