早いモンで我が家の結婚記念日も今年で11回目。
いつもなら10月中旬に旅行に出かけるのですが、今年は行きたかった宿がその頃合いに予約できず、ほぼ一月後の11月中旬にお待ちかねの結婚記念旅行なのです!
目指すは伊豆高原!
しかし、この日は朝から曇り空で、油断すると雨がぱらつきそうな雰囲気で...(^^;)ハハハ。
東京駅からスーパービュー踊り子号に乗り、伊豆高原駅で下車。
とりあえず雨は降っていない模様。
なんとか持ちそうかもと一安心なのです。
逆光で黒々してしまった伊豆高原駅...(^^;)ハハハ。
ついこの間の夏休みも伊豆高原だったんで、なんか新鮮味はございません(笑)
チェックインまで時間があるんで、まず向かったのはねこの博物館。
ただの猫カフェではなく『博物館』と名打っているこのねこの博物館は1Fは古今東西の猫科の動物の剥製が展示されているのです。
だからなに?というツッ込みが無きにしも非ずですが、博物館なので(笑)
そして皆さんお目当ての2Fはまさに猫カフェスペース(笑)
階段を上がったところで待ち構えていらっしゃったこちらのブリティッシュショートヘアーさん。
人が来ると尻尾ピンコ立ちで近づいてくるくせに、それに連れられて人が寄っていくとそっぽを向いてしまうという、うちの小豆さん並みにツンデレさんでございます。
でも、お昼もとうに過ぎた午後のこの時間。
ほとんどの猫さんはお休み中でございます...(T^T)涙。
口周りがすごいコトになっているエキゾチックなこんちくしょー(笑)
愛嬌のあるこのご尊顔はずっとみていても飽きません(笑)
こちらの麻呂眉のご婦人。
なんと人間年齢でいうと90歳というご高齢なご婦人です。
高齢が過ぎていまでは昼夜を問わず寝ていることが多いと...(^^;)ハハハ。
そんな猫さん達としばらく戯れた後、さてさて宿までどうやって行くか?と。
なにせねこの博物館は高原の上の方。宿は城ヶ崎の方。
タクシー捕まえるにもそもそも車走ってないし、バス待つにしても40分以上来ないらしいと...。
まぁ〜お散歩がてら歩いて行くかっ!?と旅行でいつもよりテンションがどうかしていたのでしょう。
脳天気なお二人はねこの博物館前の道を歩き始めたのでございました。
11月中旬の伊豆高原といっても、紅葉は都内と変わらない感じ。
も少し紅葉が楽しめるかなぁ〜と期待はしてたんですが、いまいちでしたねぇ。
というか、ひたすら下り坂をかれこれ45分間。
途中から気付いてはいましたが宿のある通りまで来た頃には、すでにボクのサスペンションである脛は破壊寸前になっていたのです...(^^;)ハハハ。
この歳になって無理するモノじゃございません...(T^T)涙。
地獄の下り坂をひたすら下ってよぉ〜やくお世話になる『さらの木』さんに到着!
実は2012年に一度こちらにお世話になっている我が家です。
見ての通りの一戸建て住宅並の規模のお宿なんで、一日限定3組?だったかな??のとてもこじんまりとしたお宿ですが、その分お客様毎にかけるホスピタリティは素晴らしいモノがございます。
なにより、ディナーの素晴らしさと行ったら、とても都内のフレンチにお金かけるのがバカらしくなってくるほど。
それは後ほど(笑)
ナノで、今年は久々にどぉ〜してもさらの木さんを再訪したかったのですっ!!
