都内への北の玄関口。
埼玉県民をせき止める最前線!?
お日様の下で酒を飲んでも誰も気に留めないDEEPな飲んべえのたまり場。
そんな秘密の赤羽地帯を我らがチョートク翁と巡る7月のチョートクブラぱち塾!の舞台は赤羽!!
今回は当日の朝までどぉ〜したものかと。
というのも前日からの梅雨雨が止む気配を一切見せず...(^^;)ハハハ。
でも、天気予報では昼過ぎからはなんとか止みそうなこともいってたんで決行!となりました。
最近はフィルムカメラとコンパクトデジカメの二刀流だったんですが、傘を持っていかないわけにはいかんだろうしなぁ〜ということで、Sony α7ⅡにVoigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4とRICOH GRⅡで参加です。
チョートク翁の教えである『晴れたらライカ、雨ならデジカメ』に従う従順な信徒なのでございます...(-人-)合掌。
集合はJR赤羽駅東口の交番辺りということで。
結局お昼を過ぎても雨は止むことなく...(T^T)涙。
本日のメンバーが集まったところで、今回の『秘密の赤羽地帯』のブリーフィング開始です。
いつものコトながら初っぱなからチョートク節は絶好調(笑)
オヤオヤ、本日のチョートク翁の手持ちのカメラはパノラマカメラですな?
やはりアレを撮るため用ですかね?(笑)
この時のチョートク節でオモシロかったのは、『オーストリアの国民性で好きなのは向上心がないところ』(笑)
マジメな話もあって、『赤羽』の元は関東ローム層の赤土のハケから、『赤ハケ』、それが赤羽になったという説もあるようですね。
お陰様で脳味噌のシワがまた一つ増えましたm(._.)m
ちなみに、せっかくなんでこの日はチョートク翁御生誕72周年記念のTシャツを着ていったんですが、ブリーフィングの途中で気付いたチョートク翁から、このプリントの元になった写真の解説が始まってしまいました。
なんかみんなに注目されてお恥ずかしい限り...(^^;)ハハハ。
1976年頃に長徳先生がウィーンで撮影されたもののようとは窺ってましたが、これを撮ったカメラはキエフでレンズはジュピターとのこと。
舌が滑らかすぎたのか、40分近いブリーフィングの後、怪しい集団は行動開始です。
最初のポイントは一番街の一角のこちら!
喫茶ハトヤさん。
やってるのか潰れたのか解りませんが、室外機が新しげナンでやってんじゃなかろうか?
この物件のオモシロいのは入口が道に面して平行になっておらず、何の意味があるのか斜めになっているんですよね。
これなんで??
是非とも営業時間帯に訪れてみたいものです。
一番街の入口を入ったあたりでは、池袋の西一番街みたいなもんかね。と思ってたんですが、中に入るともはやここはラビリンスっ!?
辻々が商店街を形成していて、どこも寂れた感じがしないのです。
この人の営みを飲み込んで生きているかのような街の生命力はいったいなんなんだろ?
ザワザワしてきます...(^^;)ハハハ。
次に向かったのは高級おでん種を謳う丸健水産さん。
とにかく行列がもの凄い!?
なんでこんなに次から次へと並ぶんだろ?
お店の方の行列に対する指示も厳しそうでございます。
ちなみにこの辺は一番街シルクロードということで。
中では昔ながらのおもちゃ屋さんもしっかり営業しております。
お店の奥に生活空間である居間が垣間見られるのは昭和物件ならでは(笑)
シルクロードを出たところにあるこちらのピザ屋さん。
チョートク翁曰く、ここは昔は仏壇屋だったんだとか。
ここらでお買いモノに赴くチョートク翁。
向かうはプロの食材庫、その名も『PROMART』さん。
ここで買う豚の舌、豚タンが美味しいのだとか...(^^;)ハハハ。
チョートク翁お茶目です!お茶目すぎますっ!!
