ということで、夏がようやく諦めかけ始めた今年の9月初旬。
『ハレにはライカ、ネコにはデジカメ』と突然の天啓を受けたボクは、9月も中旬にナリ、よぉ〜やくデジタルライカのLeica M TYP240とLeica Qを手放し、新たな一歩を踏み出したのである!!
とはいえ、レンズ箱に詰まったLeica M、Lタイプのレンズを見る度にフィルムカメラのLeica M3、Ⅲfだけで活躍させるのは忍びない...(遠い目)。
ネコにはデジカメとNikon Fマウントシステムで割り切ったつもりではあるが、やはりデジタルでもLeicaの色合いを欲する自分が残っているのである。
Leicaは資産!国産カメラの類よりも中古になっても値崩れはさほど無いという相場なので、ボクの懐はそれなりに温かい。
......これは中古カメラ症候群キャリアにとってはもっとも発病しやすい環境にある。
やがて妄想と現実の区別が付かなくなり、治療と称して中古カメラ屋を徘徊し、一時購買衝動が収まったと思っても、手に取らないことには収まらないのが中古カメラ症候群の恐ろしいところである。
斯くして、ボクの手元にはSony α7Ⅱが迎えられることになったのである...(^^;)ハハハ。
デジタルライカを手放す時点で、ほぼ次の一手として決めてはいたんで、予定調和といっても過言ではない(笑)
Sony α7Ⅱといえば、αシリーズの中でエントリーモデルといえどもボディ内蔵手ぶれ補正機能を具備したオールドレンズの母艦としても評判の高い銘機である。
しかも、後継機のα7Ⅲが発売されている今となっては中古価格は美品でも定価の半分近くまで下がっているという、なんとも中古カメラ症候群の患者には治療代がお手頃なのである。
この際、Leicaのような四角いボクの好きなデザインとは違う今どきなエルゴノミクスなのかカクカクでいきたいのかハッキリしないデザインは置いておくことにする。
なにせ、ネコにはデジカメ。デジカメは実用第一。安くて使い勝手がよければいい消耗品と心得よっ!<自分
おそらく、こんなにボタンだらけにされてもその半分もボクは使いこなせないであろうコトは明らかな各種ボタンの配置。
覚える前に撮る!撮れ具合が納得いかない時にトリセツで調べる!!
がボクのモットーである。
ちなみに、いまどきのこのハンドグリップ部にシャッターボタンがあるカメラは初めて使用する。
軍艦部にシャッターボタンがないことが、なんとも奇妙なのだ。
ちなみにこれまで使ってきたカメラだと、このC2ボタン辺りにシャッターボタンがあるんだけど...。
本体左側には各種コネクターが隠されている。
カバーを開けると、AV系にUSB、HDMI端子が。
右側はメモリーカードスロットが一基。
しかし、このハンドグリップの出っ張り具合...(^^;)ハハハ。
正直こういう今どきのデザインは嫌いなのだ。
この辺が、Leicaの様に愛でられるカメラと実用一本のカメラの違いである。
ハンドグリップの下部にはバッテリー室。
とにかく、評判ではα7Ⅱはバッテリーの保ちがよろしくないらしい。
とりあえず使える状態にするために、いちおう液晶保護フィルムを。
ビックカメラで目に入ってきたETSUMIのZERO PREMIUMをチョイス。
α7Ⅱの液晶モニター部に貼り付けます。
本体の準備はこんなもんで完了!
それと忘れてならないのがこちらのトラベルチャージャーセット。
α7Ⅱには本体充電用のACアダプターとUSBケーブルしか内包されていないのです。
なので、購入そのままだと本体にUSBを差して充電しなければならない羽目に。
でも、これはこれで今のガジェットだらけの世の中では理にかなっている部分ではあるかと。
ある意味、充電池を持ち歩いているような環境であれば、それでも充電できるわけだし。
でも、なにより電池の持ちが悪いということは予備バッテリーがあった方が精神衛生上よろしいわけで。
なので、バッテリーチャージャー&予備バッテリーのセットは用意しておいた方が幸せになれるかと。
だいたい2時間くらいでフル充電。
そして、α7Ⅱ本体の購入と同じくらい重要なのが、SONY EマウントでLeitz Mマウントレンズを装着可能とするマウントアダプター。
なにせ、フランジバックが短いミラーレス一眼カメラの中でも、特段短いSONY Eマウントシステムは、物理的にはマウントアダプターを介することで、ありとあらゆるマウントレンズを装着可能な理屈が成立するのです。
なので、Leica Mマウントアダプターを介せば、Leitzのレンズも装着可能!
ということで、数あるMマウントのマウントアダプターの中からボクが選んだのは、Voigtlander のMOUNT ADPTER VM-E。
このVM-Eの特徴はClose Focus Adapterの通り、アダプタのヘリコイドが4mmまで繰り出すコトにより、レンズの最短焦点距離の半分くらいまでは寄れることが可能になるのです。
Leitzのオールドレンズともなると、だいたい100cm〜70cm。モノによっては45cmとかもあるけど、ほぼ寄れないというのがLeitzレンズの痛し痒しというところ。
Leica M TYP240を使用していた頃も、随分と泣かされました。テーブルフォトはほぼ無理だし...(^^;)ハハハ。
こちらはEマウント側。電子接点もなにもない、なんの変哲もない金属の環です。
これをα7Ⅱに装着!
キャップしたままなんでただボディキャップを付けたままに見えますが...(^^;)ハハハ。
横から見るとこんな感じ。
VM-Eの赤いボタンは無限遠ロック。これを解除するとヘリコイドが繰り出して最短撮影距離が稼げるように稼働するのです。
で、まずはSummicron 35mm f2.0でお試しなのです!
キャップを外したα7Ⅱ+Voigtlander VM-EにSummicron 35mm f2.0を装着です。
お゛ぉ〜なんか取って付けたかのような収まり具合。
α7Ⅱの小振りなボディにLeitzの小振りなレンズ。
黒のボディにSummicronの黒に筐体が違和感ない感じ。
カメラのセッティングもままならない中で、脇にあったMacbookの上に載せたSummicronのレンズキャップを撮してみる。
なんだ、Leicaっぽい表現もできるではないか!
ということで、我が家のオールドレンズの母艦はα7Ⅱで再始動なのですっ!!
しかしこのボディ、沼の住民としてはそら恐ろしいおもちゃになりそうな予感が...(^^;)ハハハ。
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