ネットで予約しているんで、フロントとかで記帳とか面倒くさい手続き無く、そのまま女将さんにお部屋まで案内されます。
今回は2階の左側の角部屋のようで、部屋に入って左手にリビングスペース。
ゲスト用のシングルベッドもあったり。
なんか数日お世話になってもリラックスして過ごせそう。
右手は和室スペースにセミダブルのベッド。
そして各個室毎に用意される天然温泉の露天風呂。
なにはともあれ、さっそくひとっ風呂浴びさせていただきました(笑)
露天風呂の奥にはテラス席が。
喫煙の貴兄はこちらで喫煙可能です(笑)
ちなみに16時までにチェックインするとウェルカムスイーツがサービスされます。
この日は手作りアップルパイ。
シナモンの香り高い大変美味しぃ〜アップルパイでございましたm(._.)m
ひとっ風呂浴びて、都内の喧噪を一切頭から消し去り18時からこちらの食堂で、お目当てのディナーとなります。
まずはお造りから。
鰺のたたきに黒むつ、マグロ、かんぱち。
黒むつが特に脂が載って旨かったですなぁ〜。
いやぁ〜活きのいいお刺身って、やっぱり美味しゥ〜ございますねぇ。
つづいて、いろいろと前菜が。
後半に大物のスゴいのが出てくるんですが、それまでは無農薬野菜を使用した地場産の野菜、お魚が続きます。
なにせ、普段の食事ではまず無理な豊富すぎる食材の品目が少しづつ出てきます。
合間合間にはこのさざえの酒蒸しのような魚介料理も。
紙に包まれて運ばれてきたこちらは、
海老と鰤の包み焼き。
白ワイン蒸しのようで、海老の味噌と焼かれて出来たお焦げの濃厚な味わいがたまらない逸品です。
海で攻めてくるとすかさず、今度は地のモノと、ボクらの舌を飽きさせません。
こちらは大根と豆腐のワイン煮。
ゆずの爽やかな香りが口の中に広がる中、じっくりコトコト煮られた大根の風味が重なると、もぉ〜お口の中はしあわせの四文字で満ち溢れていくのです。
でも、これくらいで満ち足りてはいけません。
さらの木さんの底力はまだまだこれからなのです!
ここらでちと変化球が入ります。
鱒の押し寿司に山芋の八丁味噌がけ。
押し寿司の酢飯で口の中がリセットされたかと思うと、山芋にかかった濃厚な八丁味噌がまた口の中に満ち渡ります。
今回とてもオモシロいというかビックリしたというか、かなり気に入ったのが奥にある海老と柿のサラダ?
充分に熟した柿を半分にした器に海老と柿の切り身が載ってるんですが、柿って料理にも使えるんですね。
そもそも柿好きってこともありますが、これは旨しです。
そして、ここからがさらの木ディナーをさらの木ディナーたらしめる本領発揮っ!
まずは名物金目鯛の煮付け!!
大きな金目鯛が丸々一匹提供されます!?
初めて食べた時は嘘でしょ??と思いましたが、今回はこの金目が食べたくて一月旅行を遅らせてもさらの木さんにきたかったのです(笑)
顔の部分の硬いところと骨以外は全てしゃぶりつくせるホロホロとした煮付けになっています。
また、この煮汁の味がボクにはちょうど良いンですよね。甘すぎず辛すぎず。
金目を食べているとご飯が食べたくなってきたんで、女将さんに聞いてみるとこの日はキノコとサツマイモご飯ということで、大盛でいただきました...(^^;)ハハハ。
そしてもう逸品、魚ときたら肉なのです。
こちらも名物牛ホホ肉の赤ワイン煮!!
お肉のホロホロ感たるや金目に煮付けのような箸でもほぐせるほどなのです。
そして、程よく煮詰まった濃厚な赤ワインソースの味わいたるや、とても宿飯とは思えないクオリティ!!
いやぁ〜今回も心の底から堪能いたしました。
さらにっ!
食後のスイーツということで、こちらはお部屋まで持ってきていただけるということで、お部屋のほうで。
南瓜のプリンに栗のロールケーキ。
どちらも文句の付けようがございません。
大変美味しゥ〜いただきました。
ありがとうございましたm(._.)m
さらの木サイコーですっ!!