35mmファインダーでスパスパ街撮りだっ!
と妄想が膨らんでお迎えしたLeica M2なのです...(^^;)ハハハ。
しかし、「Leicaボディの安いモノには必ずそれなりのことがある」の古からの言い伝えの通り、ボクの手元にやって来たLeica M2にも案の定な不具合があり...(T^T)涙。
勢い勇んでフィルムを詰めて早速試写に出かけたモノの、仕上がったプリントには全て同じところに感光の後が......。
レンズを外し、ボディの裏蓋も開けてシャッター膜をチェックしたところ、案の定小さな穴が...(^^;)ハハハ。
これまで中古カメラで失敗したことなかった故に油断しておりました...。
でも、M2のボディにJupter-12やArtizan&ArtistボディケースにLeica純正ストラップまでついてあの値段だったら充分だよなぁ〜と自分自身を宥めつつ...。
しかしこのままでは使いモノにならんっ!でもさっそくOHに出すほどの余裕も無いっ!?
ってことは自分でなんとかするというコトで、応急処置を施して新宿ゴールデン街に穴を塞いだLeica M2にJupiter-12 35mm f2.8を付けて再度出かけたのです!
フィルムで撮ったときは、最近はビックカメラで現像して貰ってそのままiPhone転送で済ましているんですが、フトRAW現像してみっか!と『Nikon ES-2』を使ってネガフィルムをRAWでスキャンしてPhotoshopで現像してみたり、その後iOSのPhotosで色味を嬲ってみたり。
Lightroom現像のテクニックが皆無なんで、ほぼ自動補正ということではたしてボクが望む仕上がりはこれなのか?と聞かれると、全く自信がないものの、それぞれ仕上がりが全く異なってますます写真て奥が深いのねぇ〜と他人事のように眺めております...(^^;)ハハハ。
以下の写真はそれぞれ1枚目はフジカラー現像でiPhone転送して貰ったモノ。
2枚目はネガを『Nikon ES-2』でスキャンしてPhotoshopでRAW現像&自動補正したモノ。
3枚目は2枚目の結果をベースにiOSのPhotosで補正を追加したモノ。
という並びになってます。
まずは明治通り沿いの看板。
フィルムがKodac Ultramax 400だったんで、フィルムの特性なのか全体的に暖色が目立つ仕上がり具合。
RAW現像&自動補正だけだとなんか薄らベールがかかっているような感じが残る。
Photosで補正をしてちょうど良い感じに。
1枚目と比べて実際の色味により近い仕上がり。
この3枚は一番比べやすかったかも。
こちらはJupter-12の特性というが欠点が解りやすく出てます(笑)
マゼンダ被りが発生っ!?
でも、フジカラー現像のこのパターンが一番補正が効いていて踏ん張ってます。
RAW現像&自動補正だけだと盛大に被りまくった状態で...(^^;)ハハハ。
なんとかPhotosの補正で抑えては見たモノのこれは1枚目の感じが一番まともですね(笑)
元号も変わるこのご時世にやたらとアジア感のあるゴールデン街の長屋の光景。
レトロ感のある建物にはこの暖色が載った仕上がりが合っているかも。
でも、ちと写り過ぎな気もしないでもなく。
RAW現像&自動補正ではまだ青みが残ってしまっている感じ。
この青みを消すと、実際の撮影時の光の加減だとこれくらいの見え加減だったんですよね。
雰囲気取るなら1枚目、実際の見た感じは3枚目といった感じに。
ゴールデン街で一番好きな一角のBON'Sさんの壁面。
これもレトロ感を取るならこのフジカラー現像のままが一番色味としてはいいんですよねぇ。
RAW現像のこの一枚は最後まで自動補正をやらずに途中で止めて、敢えて青みを残してみた状態。ちとフワッと系を狙ってみました...(^^;)ハハハ。
でも、なんかわざとらしさ感が否めません。
2枚目がわざとらしすぎたんで、Photosで実際の見た目に近づけたのがこちら。
やっぱりこれくらいの方が素直です(笑)
黄色の派手な発色を試したかった1枚。
狙い通りの色合いで満足。
RAW現像&自動補正だけだと、せっかくの黄色の発色もくすんだままで。
コントラストも弱い感じに。
ということで、Photosで絞めてみたモノの弱みが残ったままに......。
これはフジカラー現像が一番いいかも。
上の3枚と同様に黄色とライトの発色を試しにとって置いたモノ。
上と同様、これもフジカラー現像のものが色合い的にはクッキリしてます。
あ゛れっ!?と思ったのがRAW現像&自動補正バージョンのこちら。
ライトの灯りが当たっている部分と影の部分との空気の艶やかさの違いが見えるようで、奥行きが感じられるんですよね、これ。
Photosで調整したこの1枚は、せっかくのRAW現像&自動補正バージョンのよかった部分を潰してしまった感じに。
せっかくのゴールデン街。ごみごみした路地を撮っておかねば!と。
やっぱりフジカラー現像のプリントだと陰影とかよりも一面ハッキリと映し出すって感じなんですね。
まぁ、一番それがスナップ写真としては安パイなのかもしれませんが。
でも実際は時間的に日も傾いて薄暗くなり始めていた頃合いなんで、見た目ではこれくらいな感じです。
でもやはりRAW現像&自動補正だけだと青みが残ります。
なので、Photosで青みを調整して、実際の光の加減はこれくらい。
光と影の映り具合を試してみようとこの長屋の中通路を撮っておきました。
フジカラー現像ではけっこう光が当たって見えているように仕上がってますが、実際の目ではこんなに奥まで見えてません。
RAW現像&自動補正でかなり現実に近づいてきました。
Photosでちと補正をかけてこれが実際のみた感じ。
でもこの暗がりの中にしっかりと情報が残ってるんですから、ネガってすごいなぁ〜と改めて感心感心。
今回遊び半分でRAW現像だの補正だのして比べてみましたが、こういうデジタル現像とかやり出すと、これはこれでまたハマりそうですよねぇ...(^^;)ハハハ。
挙げ句の果てにはフィルムの自家現像とかに手を出したくなりそう。
というか、正直自宅暗室欲しいんですよねぇ〜絶対うちの相方さんが許してくれないだろうけど...(T^T)涙。