前回プリズムファインダーの巻でも触れましたが、なにかと魅力的なアクセサリーをLeitzと違っていまだにお手頃価格で出回っているRollei二眼レフカメラの各種アクセサリ。
凝り性のボクとしては願ったり叶ったりなワケですが、今回はレンズ交換が出来ないRollei二眼レフカメラの最短撮影距離を縮めてしまうクローズアップレンズ、ローライナーのお話。
他のサイトでもさんざん触れられてますが、いろいろとレンズ周りのアクセサリが豊富なRollei二眼レフですが、機種によってそのバヨネットサイズが違います。
ざっくりですが、
RolleicordはBAYⅠというタイプ。
Rolleiflex 3.5FとかはBAYⅡ。
Rolleiflex 2.8FとかはBAYⅢ。
という風にローライナーもBAYⅠ、Ⅱ、Ⅲと機種に応じてタイプが分かれているんで、持っている機種のBAYタイプが合わないと装着できません。
さらにややこいのが、ローライナー自体も近接距離に応じて3タイプに分かれているという事実っ!?
ローライナー1は100cm〜45cm
ローライナー2は50cm〜31cm
ローライナー3は約32cm〜24cm
もう、これだけでややこしすぎて初心者は思考停止に陥ります。
でも、ここで踏ん張ってこそ真理の路に通じるのです。
ホントはRolleiflex 2.8F用にBAYⅢのローライナーを揃えたかったんですが、やはり人気機種のRolleiflex 2.8Fだからなのか、BAYⅢタイプのローライナーはなかなか市場に出回っていないのです。
なので、今回はRolleicord Ⅳ用のBAYⅠのローライナーを探しにっ!?
と探し出すと間もなく、BAYⅢに比べると休めのBAYⅠローライナーですが、その中でもかなり格安の物件がっ!?
なので一気にローライナー1、2、3揃い踏みなのでございますっ!?...(^^;)ハハハ。
こんな感じで、左からローライナー1、ローライナー2、ローライナー3。
横から見ると通常レンズの絞りリング、ピントリングみたいに見えますがさにあらず。
ローライナーは二眼レフカメラようなんで、当然ビューレンズ用と撮影レンズ用の二枚で一組になっているのです。
玉にビューレンズのみとか撮影レンズのみとかバラで売りに出されているのもありますが、片方だけダメになったとか無くしたとかでもない限りオススメ出来ません。
こちらが素の状態なRolleicord Ⅳ。
まずはローライナー3の撮影レンズ用をはめてみます。
素の状態と若干異なって見えることがおわかりいただけたであろうか?
そして、ビューレンズ用を装着。
こちらは注意事項があります!
まずバヨネットのはめ込みに合わせて、赤いポッチがこの位置あたりに来るようにビューレンズ用ローライナーをはめ込みます。
そして回して赤いポッチが必ずこのように上側にくるように装着することが唯一無二の注意事項!
そいうのもこのローライナーは近接撮影用のクローズアップレンズなんで、たとえばこのローライナー3だと最短で24cmまで寄れてしまうわけです。
となると当然パララックス補正をしないといけないんで、予めビューレンズ用ローライナーのレンズはパララックス補正用に傾きを設けているんですね。
なので、チャンとした位置に装着しないとワケワカな方向に補正がかかってしまうというワケなのです。
ちなみに撮影レンズ用ローライナー自信にもバヨネット機構があるワケなんで、この上からフード付けられるんかな?
と思って付けてみたら、付きました...(^^;)ハハハ。
こちらはローライナー3に付いてきた専用ケース。
Leitzと同じでこういうちょっとしたアクセサリにもこだわりが感じられるのが、独逸職人魂ですなぁ〜
そんなこんななローライナー揃い踏み!でございました。
しかしっ!?そもそもそんなに近接撮影する機会あんのかね?
正直ローライナー1さえあれば充分な気も...(^^;)ハハハ。