『豊島区は消滅可能性都市ですっ!』
月曜から夜ふかしで見知ったこの文言は笑えると共に衝撃だった。
2015年1月の放送だったらしいんで、当時はまだ金沢で暮らしている最中だったということだ。
実際はさらに遡ること2014年の春にこの消滅可能性都市に指定されていたようだが、池袋から金沢に引っ越していたボクにとっては他人事では無かったのである。
だって、金沢から戻るとしたらまた池袋しか考えていなかったのだから(笑)
2016年夏に2年間の金沢生活を終えて池袋に戻ると、豊島区庁舎は新たに東池袋駅の方に立派な官民合築のビルが出来上がっており、南池袋公園が整備されて、周辺のタワマンに引っ越してきた新住民がニューヨークのセントラルパークみたい!と池袋住民としては勘違いも甚だしい頭の沸き具合で呆れ果てる中、消滅可能性都市を脱却するかの如く池袋のあちこちで再開発が始まりだしたのに、なんか違和感を感じる日々なのだ。
2020に向けての再開発でもあるようなのだが、ここ数年池袋周辺の神社仏閣も含めて目にするのが、『東アジア文化都市2019豊島』の幟。
この秋の完成に向けて工事中の物件はみなこのコンセプトの元に連携して整備されているようで、もう残り数ヶ月で完成となる前に、主なランドマークの建設模様を写真に収めておこうと、朝から巡ってみた。
まずは我が池袋西口。
90年代カラーギャングのメインステージだった池袋西口公園。
現在進められているのは東アジア文化都市2019豊島開催記念事業と呼ばれるモノらしく。
今回はここに揚げられているモノを巡ることに。
池袋西口公園はギャングのステージの部分を丸々大改造中!
円形の広場に、なにやら円形の構築物を建設中です。
手前の東京芸術劇場は工事に関係なく通常営業中。
豊島区は池袋のPRアニメを配信しているらしく、この『トキワ荘』キーワードがなんか引っかかるンですよね。
だってトキワ荘って豊島区ではあるけど池袋じゃなく、南長崎だし...(^^;)ハハハ。
以前からの腐女子・貴腐人向けの乙女ロードが定着して、秋葉原、中野と並ぶオタクの聖地的なイメージと、現代漫画の聖地トキワ荘を無理繰り繋げてサブカル押しで盛り上げられないかという行政とディペロッパーの安易な策が見え隠れしてしまうのが住民不在感を感じてしまうんですよね。
なこといっても、11月には池袋西口公園リニューアルされるみたいなんで、完成を楽しみにしておきましょ。
なんかイロイロ。
トイレもアートになるみたいです...(^^;)ハハハ。
トイレといえばっ!?
次に向かったのはウィーロード。
ウィーロードもここ2年くらいひたすら工事中ですが...。
ウィーロードをなんとかする前に、トイレで思い出しましたが、ここのトイレはなんとかならんのかい?
というのも、このウィーロード入口の真上は公衆トイレ。いや、公衆便所という言い回しの方が適している物件。
ここの公衆便所も建て替えが行われて、以前に比べると臭いが多少緩和されたとはいうモノの、やはり梅雨時から残暑が収まるまではここを通る旅に公衆便所の臭いが漂ってきます。
そんな中、新しくなったウィーロードですっ!
って胸張って言われても、一度臭っ!?と思われたらダメじゃない?
池袋の西口と東口を繋ぐ通路はJR、東武、西武の地下通路以外は、北のウィーロードに南のびっくりガードとどちらもローカルな哀愁が漂う通路なんですよね...(^^;)ハハハ。
で、数年かけていまだペイント中の出来具合がこれ?
淡い色合いで埋め尽くされたデザインで左右天井と埋め尽くすようなんですが、これアリなの?
薄暗い通路でこの淡い色合いって落書きの消し残りみたいなんだけど...(^^;)ハハハ。
さらにはいちおうデザイン的なコトを考えてのこの絵なんだろうけど、それを照らす照明はなんのデザイン感も無い業務用照明のまま。
も少し、全体のコンセプト考えて細かいところまで気に掛けてよ!
誰がこれ考えたの?とこのウィーロードの件についてはいろいろとツッ込み処が満載なのです。
こんな中途半端なデザインなら、この『雑司ヶ谷隧道』のプレートを活かして、昭和初期のイメージで再構築した方が面白いのにと勝手に思っている一住民です(笑)
西口の意味不明な施設整備に比べて、東口で現在建設中の施設は商業施設がメインなんで解りやすい。
いつもの池袋ネコ歩きminiの北ウィングコースからの帰り道を反対方向から見ると、あ゛らっ!?
旧豊島区庁舎跡地に建設中のHarezaにオープンしたばかりのQ PLAZAとサンシャイン60といった新旧池袋のランドマーク揃い踏みのスポットでございます(笑)
HarezaのメインHarezaタワーはほぼ完成。いまは内装工事なのかな?
Harezaは旧豊島区庁舎と豊島公会堂の敷地に8つの劇場を有する3棟で形成される文化施設と商業施設の二つの顔を併せ持つ施設。
今後の文化都市の代表的な施設となるべく絶賛建設中(笑)
真ん中はホール棟で豊島区立芸術文化劇場になるのかな?
オイオイ、西口の東京芸術劇場との棲み分けは??
あ゛っ!?東京芸術劇場は都の施設で、こっちは区の施設ってこと?
県民ホールと市民会館の違いみたいなもんか(笑)
そんなHarezaの前は中池袋公園。
こちらも絶賛整備中!
対面にはフタ足前に開業しているWACCAが。
金沢に行ってる間にオープンしていたんで、ここって前はなんだったっけか?ととんと記憶が...(^^;)ハハハ。
このあたりの再開発の起点となった施設。
でも、住民としてはいまいち使い勝手が悪いかな。
いろはさんは美味しいけど(笑)
Harezaの建設と中池袋公園の整備は連携しているらしく、さてさて完成の暁にはどんなエクスペリエンスを提供してくれるんでしょうか?
そして最後は先日オープンしたてのQ PLAZA。
シネコンのお化けをメインに新たなランドマークの誕生ですっ!
飲食店も16店舗。池袋に似つかわしくない今どきの商業施設の華やかさがありますが...
目の前には歯抜けのような駐車場に民家。
まさに池袋らしい光景でございます(笑)
そんなQ PLAZA、我が家はまだ足を踏み入れたことがございません(笑)
といった感じで、2019年豊島区池袋は文化都市に生まれ変わるのですっ!!
といってもどうもこうも尻の座りが悪く、素直に受け入れられる気が全然しないボクなのです...(^^;)ハハハ。