フトした思いつきで突然始まったパクり企画!偽『東京いい道、しぶい道』!!
泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』にある通りを実際に歩いてみよう!というだけの企画なんですが、前回の池袋トキワ通り・坂下通りに続いて、もう一本ボクの生活圏内にある通りが書いてありまして。
それが雑司ヶ谷弦巻通りなんですねぇ。
せっかくの休みでも梅雨空続きで足を伸ばしづらいのもあり、身近なところで写欲を満たすために、今回は雑司ヶ谷へ向かいます。
池袋の西口からびっくりガードを抜けて南池袋へ。
いつもの池袋ネコ歩きminiの南ウィングコースだとこの交差点を真っ直ぐあずま通りに入り込んでいくんですけど、
今回は明治通りに沿って歩いて行きます。
すると本でも触れていた大鳥神社参道入口。
そういえば、まだ池袋ネコ歩きminiの南ウィングコースが確立する前はこの辺りを歩いていたなぁ〜と。
大鳥神社参道入口の脇には、オリナスふくろうの杜のでっかいタワー型物件が。
これまで気にも留めていなかったですけど...(^^;)ハハハ。
こちらは公社だの区民住宅だのと介護施設の複合施設のようですね。
その脇の道が今回のテーマである弦巻通り。
東京いい道、しぶい道の始まりです!
さっそくオリナスの敷地の端に二宮金次郎氏の像が。
なにゆえ?近所の公立小学校あたりから寄贈されたんでしょうか?
昨今は校庭に二宮金次郎はいらないとかいう奇妙な風潮な様ですから...(^^;)ハハハ。
そういえば、7月中旬は雑司ヶ谷鬼子母神の夏市や盆踊りなんですよね。
今年は夏市みられなかったぁ〜...(T^T)涙。
とにかく道なりに真っ直ぐ歩いていると、あ゛れっ!?ここ見覚えあるぞ?
ってか、この日の朝もここ通ったぞ?
となんと法明寺さんの参道前の道が弦巻通りだったんですね...(^^;)ハハハ。
そうそう!ここ朝通った!ってか翌朝散歩している(笑)
右に行くと雑司ヶ谷鬼子母神。朝通りました。
左が弦巻通り。
ということで、法明寺前の三差路を左に行くと、現代的な東京音楽大学の校舎が。
ブラぱち猫クラブの活動も忘れてはございません。
常に気配を気にしながら歩いていると、サッシの向こうから他所ン家の黒白八割れさん発見っ!?
さらに進むと、あ゛れっ!?ここもいつも歩いているぞっ!?
ってかここもこの日の朝通ったぞっ!?!?
と、大鳥神社の脇にでました。
そもそも大鳥神社参道入口から歩いたンですもんね。そりゃぁ〜大鳥神社に辿り着きますよね...(^^;)ハハハ。
その目の前は都電荒川線の踏切。
ハイハイ、南ウィングコースの際はいつも拝見している光景です(笑)
さすがに、踏切の向こう側はまだ足を踏み入れたことのない領域。
現在地の道が弦巻通り。
左の明治通りから右の首都高5号線までが今回のルートということになってます。
見知らぬ土地をワクワクしながら歩いていると、見知った店名が。
それは都電テーブルさん。
そういえば、雑司ヶ谷の方にもお店を出したって仰ってましたモンねぇ。
こんなところにあったんですね。
都電テーブルさん辺りを過ぎると商店街っぽい雰囲気がでてきます。
電柱にも雑司ヶ谷弦巻通り商友会と商店街の名前が出てくるようになります。
ここらでそろそろ。
今回の弦巻通り探訪で一番楽しみにしていたところが。
それがこちらの『雑二ストアー』!
『雄二』ではございません。雑司ヶ谷二丁目で『雑二』でございます。
でも看板を前にハァ〜ハァ〜し過ぎて過呼吸になりそうだったんで、落ち着くためにとなりのお店でブラぱち猫クラブの活動を。
ペラペラな猫でございます(笑)
この雑二ストアー、通り沿いの建物かと思いきやさにあらず。
入口は脇の小径を入ったところ。
なんと奥ゆかしいことでございましょうか(笑)
あの暗黒の口に早く吸い込まれたい衝動で血湧き肉躍っているところで、手前に紙芝居屋さんが営業の下準備中!?
