30代も半ばくらいまでは人並みの視力を誇っていたボクなのである。
モノ心付いた頃の学校での視力検査以来、20代を通して2.0という通常なのか遠視なのか解らない視力で通してきたのだ。
それが、長年の活字中毒生活の影響がようやく現れたというか、眼球を支える筋肉が衰えてきたというか、30代半ばくらいから徐々に人並み、さらには眼鏡がないと自動車免許の更新も出来ないくらいに落ち込んでしまったのである。
タダ近視が進んだのかと思いきや、左目は乱視もあり、さらに老眼も加わり始めたことにより、いまやボクの視力は遠近乱とワケワカな状態なのである...(^^;)ハハハ。
そんなワガママな視力を持ち合わせたボクが、何の因果か写真などという旦那趣味に惚けることになってしまい、やはり一番難儀なのは裸眼でファインダーはなにかと辛いということだ。
デジカメの場合は視度調整機能があるんで、特に問題になることは無いモノの、フィルムカメラの類ではファインダーを通して裸眼に写り込む画像は常に微妙にボケているのである...(^^;)ハハハ。
だから一眼レフカメラでピントの山を掴むという芸当がほぼ不可能なのである。
レンジファインダーであれば、2重像を一致させればいいんで、なんとかボケ写真の量産をしなくては済むモノの、なんかスッキリしないということが写真を始めた当初は多々あったのだ。
そんなカメラ初心者だったボクも知識を蓄えていくにつれ、世の中には近眼老眼小僧御用達の『視度補正レンズ』なるモノが在ると知る。
以来、一眼レフであろうとレンジファインダーであろうと、とにかく該当機種に付けられる視度補正レンズがある場合には全ての機種に視度補正レンズを装着しているのだ(笑)
やはり『必要は発明の母』なのである。
ということで、先日我が家にやって来たLeica M2。
当然のことながら、いくらファインダーがクリアとはいえ、この状態ではボクの視力ではファインダーを覗いても一向にピントが合わないのである...(^^;)ハハハ。
こういうときには視度補正レンズ!
いつの間にか、新しいボディを手にするとレンズやストラップ、ボディケースよりも視度補正レンズを探し回るクセがついてしまった(笑)
ちなみに、Leica Mシリーズの場合、このファインダーの接眼部がネジ切りになっているんで、ここに視度補正レンズをネジ留めすることになる。
当然のことながらLeica純正の視度補正レンズなるモノもこの世には存在するが、ボクは死ぬまで使い切れないほどの資産を残しているワケでは無いんで、そんなモノは買えない。
なので、こういうときは財布に優しいMap CameraオリジナルのライカM用視度補正レンズのお出ましである。
装着はこの図のように視度補正レンズを接眼部に嵌めて、右に回して固定する仕組み。
ちなみに、ボクはけっこう進み気味の近眼なんで-3の近眼よりで一番キツいモノでちょうど良いくらい。
パッケージの中身はこんなモノ。
この大したことなさげな小さなレンズが、近眼小僧にはなにより重要なのだ。
改めて、Leica M2の接眼部。
ここに嵌めます。
するとこんな感じに。
横から見るとこんな感じで若干出っ張り気味となるけど、でもこの視度補正レンズの効果に比べればこの程度のモンは問題になりませんっ!
これで、視界クリアな状態で撮影に臨めるのですっ!!