祖父が他界して早くも十三回忌を迎えた。
思えば、今の我が家があるのも祖父がボクの背中を押してくれたおかげである。
というのも、当時ボクは独身生活を謳歌しすぎており、真剣に一人の女性とお付き合いするという気が無く、そんなところに現れたうちの相方さんを前にどぉ〜したモンかとウダウダぶっこいていたのである。
そんな残念な孫を不憫に思ったのか、旅立った直後の祖父がしっかりせいっ!とボクに気合いを入れてくれた気がして、それからというもの、うちの相方さんに自分でもビックリするほどのアプローチを仕掛けたことが、現在の幸せに続いているのだ...(-人-)合掌。
そんな我が家の菩提寺は渡良瀬川の向こうの隣町、足利市にある常念寺さん。
もうここ数年、祖父母のお葬式やら何回忌やらで何度も通っているのに、境内に一遍上人の石像があることに初めて気がついた...(^^;)ハハハ。
そう、この常念寺さんは踊り念仏で有名な一遍上人が開祖である時宗なのだ。
周りではなかなか珍しい宗派なんで、職場ではちょいちょいネタにされたりする(笑)
常念寺さんでの法要&お墓参りの後は実家の太田に戻り、『美喜仁館』さんで親戚一同と会席。
この日は法事日和だったのか、美喜仁館さんの個室棟は全て法要の会席で埋まってました。
まずは、前菜。
玉子焼の右にある緑で細長いものは大葉みそ。
最近、セブンイレブンの大葉みそおにぎりにハマってたんで、なんというシンクロっ!?
美喜仁館さんは創業60年ということらしく、こんな海無し県にしてはなかなかのお造りでした。
白魚が特にトロトロ。
片栗粉が入っていると思われるパリッパリな衣がクリスピーで、そこに濃厚な舞茸の風味が絶妙だった舞茸の天ぷら。
山菜はやっぱり田舎に限るねぇ〜と思ったのが、ふきのとうの天ぷら。
小さい頃はこの苦みが意味わからなかったけど、今となってはこの苦みがたまりません。
魚料理はさわらの煮付け。
家庭料理ではもっと醤油ッ気が強い北関東ですが、料理屋さんはさすがに素材の味を殺さない出汁風味(笑)
お肉は和牛のステーキで。
炭火で焼かれた赤身が肉々しい。
いつの間にやら、我が家系は女系家族になっておりまして、お肉が苦手な女子から次から次へとボクの目の前にお肉が集まってまいりました...(^^;)ハハハ。
そしてにぎり。
つぶ貝がコリコリで旨いですなぁ〜。
歳取ると共につぶ貝好きになっていきます。
〆はマスクメロンにストロベリームース。
次は祖母の七回忌ですかねぇ〜。
この13年で我が祖父母が大往生だったんで、まだまだ法要が続きます。
帰りは東武伊勢崎線太田駅からりょうもう号で帰京。
気になったのがこの『おおたん』!?
いったいなにがモチーフ??