久々の本郷飯。朝から脳味噌を使う打ち合わせで糖分減少甚だしかったんで、ちとガッツリしたモンを食べたいなとFIREHAUSEさんを目指していたんですが...。
途中、そぉ〜いえば前から気になっていたお店が目に止まり。
そのお店は天ぷら屋さんの『天㐂(天喜)』さん。
店の入口にメニューがあったんで、じっくり見てみることに。
なにやら江戸前の天ぷら屋さんなようでございまして。
これはちと入ってみる価値はあるのではあるまいかと。
FIRE HOUSEのハンバーガーも捨てがたかったんですが、久々に天丼もよさげだよね!ということで(笑)
入店です。
お店の左側はL字のカウンターに囲まれたオープンキッチン。
敢えて逆光なテーブル席。
入る前に思っていたよりも生活感のある広々とした店内です。
そして、テーブルのメニューを眺めるとなんとっ!?
創業100年を超える超老舗だったとはっ!?!?
これは江戸前の味わいが期待できそうでございます。
テーブルの上には、梅塩とお塩。
注文すると天ぷらの揚げる音が聞こえてきます。
そして、ごま油の匂いが店内に漂ってくるのです。
そぉ〜です!これですっ!!江戸前天ぷらといえばごま油は欠かせません。
そして出てきた天丼がこちら!
今回はえびの上天丼をいただきます。
もう、見た目からして江戸前天丼ですね。
昨今のサクサクカリカリな天ぷらにタレがお上品にかかっているモノとは異なります。
揚げたての天ぷらはタレにどっぷり浸かって、丼に載せたら蓋を閉めてしばらく蒸らして、タレを衣に染みこませていただくのが江戸前天丼。
付け合わせのお新香は白菜、たくあん、きゅうり。
えびの上天丼の天ぷらは、まずはえび天大。
頭は取ってあるんで、あまり迫力はないですが、身はたっぷりと食べ応えのある一本です。
そしてこちらは二本つまみえび。
ボクは初めてお見かけしたんですが、江戸前の天ぷらでは一般的な揚げ方だったようで、小振りなえびを二本まとめてつまんで衣を付けて揚げるというスタイルが江戸前なんだそうです。
そして、江戸前天丼ならではの食感が味わえるのがこちらの貝柱のかき揚げ!
衣の表面に染みこんだタレと、蒸されてふっくらとした衣の食感が、なんかお好み焼きをいただいているかのよう(笑)
この食感は今どきの天丼ではなかなか味わえませんなぁ〜。
えび天とかき揚げだけではなんかモノ足りなかったんで、一品でいか短冊を追加...(^^;)ハハハ。
名前通りの短冊切りの厚めないかの切り身でございます。
それを最初はお塩で。いかの食感と旨みがしっかりと伝わってくるのです。
そして、残り半分は天つゆで。
いやぁ〜前から気になっていただけあって、江戸前天丼堪能させていただきました。
また一つ本郷飯開拓なのです(笑)