この豚タンをどうやっていただくのかお聞きしたところ、茹でて醤油を垂らすだけでも美味しいのだとか。
そんな欲望渦巻く一番街を後にして赤羽東本通りへ。
なんかずっとパラリパラリと雨が降り続いてるんですよねぇ。
止むんかいな?ホントに。
赤羽東本通りを一本入った路地を歩くと、チョートク翁お気に入りの看板が見えてきます。
ドラム・ピアノ・ベース常設というなかなかなカラオケスナック?なふれあいどんどんさんの看板。
の脇に添えたかのようなこの脱力感溢れるイラスト...(^^;)ハハハ。
なにも禿親父を書かなくてもと思わなくもございません(笑)
これが許されるのも、赤羽の懐の広さ故なのでございましょう。
この路地を進んだところに、本日の戒名が『Paris〜Akabane』である由縁が。
極東からほど遠いParisにいるはずの長徳氏が、眼前の光景を前にして思うのは『ここはAkabaneではない』という確信。
何故Parisにいながらにして極東のしかも帝都の北の玄関口を思い浮かべたのか?
その既視感はパリで名高い放射線状に伸びていく五差路。
それと極東の帝都の北の玄関口の、おそらくメインストリートでも街の中心でもないところから放射線状に伸びていく五差路の罠なのでございましょう。
五差路の罠は我々ブラぱちメンバーをも時空を越えた既視感に陥れます。
今どきあり得ないコインゲームの数々。温泉街の射的場でもない街中でこれほどの台数が今どき並んでいるなどあり得ませんっ!?
さらに進むとまたもやパリの五差路の罠がっ!?
なにゆえこんなところで放射線状に道を整備する必要があるのでしょう?
ブラぱちメンバーは思い思いにレンズを向けながら、次第に方向感覚を失っていくのです.......。
Paris〜Akabane。
我々はもはやパリに迷い込んだのかもしれません。
そんな路頭に迷うかのような世迷い言を口にする前に、我らがチョートク翁の奇妙な一言が我々を現実の世界に引き戻してくれたのです。
『赤羽にはパリだけじゃなく、小石川もあるんだよねっ!』
なにっ!?パリの他にも小石川まで存在するとなッ!?
んな馬鹿なッ!?そもそも比べる街の規模が全然ちゃうやんっ!?!?
と心の中でツッコみつつも、目を覚ましてくれた一言に感謝感謝。
翁の後を追って、五差路の一つを進んでいくとなんとっ!?
たしかに眼前に小石川が出現したのですっ!?
しかも壱番館ということは、他にも弐番館、参番館と赤羽には小石川が点在している可能性がっ!?
いったい、どれだけのモノを飲み込んで成長しているンだっ!?赤羽っ??
と、ボクの心に次第に赤羽という街への畏怖が膨らんでいくのです。
さらに進むとテレビのバラエティ番組でよく紹介されるお化け屋敷居酒屋『赤羽霊園』さん。
こんなところにあったんですね。
ってかよくそこまでしてみんなこんなところまで来るなぁ〜。
平成の谷間にヒッソリと佇む取り残されたかのような昭和物件を曲がったところにある公園で、本日最初のワークショップ。
この滑り台を前にして、急激に1/3ほど身体が縮まったっ!?とおののいたチョートク翁。
いやいや、そもそもこの遊具が昭和な遊具に比べて1/3ほど作りが大きいんですよ、と(笑)
赤羽東公園でのワークショップでは最近の遊具のサイズがデカくなったことから、独逸と日本の公共のモノに対する考えの違いからくる自己責任の話に始まり、まだフロッピーディスクだった頃のSONYサイバーショットのダイアナ妃がなくなった八月の終わりの頃の話から、メディアは信用できない、信用できるのはフィルムだけとチョートク節炸裂!
それと後半の見どころを御講話いただきましてございますm(._.)m
ということで後半戦スタート!
道中、植物の生命力の逞しさを実感する物件を発見。
この蔦の下から上へ登り往く成長への野心スゴくないですか?
こちらがお酒持ち込み禁止!な焼豚の米山さん。
放っておくと赤羽の飲んべえはなんでもありだと勘違いしちゃうんでしょうねぇ。
なかなか手厳しいと評判のお店のよう(笑)
その脇の路地がまた味わい深い!
というか、ここに限らず赤羽の脇路地はどこもかしこもフォトジェニックなのです。
JR高架下の方へ進んでいくと、赤羽にしては珍しく昭和感を感じさせない平成なブロックが。
普段見飽きているこういう光景も、昭和にどっぷり浸かった後では新鮮似見えてきます(笑)
さてさて、このJR高架を潜ったさきには、そう!あのっ!!あれだっ!!!
