今年のGW。ボクは平成という時代の終わりに多少おセンチになっていたのか、時代の終わりにすでに時代が終わっている昭和を撮っておくべきではないか。
と、Leica M2を片手に、この3年間池袋ネコ歩きminiでブラブラしてきたルート上の昭和の名残をデジタルではなくちゃんとフィルムに収めようと池袋という町名がつく街をただただひたすら歩き回ったのである。
これはそんな平成の終わりから令和の初めに、時代の流れなどなんの関係も無いといわんばかりに池袋の路地裏に存在する昭和の記録である。
そのなも『池袋昭和探訪』。
捻りもクソもない命名ですいませんm(._.)m
このシリーズは全てLeica M2にLeitz Summaron 35mm f3.5、フィルムはKodak 400TXで撮影。
そんなこんなの『池袋昭和探訪』第三弾は池袋ネコ歩きminiの南ウィングコースでこれまで何度も通り過ぎていた、気になる昭和の名残をフィルムに収めます。
池袋ネコ歩きminiの南ウィングコースの時は、我が家のある西口からびっくりガードを潜って南池袋へ。
明治通りを渡ってあずま通りをまずは南下する。
昭和かどうかというと今でも現役でやっている世界一の品揃えを誇る老眼鏡専門店。
でもその店先の時計がなんか懐古的だったんで(笑)
池袋ネコ歩きminiで何度もでてくる威光稲荷堂前の猫の道標。
まさにこの路地は昭和感に溢れている。生活感も昭和のままといった感じ。
雑司ヶ谷鬼子母神参道に交差する路地も昭和感漂う住宅が多い。
しかし、この鬼子母神周辺はここ数年再開発が進み、急激に昭和な空気が薄れていっている。
この五軒長屋はいつまでも残っていって欲しい。
参道側は綺麗に着飾ってはおりますが......。
五軒長屋の脇に廻るとこの昭和感!
竹箒なんて、いまやここでしか見かけたことございません(笑)
そんな鬼子母神参道の裏路地にはいまだにこんな光景が存在するのです。
まさに、隠居生活はこういうところでおくりたいよなぁ〜と思っているイメージそのものな物件っ!!
雑司ヶ谷からまた南池袋エリアに入り、豊島区役所方面へ。
この辺りは大好きな時代の狭間をマジマジと実感出来るエリアなのです。
この一枚もまさにそう。
今にも朽ち果てそうな木造住宅があるかと思いきや、その向こうには新豊島区役所庁舎と合築なタワーマンション。
まさに、旧池袋住民と新池袋セレブの生きるか死ぬかの激闘が繰り広げられている最前線なのですってっ!?!?
この物件には、敷地内にこんな組み上げ式の井戸もあったり。
残念なことにこのエリアの昭和物件はもう住民は離れて廃墟と化しているモノが多いンですよね。
いつもうちの小春さんを連れて前を通っているこの物件もほぼ廃墟状態。
今回そんな気になる物件に初潜入!?
なんかいろんな荷物が押し込まれていてこれ以上中を見るのはしんどそう...(^^;)ハハハ。
ゴミ屋敷ではないものの、生活感がないのに生活用具がそこかしこに存在している不思議さがあります。
こちらの左右、そして奥もいまや廃墟。
ウチの近所と違い、こういう昭和なアパートがこのエリアでは放逐されていくんでしょうね。
なにせ、平成が道の向こう側まで押し寄せていているエリアだから...(T^T)涙。
道の向こうの平成側から昭和のエリアを撮した一枚。北側も平成に抑えられており、もはやこのエリアは平成に包囲されつつあります。
そんな孤立した昭和エリアに足を踏み入れると、こんなのどかな光景も(笑)
犬小屋らしき物件も崩壊寸前です。
昭和な2階の物干し台と平成のタワーマンション。
時代とは残酷なモノでございます...(T^T)涙。
というワケで、『池袋昭和探訪』第三弾は南池袋編でした。まだまだ続くんで、すいません。 厭きずにお付き合い下さい(笑)