スゲーな?スゲーよ雑司ヶ谷!!
そして暗黒街への入口。
雨樋も傾いちゃったりしてますが...(^^;)ハハハ。
中ではちゃんと八百屋さんが営業していたり。
観光ってなによ?旅行会社??商店街向け?
と謎のラインナップな雑二ストアー。
暗黒街を抜けた反対側の入口はこんな感じ。
昭和がたっぷりと息づいてございます。
そしてまた弦巻通りへ戻ります。
すると気になる街のパン屋さん、アカマルベーカリーさん。
なにが気になるって、わざわざ『シベリアあります』と貼り紙が。
でも、この日はすでに売り切れてしまったようで...(^^;)ハハハ。
最近大河ドラマの『いだてん』でもシベリアが出てきたり、なんかプチブームにでもなってるんですかね?
ちなみにこのサイトのページでもアカマルベーカリーのシベリアが紹介されてます。
こちらは本でも写真で紹介されていた荒木クリーニング店さん。
まだ取材当時のままで残ってます。
こういうところがいつの間にか無くなっちゃうのが再開発の怖いところなんですよね。
さらに気になる物件を発見し。
何屋なんだろ?と近づいてみると...。
美と容が剥がれちゃってますけど、ホット美容室。
もう廃業されてるんでしょね。
この辺りの弦巻通りの左側は広大な敷地が占拠してまして、それがこちらの日本女子大学寮。
なにかと中はオモシロそうなんですが、潜入したらたちまち取り押さえられそうなんで、嫌疑をかけられる前に通り過ぎます(笑)
なんか右側も高い塀に緑でここなんだろ?
と右ばかり気にして歩いていたら、すっかりランドマークの一つを通り過ぎてしまってました...(^^;)ハハハ。
それがこちらの黒板塀の『寛』さん。
『寛』の名前の通り、戦前の山窩小説で有名な三角寛の旧宅を利用した小料理屋さん。
門が開いてなくて様子が窺えなかったんで、脇の駐車場から勝手口を(笑)
建物は築90年以上という年代物だそうで。
本には角っこに立て札があるって書いてあったんだけど、このことだろうか?
ほとんど文字が見えなくなってますが...(^^;)ハハハ。
さらに真っ直ぐ進んでいたところ、ちと気になる脇道があったんで坂を登ってみると。
寂びたドラム缶にポリバケツ。さらには錆び付いた郵便ポストと。
やっぱり雑司ヶ谷スゲーなぁ〜と。
斜めになってるバラック小屋とかもいまだ現存してたりします。
弦巻通りに戻ると、こちらが寛は寛でも菊池寛の方。
いまやその痕跡は一切残っていないですが、こちらのテラス雑司ヶ谷が立っているところが菊池寛終焉の地だったようです。
いちおう旧宅跡の碑だけ残ってます。
本の最後のところの説教強盗頻発地のエピソードのところで写真で紹介されていたのがこちら。
GALLERY TAKAOということで、今はギャラリーになっているようですね。
ちかくに清土鬼子母神があると知り、せっかくなんで。
雑司ヶ谷鬼子母神よりは規模が小さい感じ。
でも雑司ヶ谷鬼子母神に祀られている鬼子母神像はもともとこの地で見つかったもののようで。
そろそろ弦巻通りの旅も終点に近づいてきました。
と気を抜きかけたところで、終点も終点のところでこんな昭和物件があったとはっ!?!?
雑司ヶ谷の昭和の根付き方もスゴいですねぇ。
まだまだ豊島区もすてたもんじゃないっ!と思い直しました(笑)
そんなこんなで、首都高5号池袋線で弦巻通りを巡る旅は終了です。
首都高5号池袋線を左に、東池袋方面へ向かい帰宅するのでした。
.........なんかここも以前歩いたことあるな?江戸川橋から池袋まで歩いた時、ここ通った通った(笑)
【3 鬼子母神裏のクネクネ川道・・・雑司ヶ谷 弦巻通り】
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