パリに続き、高架下を抜けるとそこにあるのはローマっ!!
いやっ、草むらっ!?ここ草ムラッ!!
逆です。左ではなく右側を見なくてはいけません。
そう!ボクらの眼前にはパリ、小石川に続き、赤羽のローマの街並みがっ!?
この辺りは、家を建てる際のカラーコードでもあるのでしょうか?
一番手前の物件に限らず、この通りの物件は大体黄色方面の同系色でまとめ上げていて、それがなんともローマ臭を醸し出しているという。
ローマといえばバチカンの城壁。
神様に一番近い壁であれば尚更、神に願いを届けたいというのが人間というイキモノでございます。
『スポンジマックス』
......意味が解りません。
上に視線を向けると、ローマなので当然のことながらそこにはローマ教皇がおわします聖ピエトロ大聖堂があるわけです。
敬虔なキリスト教徒ではございませんが、ここはアーメンと十字を切りながら先へ進むボクなのです。
あまり目立たない民家が続く中、塀の木戸が開けられている物件があったんで覗いてみると、中は不動産屋?
なんかスゴいところで営業しているな??
ゴール手前の赤羽北児童遊園で2回目のワークショップです。
ここではいつものコトながら、本日の参加者の記念撮影!
チョートク翁のパノラマカメラの脇に豚タンも写っとるがなっ!!
この日は盛りだくさんで登山も決行しております(笑)
檀家でもなんでもない我々が、おそらく眞頂院と思われる墓地に参拝しながらの赤羽の街の眺めがこちら。
なんか、Googleフォトってアップロードしとくとテキトーに組み合わせてパノラマ写真にしといてくれるのがいいですね(笑)
そんなお山の麓には。
バギーは捨てちゃいけませんっ!!
最終地点に向けて環八を渡るのですが、これが噂に名高い環八雲ってヤツですかね?
また雨のパラつき具合が上がってきました...(^^;)ハハハ。
新河岸川に向かう路地で、ブラぱち猫クラブの時間がよぉ〜やくやってまいりましたっ!!
前日から雨降ってるし、当日もパラパラと雨が降りっぱなしだったんで、猫は雨に濡れるの嫌いだから会えないだろうなぁ〜と思っていたところで、待ち構えていたかのようなキジブチさん。
しっかり撮らせていただきました。アザーーッス!m(._.)m
そして本日最後のポイント。
新河岸川にかかる文字通りの歩道橋、中の橋。
我らがチョートク翁、以前この橋が建築中の時に来たことがあるようで、最近の橋は予め作って運んで、川から持ち上げて90度回転させて、アロンアルファで接着するんだよ!
と、これがそのアロンアルファで繋げた接合部なのです(笑)
東?の方には埼玉県民を都内へ護送するJRの鉄道橋が。
新河岸川の川面を眺め、きみなに思う、チョートク翁。
基本的にはこの中の橋で解散な本日のチョートクブラぱち塾!『秘密の赤羽地帯』Paris〜Akabane。
いやぁ〜濃い!濃すぎます!!
結局ここで放り出されても帰れなくなっちゃうんで、みんなで赤羽駅まで一緒に戻ったんですけどね...(^^;)ハハハ。
かなり歩いたかと思いきやRunkeeperで計測させていたら5kmも歩いていないんですよねぇ。5km弱を3時間程度の行程でした。
しかし、これまで赤羽に抱いていた勝手な印象は、北の田舎街程度のモノでしかなったンですが、本日の3時間程度でもその印象はひっくり返った感じです。
赤羽に比べたら、池袋なんてまだまだ子供の遊び場でしかないなと...(^^;)ハハハ。
駅前の一番街のあの雑多感というか、予測不能なザワッと感や、平成の30年で覆い尽くされなかった昭和臭がいまだに根付いているしぶとさ。
それは繁華街、住宅地を問わず生活と酒に根付いた土地のDNAとなり昇華され、時代の流れとは関係なく息づいているオトナな街。
それが『秘密の赤羽地帯』なのでした。