カメラ沼もソロソロ落ち着くか、今度こそ落ち着くかと思いきや、一向に収まる気配がなく...(T^T)涙。
ここ数ヶ月は一つのカメラを探し求めているのだ。
それは以前も本サイトのエントリーでふれたこともある、生まれて初めて使った親父さんの一眼レフ。
ボクに一眼レフアレルギーを植え付けた張本人であるそのカメラが気になって仕方がないのである。
今となっては一眼レフカメラのトラウマも克服したンで、当時を懐かしんでいるだけなのかもしれないが...(^^;)ハハハ。
当時のあやふやな記憶を振り返るに、まずメーカーはCanonである。
そしてファインダー内の右側に上下に振れる針があったはず。
電池を入れた記憶はあるんで、AE機だろうか??
そして、おそらく1970年前半から80年の間に親父さんは買ったはずである。
だって、ボクが中1の遠足で持っていったのが81年だったから。
なので、その年代に販売されていたCanonの一眼レフということになろう。
そんな程度の記憶しかなく、当のご本人の親爺様に聞いても最早機種名を覚えていない。
父『EOSじゃないの?』
ととんでもないボケを噛ましてくるのである。
EOSはそのカメラの次に買ったものだ。しかも、ボクはそのEOSに一切手を触れていないのである。
その程度の判断基準で中古カメラ屋さんで手にとってはいまいち自信がなく、電池入れてたはずだからこれじゃねぇ〜の?
とお連れしたのがこちらのCanon AE-1。
1976年に発売開始された自動露出機構搭載のAE機。
コストのかかるシャッター優先AEに拘ったベストセラー機であると歴史に名を馳せている機種である。
なんか、手に持った感じはこんな機もしないでは無い。
シャッタースピードは1000までだが、アマチュアには充分。
これだっ!これかもしれない!!
と徐々にテンションが上がってくる。
がっ!?一筋縄ではいかないのがこの年代のフィルムカメラである。
なにせ、現在使用できる電池がないのである。
本来は4LR44Pという電池を使用する機種だが、いまやこのタイプの電池は普通のカメラ屋さんでは扱っていないのである。
なので、困った時の関東カメラサービスさん。
LR44電池を4つ使用するアダプターを作っていらっしゃる。
ちょっと工作すれば出来そうな気もしないではないが、今回はこちらのアダプターにお世話になることとした。
左はLR44を4つ積み上げたモノ。右が4LR44アダプターである。
LR44をアダプターの中に入れるとこんな感じに。
AE-1の電池室はこの右手のグリップ辺りの小部屋。
蓋を開けると+−の方向が図示されているんで、それに従ってアダプタを装填。
アダプターも黒いんで解りづらいがこんな感じに収まることになる。
電源をオンにしてレンズを明かりに向けると針が動き出す。
外付け露出計で測った数値と差異はないンで、本体の露出計もちゃんと動いているようである。
これはラッキー!
早速富士フイルムの記録用100 24枚撮りを装填して試し撮りに。(笑)
記録用100の粗めの粒子のクセもあるがなかなかちゃんと写るではないか。
これは眼鏡しなかったんで、ピントが合ってません...(^^;)ハハハ。
レンズのクセか、フィルムのクセか、オールドな感じの仕上がりに。
室内の間接照明だけのエリアでスローシャッターで撮してもなんとか収まりよく写る。
なかなかいけるんではないの!と気をよくしたのもつかの間。
フィルム一本撮ってリズムを掴んだところで、ボクは大切な記憶を思いだしたのである。
あのカメラはAE機じゃないっ!?
そう、ファインダー内右側の露出の針は、一つの針だけではなく、丸い虫眼鏡のような追針計もあったことを思いだしたのである。
ボクは当時、レンズの絞りをグリグリして針の位置に絞りの追針を合わせて適正露出を測ったいたのだ。
電池は露出系のための電池でアリ、カメラは機械式カメラだったのであるっ!?!?
真相は後のエントリーに続く......。