泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』 !
前回の『西新井 関原通り』編にて城北エリアはすべて踏破!!
さてさて、次のエリアはどこにしようか?と考えあぐねることは特にはなく...(^^;)ハハハ。
本編の流れのままに、今回からは葛飾区、江戸川区、江東区、中央区、台東区、墨田区からなる城東エリアへ!!
そんな城東エリアの第一弾は江戸川が千葉県との県境な都内最東に位置する江戸川区へ。
池袋から丸ノ内線で御茶ノ水に出て、お茶の水からは総武線で新小岩まで。
新小岩からは京成バスで瑞江駅行きのバスに乗り5つ目くらいのバス停で下車。
本一色のバス停が今回の鹿骨街道のスタート地点と本書ではなっています。
しかし、この企画を始めて以来、スタート地点に辿り着くまでこんなに時間かけたの初めて...(^^;)ハハハ。
江戸川区って東の果てなんですね。
本一色のバス停から歩き始めるとすぐ左側に光照寺。
こちらは特に触れずに通り過ぎます(笑)
とにかく区画整理されたかのような真っ直ぐな道がつづく鹿骨街道。
ちなみに、歩き始めて間もなくパラパラと小雨がパラついてきました。
が、まだ傘無しでも問題なさげなんで、先へ進みます(笑)
途中、本書に書かれている通り天神橋、菅原橋と『橋』のつくバス停が続きます。
壁画がポップなカフェがあったり。
やたらと鋭角的な建物があったり(笑)
そうこうしているうちに最初のランドマーク、松本弁天に向かう松本弁天通りが見えてきました。
路面の感じの通り、小雨とは言え馬鹿に出来ない感じになってきました...(^^;)ハハハ。
松本弁天が祀られているのは寿昌院をいう黄檗宗のお寺さん。
黄檗宗って今回初めて知りました。
臨済宗、曹洞宗といった鎌倉時代から続く禅宗と毛色が違うのは、江戸時代になってから広まっていった一派みたいですね。
そんな雨空の中でも朱色が映える鳥居に本殿が松本弁天。
この色合いがあたかも作り物みたいでキッチュ感を増し増しているみたい(笑)
ちゃんと参拝してから、謂れ書きを読みます(笑)
階上の本殿から庭を見渡すとこんな感じ。
この四方八方に伸びている棚は松なのです。
樹齢500年というこの藤棚みたいな松棚はそのなも臥竜の松。
実は、次回の篠崎街道でも同じような松が出てくるんですが、この時すっかりその松と勘違いしておりました...(^^;)ハハハ。
でも、こちらの臥竜の松も実にご立派な迫力でございます。
臥竜の松越しの松本弁天を撮って寿昌院さんを後にします。
松本弁天通りからふたたび鹿骨街道に戻ります。
道中、環七を横切ります。環七の東側ですね。
大学1、2年と西の環七沿いで生活していたんで、夜になると友だちと環七をぐるりとドライブしていた記憶が...(遠い目)。
だとするとこの高架も当時通っていたのかもしれませんなぁ〜。
環七を越えてしばらく歩くと、目の前には土手らしき雰囲気が。
もう江戸川?と思いきや、その手前の新中川にさしかかります。
そんな新中川に架かるのは鹿本橋。
とにかく『鹿』なこの地域。
本書の中でもこの地域と鹿の謂れが書かれてましたね。
「常陸国の鹿島大神が、大和国奈良の春日へお移りになる途中、お供をしていた神鹿が急病でたおれたので、村人たちがていねいに葬って祀った......」
そんな神鹿が葬られたことから鹿骨という地名になったンですね。
新中川に係留されている舟は、船宿豆やさんの舟ですかね。
船宿豆やさんと通り過ぎてしばらく行ったところで、先ほどの鹿骨の謂れ書きもあるという鹿骨鹿島神社の方に向かってみます。
鹿骨街道を左折して、こちらの道を進みます。
本書でも、この辺り一体はまだ農地が多いと書かれてましたが、ほんとに多い!?
ここ23区だよね?と自問自答していないと錯覚を起こしそうな光景が広がります。
ボクの実家近辺の方が農地少ないし(笑)
この辺りは農作物というよりも、メインはハウス栽培される園芸用の植物のようです。
肝心のしめ飾りやしめ縄の元となる束ねた藁は、まだ秋の収穫前なんで見かけませんでした...(^^;)ハハハ。
ちょいと横道の感覚で鹿骨鹿島神社を目指したんですが、予想以上に歩かされて、よぉ〜やく到着...(^^;)ハハハ。
まだまだ小雨はやむ気配がない中、参拝します...(-人-)合掌。
お社は思いのほかシンプルですね。
そしてこちらが、鹿島大神を春日へおくる途中で斃れた神鹿。
神鹿も拝見できたんで、また一本道を鹿骨街道に向かって戻ります。
そして、本書で触れられていたもっとい不動こと密蔵院へ。
こちらはもっとい不動ではなく、道沿いに置かれているえんま大王(笑)
密蔵院の本堂。こちらにもっとい不動こと不動明王が祀られています。
本堂の脇や入口にも同じモノが置かれていたんですけど、これはなんなんでしょうね?
本堂の中のもっとい不動を覗いてみると、辛うじて右手に元結がかけられているのわかります?白いヤツ。
腱鞘炎にお悩みの方はもっといを結びに来られるといいかと思います...(-人-)合掌。
ちと遠回りな寄り道をしてしまったんで、ペースを上げて鹿骨街道をさらに進みます。
本書の写真ではこちらの古民家の向こうに鹿の湯の煙突が見えているんですが......まさかっ!?
案の定鹿の湯さんは廃業されて駐車場になっておりました...(T^T)涙。
銭湯はいまやけっこうお店を閉めてしまうケースが多いですね、残念なことに。
そして当初斃れた神鹿を葬った場所が鹿見塚として神社になっています。
結構古びているのか、ちと傾きかけてますが(笑)
心の中で小馬鹿にしたのが罰が当たったのか、鹿見塚の時点で小雨が普通の雨模様に...(T^T)涙。
前の信号の向かいがファミリーマートだったんで、緊急避難です...(^^;)ハハハ。
15分ほど様子見していると、また小雨模様になったンで再出発!
なんか『牛肉』とエラい牛肉を押しているお肉屋さんの建物が気になりました...(^^;)ハハハ。
そして最後のランドマーク虹の家を確認。
そろそろ鹿骨街道のゴールです。
なんかこのインディアンスパイスのおみせ、ハラールフードバシャールさんも気になりますねぇ。
そんなこんなしていると左手に東栄信用金庫、右手にココス。
篠崎街道との交差点が鹿骨街道のゴール!!
小雨がやまず、途中で何度も新小岩に戻ろうかと思いましたが、なんとか踏破。
これまでの東京いい道、しぶい道みたいに商店街なわけでもなく、街道を史跡を巡るお散歩みたいな感じでしたが、次回はそれを上回ることになるとは、この時はまだ気付くよしもありませんでした...(^^;)ハハハ。
【11 神鹿としめ飾りの里・・・鹿骨街道】
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