おそらく、カメラ好きな素人衆は皆通る道なのではなかろうか?
学研大人の科学の『35mm二眼レフカメラ』である。
ボクもカメラに興味を持った頃にこのカメラのことを知り、Amazonのボクの欲しいモノリストに入れておいたのだが、購入タイミングが合わずに幾星霜......。
そんなしばらく放置していたら、6月に復刻版が出版されたということで、このタイミングを逃すマジ!!とポチったのである。
発売前の予約購入だったようで、発売日に届いたのがこちら。
なんか昔のパッケージよりも明るい仕上がりになってるよぉ〜な...(^^;)ハハハ。
解ってはいたけどやはりチープ感は否めない。
でも二眼レフカメラは持ってないし、Rollei Flexにいまいち手が出せないのも二眼レフの経験が無いからで...(^^;)ハハハ。
これでお試しというのもありかもしれない!という野望も多少なりともあるのである(笑)
無事に組み上がるとこんな楽しいことが待ち受けているのである。
これは心して取りかからねばなるまイッ!!
造りはシンプルだが、機能としては最低限のモノを備えている学研フレックスなのである。
パッケージの中身はこんな感じ。
最低限の説明書に分解状態の学研フレックス。
も少し部品だらけなのかと思いきや、そうでもない感じ。
その昔プラモデル少年だったボクとしては30分もあれば余裕なのではあるまいか。
組み立て手順に沿って組み上げていく。
今回の経験上の注意事項としては、ネジは普通のネジとツバ付きネジの2種類あるので、ツバ付きネジと書いてある部分以外は普通のネジを使用するコト!
最初の段階で組み上げる部品のブロックにツバ付きネジが入ってたんで、先にツバ付きネジを使ってしまい、後々必要な時にツバ付きネジがもう無くなってしまっていることとなる。
それよりも、このキットはネジ切りでプラバンを削って固定するんで、一度ネジで留めて外すと、再度ネジ止めしてもなんか止まりが悪くなるのである。
気をつけろっ!!
とりあえず、左版、前版、右版、裏版に必要な部品を取り付けて本体の大きな部品は完成。
前版に左右版を取り付ける。
前版に左右版を固定したら裏版を装着。
ボディはこんな感じであ゛っ!?という間に出来上がる。
ボディができあがると、次は上部にスクリーンを設置。
スクリーンを設置したらファインダーガードを前後左右に取り付ける。
最後に全面のファインダーレンズと撮影レンズをはめ込んで完成!
まぁ、大人の科学の付録の位置づけなんでチープッちゃぁ〜チープ。
二眼レフ版の写ルンですといった感じは否めない。
とまぁ〜正直バカにしていたワケですが、そのスクリーンを覗いてみるとこれまでの一眼レフやレンジファインダーとは違った佇まいに心擽られるのです。
なんだろ?この吸い込まれるような感じ。
ファインダーを通して外界を見る感じではなく、スクリーンに写し出される映像を眺めるといった感じ。
なんかむずむずとワクワクが頭をもたげてくる危険な兆候なのでございます...(^^;)ハハハ。
さっきまでバカにしていたのが打って変わって、さっそく撮影に持ち出したくなりフィルム換装。
下側に入れて上に巻き上げる形式。
スプロケットに挟むのを忘れないようにするくらいで、簡単に換装完了。
忘れてならないのは、1枚撮る毎にチャンとカウンターをチェックしながら巻き上げること!
右がカウンター。といっても枚数は数えてくれない(笑)
撮影後の状態がこの状態だとすると、巻き上げレバーをカウンターが半周するまで巻き上げる。
半周するとこんな感じ。これが中途半端だと中途半端に多重露出とかフィルムの切れ間がバラバラになってしまうことになる。
記念すべき初二眼レフの一枚目!
何ごとも冷静に望むべきとのいい一例である。
ハァ〜ハァ〜のし過ぎはなんにせよよろしくない(笑)
と、斯様にこのGAKKENFLEXは縦位置で撮ることになる。
これを横で撮す様はなかなかの変態ぶりであろう。
ちなみにフィルムはISO400を推奨とのことだったんで、手持ちの中からKodak Ultramax400をチョイス。
ちなみにこのGAKKENFLEX、30cmまで接写可能ということで、レンズをめいっぱい伸ばして接写状態で撮影。
日の当たり具合は日が出ている中での日陰。
まぁ、なんとか写って無くもないけど四隅がトンネル効果?
でもこれはトンネル効果というよりも、たんにレンズが8mmほど前方に飛び出したせいでケラれているだけかもしんない。
レンズが一倍短い状態が無限遠ということなんだけど、これミニチュアのフィルターがかかっているような仕上がり。
お気に入りの堀之内橋からのスカイツリーも、まぁスカイツリーがボンヤリなのは当然として、なんか色が変わっていく部分から四隅にかけて流れていく写りが特徴なんですかね?
これは寄りすぎて中央部にピントが合ってないだけなんだろか?
上から流れ、ピント位置、ボケ、ピント位置、流れとなんとも不思議なグラデーション(笑)
とりあえず勢いで試し撮りに出かけたわけですが、24枚撮りの内一番増しかと思われたのはこの一枚。
露出具合とピントがなんとか合ったかなぁ〜。
でも、二眼レフは難しいですね。特にGAKKENFLEXのあの小さなスクリーンではまずピントが合ってんのか合ってないのかよぉ〜わからん。
このピントが合ってんのかわかりづらいテキトー感な仕上がりって、なんか似てるなぁ〜と思ったら、アレですね!チェキ!!
チェキで撮ったような仕上がりです(笑)
しっかり撮るにはもっと大きなスクリーンを持つ二眼レフで試してみないと...フッフッフ。
学研プラス
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