田中長徳氏の本を初めて目にしたのは今から3年ほど前だったろうか?
3年前の夏に2年間の金沢生活から都内に戻ってきた頃合い。
金沢生活の最後のほうからカメラ熱・写真熱に冒され始めていたボクは、とにかくカメラが欲しくとも、ほぼ四半世紀以上はカメラというモノに興味がなかったため、なにから手を付ければいいか解らなかったのである。
そんな時ボクは活字中毒患者でもあるので、書籍から情報収集を図るのが流儀なのだ。
そこで初めて選んだのが田中長徳氏の『カメラは知的な遊びなのだ』である。
アスキー新書という新書というお手軽な分量に、Kindleで読める電子書籍化されている中では当時一番興味を惹かれた一冊だった。
以来、特に興味を持ったのがLeicaとなると今度はLeicaのことをもっと知りたいと思うようになり、巷に蔓延るライカ本の中でも特に文章のセンスを持ち合わせているのが田中長徳氏ということで、この3年の間にチョートク本を一体何冊読了したことだろう。
書籍、新書の類はほとんど読破したのではなかろうか。
でも、せっかくのチョートク本も現在流通しているのは僅かであり、手持ちの書籍の2/3くらいは古本なのである。
ということは、全然偉大なる文筆家でもいらっしゃる田中長徳氏の印税の足しになっていないではないかっ!?
ということに気付き、これまでチョートク本からいただいた知識のお礼を何処かでできないかと思っていたら、Facebookでチョートクブラぱち塾の存在を知り、昨年末辺りからはちょいちょいお邪魔して、本ブログでも賑やかしをさせていただいているワケですが...(^^;)ハハハ。
そんな敬愛する我らが田中長徳翁も5月末日に72歳の御生誕記念日をお迎えしたと知り。
さらにはあの我楽多屋さんで『CT72トートバッグ&Tシャツ』を販売するというコトで、脊髄反射でポチらせていただきました(笑)
今週届いたCT72トートバッグ&Tシャツがこちらっ!
左がトートバッグで右がTシャツ。
トートバッグは紺色で大きさもチョートクブラぱち塾にカメラ一台突っ込んで持っていくのにちょうどいい大きさ(笑)
Tシャツは色合いがなかなか大人な感じで、インディゴブルーに若干緑が入ったような落ち着いた色合いの中間色。この色はなかなかのセンスかと。
こちらはTシャツの全面にドンッ!とプリントされた写真。
1976年頃に長徳先生がウィーンで撮影されたもののよう。
こちらはトートバッグにプリントされたモノ。
同じく1976年頃のウィーンでの一枚。
このプロジェクトでの我楽多屋さんがまた粋な計らいをされておりまして、本プロジェクトの売上げは長徳先生へ「フィルム代」としてお渡しするとか。
まぁ、6月に富士フイルムが値上げしたりとなにかと単価が上がっているフィルムなんで、トートバッグ&Tシャツのセットでもフィルム5本も買えないような世の中ですが、少しでも長徳先生の視神経活動の足しになればと。
流石にお歳なので、無理されずにマイペースで気ままにたゆたうよう時をお楽しみ下さい。
ボクもできるだけご尊顔を拝謁しにお邪魔できればと思います。