そぉ〜いえば昨年の秋口はホントよく本郷に通ったよなぁ〜と記憶を掘り起こしたのは、道々に堕ちて潰れて鼻腔に刺激を与える銀杏の匂いなのである。
銀杏=本郷東大前の銀杏並木なのだ。
そんな本郷へ久々に詣でる機会があり、これは是非ともあそこに行きたい!と予め決めていたのは、焼そばまるしょうさん。
もう、お昼時はとっくに過ぎているというのに相変わらず繁盛しているまるしょうさん。
やっぱり、久々だけに基本のソース焼そばで行くべきか?
目の前のポスターの誘惑が激しすぎる。
いかん、いかん!とメニューを見て心を落ち着かせながら心眼で吟味なのである。
Don't Think!Fe〜el!!
なのである。
ソースか塩か?
醤油かにんにくか??
いや、これから打ち合わせだからにんにくはないな。とボクの理性は冷静な判断を下すのである。
まだ手を付けていない変わり種に挑戦するか?
ほどほどにするかがっつりくか??
焼そば一つ注文するのに、さまざまな思考をボクの灰色の脳内で繰り広げたあげく、他の誘惑に絡め取られる前に電光石火な注文なのである。
この日ボクが決めたのは海鮮バター醤油焼きそば
日本人が嫌いなわけがないバター醤油!それに味変用に半熟玉子。
想像通りのはたらきをするのがこの明太ソース。
海老、ホタテ、イカという海鮮ミックスの風味と喧嘩するはずが無い鉄壁の布陣は『幸せ』という感情をオジサンの胸一杯に広がっていくのである。
麵はモチモチな太麺。
これがよい。この味に打ち勝つには太麺であるべきである。
一通り味わいを堪能したところで、半熟玉子を投入。
玉子のマイルドさとコクが加わり、最後までスピードを持続したままラストスパート。
いやはや、この海鮮バター醤油焼きそばサイコーがすぎるではないかっ!!