いつかは辿り着くカメラというモノがあるワケで。
フィルムコンパクトカメラに関しては、その一台はRollei35ということになろう。
しかも、それはドイツ製でなければならない!と生産地主義のミーハーは叫ぶわけである(笑)
精密機械に満ち満ちたフィルムカメラとしては物神宿るOLYMPUS PenFにしばらくハァ〜ハァ〜していたボクですが、やはりフルサイズでもメカメカしぃ〜のが気になってくるわけで。
当然の導きにより手にしたこちらはRollei35。
フルサイズのコンパクトカメラとしてはこれ以上凝縮しようが無いのではないか?というくらいにメカ密度の高いコンパクトフィルムカメラなのです。
この正面の独特なレイアウト。
向かって左のダイヤルはフィルム感度と絞りリング。中央は沈堂式のレンズ。
そして右はフィルムタイプとシャッタースピードダイヤル。
レンズはその昔『鷹の目テッサー』と呼ばれたCARL ZEISSのテッサーレンズ。焦点距離は40mm、f3.5の今時の高性能レンズと比べるべくもない。
ちなみにピントは目測式である。
なんという割り切りよう!?
軍艦部を上から覗くとこんな感じ。
ちと風変わりなのがフィルム巻き上げレバーは左側。
中央に追針式露出計。
その上のボタンはレンズロック解除ボタン、その右がシャッターボタンという配置。
使用上気をつけないとイケない点としては、レンズ収納時は必ずシャッターチャージをしてからレンズを沈胴させなければならないという点。
これしないと壊れてしまうというので要注意!!
小さいボディにメカを詰め込んでいるんで、先ほどのフィルム巻き上げレバーの位置と同様に珍しいのが、底面にフィルム巻き戻しクランクがついているという点。
真ん中の三脚穴の外周にはフィルムカウンターがついている。
フィルム枚数を確認するのにいちいち底面を覗かないとならないというのは、他のカメラにはない特徴...(^^;)ハハハ。
その右は背面カバーロックレバー。
右側にアクセサリーシュー。
ってか底面のこんなところに何のアクセサリーを付けるんだ?と。
フィルムを装填するには背面カバーを外さなければならないんで、背面カバーロックレバーをまずは解除。
引き出すように背面カバーをずらして取り外す。
Rollei35の中身はこんな感じに。
フィルム室の奥(軍艦部側)に露出系用の電池室が。
ネジ式なんでコインで回して外して電池を挿入。
フィルムはこれもいつもと逆に右側に装填して左のパトローネにフィルムを差し込むように装着。
フィルム圧版を倒して背面カバーを装着して完了!
露出系は絞りとSSを操作して白い針に赤丸の追針を合わせるように調整。
いつもと勝手が違い当初はまごつくかもしれないけど、でもこのコンパクトな筐体にメカが詰まっていると思うと、やはりガジェッターをしてはハァ〜ハァ〜なのです。
さっそく、Rollei35に曇り気味だったンでFUJIFILMのNATURA1600を入れて東大本郷キャンパスの三四郎池へ!
東大本郷キャンパスって平地かと思うと、三四郎池側から見ると山の上って感じなんですよね。
なので、赤門や安田講堂側から三四郎池に向かうと、こんな感じの山道を下がっていく感じになります。
山なんで、こんな小滝もあったり。
ってか当てずっぽうで目測で距離設定した割りにはよく写る(笑)
NATURA1600なんで、ちっとカリカリ&白めは否めません...(^^;)ハハハ。
グルグル山道を下ってよぉ〜やく姿を現した三四郎池。
途中から無限遠で撮りだしたンですが、写ルンです気分でスナップにいいかも。
三四郎池には鴨が数匹おりました。
三四郎池の映り込みもかなりクッキリと。
曇り空が残念!?安田講堂なのです。
そういえば、とっくに食堂がリニューアルオープンしてるのに、全然行く機会が無い...(T^T)涙。
東大正門前の銀杏並木。
なんかカリカリ感がかえって冬っぽさを出していて、ラッキーな一枚。
目測式で大丈夫か?と気になってはいたモノの、コンパクトカメラということなんであまり設定を気にすることなく、バシバシ撮れそうなRollei35。
コンパクトカメラの類ではなかなか所有感を満たしてくれるモノがないんで、これは普段使いで持ち歩いていても楽しそうな相棒です。